イプサ(IPSA)の美容部員の選考対策│面接官に刺さる志望動機と内定の秘訣

イプサ(IPSA)の美容部員の選考対策│面接官に刺さる志望動機と合格の秘訣

イプサは、資生堂のアウトオブブランドとして設立された化粧品メーカーです。オリジナルの美容法を一緒につくり上げていく「レシピの共創」をコンセプトにスキンケアに強みを持ち、若い女性から年齢を重ねた女性まで幅広い年齢層に支持されています。

イプサはカウンセリングに力を入れており、専用の肌診断機器をもとにお客様一人ひとりの肌状態を数値化して、肌に最適なスキンケアを提案しています。また、オンラインでの販売にも積極的に取り組み、商品を販売するだけでなく、オンラインカウンセリングシステムも業界に先駆けて導入しています。

現在、イプサは国内でもメジャーなスキンケアブランドとして、全国の主要百貨店や化粧品専門店を中心にブランド展開しており、美容部員を目指している学生で、肌に悩みを持った経験がある人ならイプサ(IPSA)というブランド名は一度は聞いたことはあるでしょう。

イプサの2020年度新卒採用では、50~100名程度の新卒社員を採用する予定です。イプサ(IPSA)の新卒採用HPや選考を受けた学生の体験談を参考に、イプサの求める人材像や選考のポイント、面接官に刺さるであろう志望動機について、考察していきます。

イプサ(IPSA)の内定の秘訣

イプサでは「レシピの共創」をテーマに、お客様一人ひとりとしっかり向き合い、カウンセリングを通じて、お客様オリジナルのスキンケアのレシピを作成することを接客の根幹に位置付けています。

つまり、イプサの美容部員には、どのような年代のお客様にも良い印象を与える雰囲気と、相手の話を丁寧に聞いて信頼関係を構築できる聴く力が求められます。

したがって、イプサの採用選考では、個性よりも万人ウケする清潔感や誠実さがあるかどうか、面接官の質問の意図を的確にくみ取ることができるかどうか、この2つのポイントを評価していると考えられます。

イプサを志望する人は、この2つのポイントを意識しておきましょう。

イプサ(IPSA)の新卒採用の選考スケジュール

イプサの新卒採用選考スケジュールは、他の化粧品メーカーに比べてかなり早い段階からスタートします。2019年卒の内定者の体験談によると、2018年3月末~4月上旬にはすでに最終面接を終えていたようです。

現在、イプサの採用選考に参加している学生からの情報をもとに判断すると、2020年度新卒採用選考スケジュールは昨年と比べて1か月ほど遅くなっている可能性があります。

■2020年度新卒採用選考スケジュール予測

選考段階 日付 選考内容
エントリー開始 2019年1月 WEB
本選考説明会 2019年1月24日 会社説明会
書類選考 2019年2月24日 ES
筆記試験 2019年2月下旬 WEBテスト(玉手箱?)
1次選考 2019年4月上旬 集団面接
最終面接 2018年4月下旬~5月上旬 個人面接

(参考)■2019年度新卒採用選考スケジュール│短大生・女性・19年卒

選考段階 日付 選考内容
エントリー 2018年1月上旬 WEB
説明会 2018年1月下旬 会社説明会
1次面接 2018年2月下旬 集団面接
最終面接 2018年3月下旬 個人面接

イプサ(IPSA)の求める人物像

イプサの新卒採用HPには、求める人物像として、以下のようなメッセージが記載されています。

「レシピの共創」を通じてお客さま(心友)と長期的な信頼関係を築くことができる人

冒頭で説明した通り、スキンケアという商品の特性上、若い人ばかりではなく、いろいろな年齢のお客様が来店します。また、メイクアップと違って、つけたその日に効果が出るわけではありません。スキンケアに強みを持つイプサでは、幅広い年齢のお客様と、長期的な信頼関係を作ることができる人を求めていると言っています。

また、そのためには以下3つの要素が大事だとメッセージに書いてあります。

・傾聴力・発信力があり、課題解決のために自ら動くことができる人
・向上心が高く、チームで成果を出すことに意欲的な人
・ブランドイプサに自信と誇りをもち、美容のプロとして、未来のイプサをリードしていける人

選考基準そのままですね。この3つの要素を、細かく5つに分解すると、傾聴力、発信力、向上心、チームワーク、イプサ愛になります。この5つの要素を持っている人がイプサの求める人物像ということです。

傾聴力

傾聴力とは単に相手の話を耳で”聞く”ことではなく、耳と心で聴くことを意味しています。つまり、心で聴くので、あいづちを打ったり、口だけでなく目で返事をしたり、表情で相手に気持ちを表現したり、共感することが大事です。

