新卒採用の面接で
と聞かれて、何を質問すればいいのか困った経験はありませんか?
事前に準備をしていなければ、質問は意外と浮かんでこないもの。今回は面接官から高評価を受ける質問例を紹介します。
逆質問は、面接官に刺さる質問ができれば、能力や志望度の高さをアピールすることができるチャンスです。これから美容部員の面接に参加する方は、ぜひ参考にしてください。
逆質問の落とし穴
美容部員の採用面接、特に最終面接や個人面接ではこの逆質問が必ず聞かれます。
実は、この質問には大きな落とし穴があります。
学生の心境としては、面接はもう終わったと思って、ちょっと気が緩み、
「社員の皆さんの有給消化率はどれくらいですか?」
と聞いてしまう人がいます。
「面接はもう終了しました」と面接官は言ったけど、実は面接は終わっていません。むしろ、この逆質問こそが面接で一番重要な時間かも知れません。
面接官は「もう面接は終了しますが…」と言って、応募者を油断させて、応募者の本音を見抜こうとしているからです
「面接に関係のない事ですが」という前置きがあったら、それは要注意です。
面接に関係のない質問こそ、面接にもっとも関係のある質問だったりするからです。
つまり、ほかに何か質問はありませんか?の質問の本当の意味は
と聞いているのです。
それなのに、福利厚生や有給休暇、産休や育休について質問するということは、面接で志望動機を色々熱く語っていたけど、結局は仕事よりも休みや週末の事しか興味がない人だなと思われてしまいます。
面接では好印象だったのに、逆質問で失敗して評価がひっくり返る人がいます。
一方、評価は微妙だったけど逆質問で敗者復活を果たす人もいます。
逆質問の目的を理解できずに「特にありません」と答えてチャンスを捨ててしまう人もいます。
逆質問は面接のクライマックスです。気を抜かずにあなたの熱意を全力で伝えましょう。
逆質問する時は面接官の名前を~さん付で呼ぶとよい
面接官は、面接の冒頭に自分の名前(苗字)を名乗ります。緊張のあまり、名前を聞き逃しがちですが、名前をしっかりと覚えておきましょう。
面接官は、店頭での接客をイメージしながら面接をしています。お客様が来店されたときに名前を伺ったら、その後は名前で呼ぶのが鉄則です。
だからこそ、美容部員の採用面接でも、面接官が名前を名乗ったら、その後は面接官を名前で呼ぶようにしましょう。
面接官に高評価を受ける定番の質問10選
では、どのような逆質問をすれば、あなたの能力や熱意の高さが面接官に伝わるのでしょうか。面接官に刺さる具体的な逆質問を紹介します。
■会社に対する興味の高さをアピールする質問
この逆質問では、その会社の魅力を実際にそこで働く社員の声を聞くことができます。オススメなのは、志望度の高い企業には必ずこの質問をすることです。企業によって、やりがいに感じることは異なりますし、逆質問の回答内容を比較材料に使うとより精度の高い会社選びができるでしょう。
実際に仕事をする上でのやりがいについて、実際に働く社員の声を聞くことができます。美容部員の仕事のやりがいはどこも同じように見えて、実は会社によってバラバラです。その会社のリアルな声を聞くことで、企業のカルチャーや働く社員の人柄なども見えてきます。
これは相手によっては生意気と思われてしまう可能性もありますが、鋭い質問なので、会社に対する本気度が伝わるでしょう。この質問に的確な回答できる会社は、現場レベルの社員でも自社の課題をしっかり認識できているため、優秀な社員がいる会社でしょう。逆に的外れな回答しかできない会社は危険信号なので、この質問は優良企業を見抜く目的でも使えます
■仕事に対する本気度をアピールする質問
これは「御社に入社したら絶対に活躍したいのでそのヒントを教えてください」という意味の質問なので、入社意欲や仕事に対する本気度をアピールできます。また、その会社がどんな基準で美容部員を評価しているのかが分かるので、自分に合った会社を選ぶ目的にも使えます。
これも「私が新入社員で御社に入社したら、期待に答えたいので、そのヒントを教えてください」ということを聞いているので、入社意欲や真剣さをアピールできます。また、企業が期待しているものと自分の考えがマッチするかどうかも判断できます。
面接官が優秀な人でないと、生意気な学生と思われてしまう可能性もありますが、その会社の社員は自社の商品を愛しているのかどうかが分かります。的外れな回答をする会社は危険信号でしょう。また、この質問は「その会社の社員にウケのよい志望動機を考える上でのヒント」が得られますので、1次面接で質問できるとベターです。
美容部員を志望する学生には、憧れやイメージだけで企業を選ぶ人が多く、「美容部員になったあとをどこまで具体的に描けているか」は志望動機を判断する上で重要なポイントです。この質問をすることで、あなたの美容部員の仕事に対する真剣さをアピールできるでしょう。
働く目的や成長することを真剣に考えているとアピールできます。また、面接官の回答内容から、社員が成長を実感できれいると感じたなら、魅力的な会社かもしれませんし、逆に面接官がなんとなく実感なさそうだったり、ありきたりな話しかできない場合は要注意です。
この質問は「あなたの仕事に対する視点の高さ」「企業の面接官の能力を見極めようとする意識の高さ」をアピールできるでしょう。優秀な社員は、自社を成長させるためのヒントを他社からも盗もうとしていて、高い視点を持っているものです。も面接官の回答がイマイチならば、他社から何も学ばない意識の低い会社かもしれません。
これは内定を意識した質問になりますので、最終面接前にすると効果的でしょう。入社するまでの期間を無駄にせず、何かを学ぼうとするあなたの成長意欲がアピールできます。
おわりに
参考になりましたか?
逆質問は、面接を受ける学生の志望度を判断する目的もありますが、学生の質問内容によっては面接官に良い印象をアピールすることができるチャンスでもあります。
必ず説明会や面接、人事面談などの前には、熱意をアピールできる質問を用意してから臨みましょう。
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