【美容部員の資格】JMA日本メイクアップ検定(一般社団法人JMA)を徹底分析

こんにちは。

美容のオンラインスクールを運営するBeautyTree(ビューティーツリー)の辻堂です。

美容専門学校やメイクアップスクールに通う学生で、メイクアップアーティスト志望の方に広く知られているメイク技術の資格検定に「日本メイクアップ技術検定試験」があります。

JMA日本メイクアップ技術検定試験とは

JMA日本メイクアップ技術検定試験

国際的に活躍するメイクアップアーティストの育成を目的としたメイクアップスキルの技術検定試験です。
日本メイクアップ技術検定試験は、1級、2級、3級の3段階に分かれていて、1級に近づくにつれて、難易度が高くなります。

3級~1級まですべてにおいてフルメイクモデル(男性不可)が必要となり、モデルはご自身で準備する必要があります。
3級はベースメイク、2級は標準のプロポーションに則ったバランスフルメイク、1級は知識・カウンセリング・アドバイスを前提としたコミュニケーションとイメージメイクまでが試験範囲となっています。

日本メイクアップ技術検定試験の特徴

美容に関する資格検定は数多くありますが、ほとんどがマークシート方式の知識を問う試験であるのに対して、日本メイクアップ技術検定試験は実技の方式を採用しています。

筆記試験でもメイクアップの技術をある程度測定することはできますが、メイクは施術する相手の顔の骨格・筋肉の形や皮膚の状態によって、美しく見えるメイクの方法も異なりますので、メイクアップの技術を正しく測定するために実技の方法を採用しているのでしょう。

また、日本メイクアップ技術検定試験を受験するには、受験者自身がメイクモデルを用意する必要があります。
実技試験のため、マークシート方式の試験のような”まぐれ”とか”ラッキー”の合格はなく、ガチンコで技術を審査されます。

そのため、日本メイクアップ技術検定は、メイクアップの専門的なトレーニングを受けていないとまず合格するのは難しいでしょう。
受験者のほとんどが、美容専門学校やメイクアップスクールの学生であることも納得できます。

日本メイクアップ技術検定試験はどんな人が取得しているの?

日本メイクアップ技術検定試験はどんな人が取得しているの?

メイクアップアーティストの育成を目的とした検定試験なので、メイクアップアーティストやヘアメイクを志望する学生が多いです。
また、シュウウエムラ、MAC、NARS、ジルスチュアート、アディクションなどのメイクアップ系ブランドを志望する専門学校生も授業の一環で取得しているケースが多いです。

ただし、最近ではメイクアップアーティストという仕事自体が減ってきていて、それに応じてメイクアップアーティストを志望する学生の数も減少していることが想定されますので、今後、日本メイクアップ技術検定を取得する人の数にも影響してくるかも知れません。

日本メイクアップ技術検定試験を取得したらどうなるの?

取得した後は、メイクアップアーティストやヘアメイクの仕事、メイクアップ系ブランドの美容部員、専門学校やスクール講師など、メイク技術を生かした職業に関わる方が多いようです。
また、日本メイクアップ検定2級以上の資格を取得して、JMA認定講師の資格取得セミナーに参加して認定講師登録すると、JMA認定講師として専門学校等での対策セミナー講師や検定試験の試験官をすることができます。

ただし、何度も言いますが、最近ではメイクアップアーティストという仕事自体が減ってきているため、日本メイクアップ技術検定の資格が、どこまで就職や転職にアドバンテージとなるかどうかはわかりません。

というのも、日本メイクアップ技術検定が発足した約15年ほど前は、百貨店の化粧品カウンターや発表会等のイベントに専属のメイクアップアーティストが立てば、化粧品が売れるという時代でした。
なので、メイクアップ系ブランドでは、メイクアップアーティストを積極的に採用してきたし、メイクアップアーティストを目指す学生や社会人も数多くいました。

でも、現在はかなり様相が違ってきています。

なぜなら、インターネットが普及したことにより、プロのアーティストのメイク動画がいつでも無料で閲覧できたり、セルフメイク関連の書籍なども発売されていて、スキンケアやメイクの専門的な知識や技術はプロだけのものではなくなりつつあります。

その結果、一般生活者はアーティストが参加する店頭イベントに行く回数も減り、アーティストがいても売り上げは大して伸びなくなり、化粧品メーカーはアーティストを大幅に減らしているのが現状です。

日本メイクアップ技術検定試験は美容部員の仕事に役立つの?

日本メイクアップ技術検定試験は美容部員の仕事に役立つの?

日本メイクアップ技術検定資格が美容部員の仕事に役立つかどうかはブランド次第になります。
ただ、一つだけ言えることは、この検定資格の目的はメイクアップアーティストの育成がメインになりますので、美容部員の中でもアーティスト色の強いブランドの仕事で活かすことができるでしょう。

さらに、もう少しだけ現実的な話しをしますと、メイクアップ系ブランドの美容部員になっても、お客様へメイクする機会はそれほどありません。
特に入社1年未満の新人時代はほとんどないと思った方がいいでしょう。

なぜなら、メイクアップ系ブランドのアイテムは、スキンケアアイテムよりも単価が低く、たくさん販売しないと売上・利益が伸びない構造になっているからです。
それは人気ブランドになればなるほど顕著で、限られた接客時間の中で、いかに多くの人に販売できるかがチーム・個人の目標になってくるので、店頭ではお客様へフルメイクして差し上げるほどの時間的な余裕はないのが現実です。

そのため、高いレベルのメイク技術を習得したとしても、販売現場ではその技術をなかなか活かしきれないことがあるかも知れません。

日本メイクアップ技術検定試験まとめ

日本メイクアップ技術検定は、メイクアップアーティストやヘアメイクといったメイクをすることが仕事の職業には、必要な資格になるかも知れません。

ただし、近年、メイクアップアーティストやブライダルなどのヘアメイクの仕事は減少しており、日本メイクアップ技術検定の資格取得が就職や転職にどれだけアドバンテージがあるかどうかはわかりません。

資格はあくまで取得する目的があってはじめて意味を持つので、何のために資格を取得するのか、社会的な動向も踏まえて、取得を検討してみるといいでしょう。

この記事をかいた人

2002年大学卒業後、インテリジェンス入社。人材派遣の営業を担当後、@cosmeを運営するアイスタイルに入社し、美容部員専門の求人サイトを立ち上げ、2015年アイスタイルキャリアを設立、代表取締役社長に就任。全国の美容専門学校や短大にて就職アドバイザー、化粧品検定顧問を務める。2018年に美容部員専門のオンラインスクールと人材紹介事業を行う株式会社タレンタップを創業。これまで就職・転職支援してきた美容部員は1000名を超える。コスメ検定1級、ほめる達人検定3級取得。