発信力

発信力とは、お客様の悩みをお聞きしたら、解決するための商品とその理由を的確に提案する必要があります。つまり、それは自分の考えや意見を相手にしっかりと発信することができるかどうかです。

向上心

向上心イプサが扱うスキンケアの商品は、メイクやフレグランスなどに比べて即効性がありません。そのため、「なぜこの商品がいいのか」「その理由はなぜか?」を説明してお客様に納得してもらう必要があります。

そのためには、皮膚の構造や肌悩みのメカニズム、睡眠や生活習慣など身につける知識は広範囲になります。しかも、新卒入社した若い社員には、まだ経験したことのない肌悩みを持つお客様が来店します。

そんな時、正しい知識を持っているかどうかでお客様からの信頼は大きく変わります。だから、イプサ(IPSA)では、新しいことや自分の知らないことをどん欲に学ぶ姿勢、つまり向上心を持っているかどうかを見極めているのでしょう。

チームワーク

会社HPでイプサの社長が「社員が幸せでないとお客様を幸せにできない」と語っています。つまり、スタッフ同士で数字を取り合う、お互いが自己主張しかしないなどチームがギスギスした状態では丁寧な接客はできないということです。

普段、皆さんもお店に入ったら「あれ?このお店ってなんか雰囲気良くないな。スタッフ同士、あまり仲良くないのかな」と感じることはありませんか?

イプサではそんな雰囲気にならないよう、スタッフ同士がお互いを思いやるようなチームを大切にする人材を求めています。

イプサ愛

美容部員がイプサのファンでなければ、新しくファンを作ることはできません。どれだけ丁寧に傾聴しても、豊富な知識があっても、論理的な提案をしても、美容部員がイプサを好きでなければお客様は買ってくれません。

だから、イプサでは、イプサに愛を持つ人材を求めています。

この5つを自己PRや志望動機を通じて、アピールすることが重要です。

イプサ(IPSA)の選考基準と対策

イプサ(IPSA)では、『傾聴力』『発信力』『向上心』『チームワーク』『イプサ愛』を選考基準にしています。

傾聴力、発信力は、面接対応で判断されますので、面接官の目を見て、表情豊かに会話することを意識しましょう。
向上心、チームワークは、学生時代に頑張ったことを通じて、目標達成のために努力した経験をアピールしましょう。

部活、バイト、ゼミ、趣味など、あらゆる活動はすべて自己完結することはなく、必ずチームの仲間や第三者との関係の上で設立していますので、学生時代に頑張ったことを書くときは、チームの仲間や第三者との関係にフォーカスしたエピソードにすると良いでしょう。

イプサ愛とは、イプサの志望動機です。会社HPや採用HPに書いてある情報をもとに、あなたが魅力に感じたキーワードを拾って、魅力に感じたことと、なぜそれに魅力を感じたのかの2点を整理して、イプサ愛をアピールしましょう。

イプサでは世代を超えたつながりが重要

スキンケアブランドは、幅広い年代のお客様をターゲットにしています。イプサの美容部員になると、20代の若いお客様もいれば、40~60代の年齢のお客様もいます。若い美容部員からすると、母親や祖母と同じくらいの方もいるわけです。

そのような世代を超えたお客様と信頼関係を構築するには、美容部員が自分の人生で同じように両親や祖父母、親類等と世代を超えた深いつながりを構築できたかどうかが重要になります。

だから、イプサのESや面接では、世代を超えた人とのつながりを表すエピソードを入れておくことが重要です。

2020年度用|イプサ(IPSA)の志望動機サンプル

イプサ(IPSA)の2020年度新卒採用のエントリーシートには、志望動機を聞かれる設問がありました。ビューティーツリー編集部で添削したエントリーシートの中で、模範的な志望動機を多少アレンジしたものをご紹介します。

■イプサ(IPSA)志望動機

私は美容を通じて人に笑顔を届ける仕事がしたいと考えて、貴社の美容部員を志望します。私は高校時代にニキビで肌に悩みを持った経験からスキンケアに興味を持ちました。当時、母と訪問した百貨店で接客をしてくれた美容部員から、洗顔の大切さを教えてもらい、お手入れの方法を変えたところ、徐々にニキビが治まり、全く気にならなくなりました。私の肌がキレイになるのを隣で見ていた母も、私の体験をきっかけに、スキンケアを丁寧に行うようになりました。結果、母の肌もどんどんキレイになり、母の表情もイキイキとしてきて、その母の姿を見てさらに父も喜び、イキイキとしていました。美容は人に笑顔を生み、その笑顔はさらに周りの人を笑顔に変えていく力があると思います。私はこの経験を通じて、美容で人に笑顔を届けて、たくさんの人をイキイキとした表情に変えていきたいと思います。

世代を超えたつながりのアピールがポイント

母親や父親、祖父母など、身近で世代を超えたつながりをアピールすることが大事です。また、スキンケアを通じて、人の人生を豊かにしたり、笑顔にしたり、幸せにしたりすることに貢献したい、という他人を思いやる気持ち(チーム、傾聴などに通ずる)もアピールできるといいでしょう。

イプサ(IPSA)の選考を受けた学生の体験談

イプサ(IPSA)の選考を受けた学生の体験談
1次面接│短大生・女性・19年卒

【選考形式】
・形式:集団面接
・時間:30分くらい
・学生:4人
・面接官:2人
・服装:私服

【面接の雰囲気】
・面接官に40~50才くらいの男性1人と女性1人で、面接の前に「言葉につまっても大丈夫だから、落ち着いて自分の言葉でお話ししてくださいね。」という声がけがあり、とてもおだやかな雰囲気でした。

【質問内容】
・入社後のあなたのキャリアイメージは?
・今日の服とメイクとヘアスタイルのポイントを教えてください。(私服面接だったため)
・普段、どのような手段で化粧品や洋服の情報を得ていますか?
・質問や伝えたりない事があれば1分以内にどうぞ

<ロールプレイング>
質問の後、自分の愛用している化粧品を面接官におススメするというロールプレイングを行った。

この体験談を見ると、イプサの2019年度新卒採用の1次面接では、自分の愛用するコスメを面接官に提案するロープレがあるようです。即興だと相当ハードルは高い課題ですが、事前に準備をしておけばそこまで難問でもありませんので、愛用コスメは何か、なぜそれを愛用しているのか、何が魅力なのか、の3つは整理しておきましょう。

ちなみに、イプサに限らず、その他の化粧品メーカーでも「おススメのコスメは何?」「なぜそれが好きなの?」「魅力をアピールしてみて」と質問されることはよくあることなので、しっかり対策しておいて損はないでしょう。

2次面接│短大生・女性・19年卒

【選考形式】
・形式:個人面接
・時間:15分
・学生:1人
・面接官:2人
・服装:私服

【面接の雰囲気】
・面接官は50才くらいの男性2人で、1次よりは改まった雰囲気でした。面接会場のドアの外で待機している時に人事の方が話しかけてくれて、緊張を少しでも和らげようとして下さいました。

【質問内容】
・自己紹介と志望理由をまとめて
・学生時代、一番頑張ったことは何か
・アルバイトについて詳しく聞かれた
・あなたはイプサで何ができるか、何をしたいか
・なぜイプサにしたのか、他のブランドとの違いは何か
・伝え足りない事があれば1分で

【ポイント】
・1次面接に比べて、じっくりと話を聞いてくださいました。自分が話した事についてより深く聞かれるので、伝えたいこととセットで自分の中で事前に整理しておくとよいと思います。

2次面接になると、志望動機はかなり突っ込まれるようです。なぜイプサなのか、他のブランドと何が違うのか。イプサに入社したら自分のどんな強みが生きるのか、このあたりは自分の考えをまとめておきましょう。

また、最後に「伝え足りない事があれば1分で」という質問があります。これは、本当に伝え足りない事を聞いているのではなく、「最後に1分あげるからアピールする?しない?」と聞いています。つまり、最後の1分を使ってでもアピールして御社に入社したい、という志望度を伝える質問なので、「特にありません」といった瞬間、第一志望ではありませんと宣言しているようなもの。キレイな言葉でなくてもいいので、イプサに対する想いを必ずぶつけましょう。

おわりに

おわりに

イプサの面接では、最低限、万人ウケするメイクや清潔感のある身だしなみを意識しましょう。また、面接官の話をしっかり聴くこと(耳だけでなく、あいづち、目、表情など心で聞くこと)、相手の質問に対して自分の意見や考えを整理してしっかり発信することが大事です。

自己PRでは、何か目標達成に向けて努力した経験や、チームに貢献したエピソードを用意して、向上心とチームワークをしっかりアピールしましょう。志望動機では、世代を超えたつながりをアピールできるとベストです。

イプサの新卒採用の面接では、志望動機がかなり深く聞かれます。当たり前ですが、『なぜイプサなのか』『イプサでどんな美容部員になりたいのか』『イプサとほかのブランドとの違い』といったことは聞かれる可能性が高いのでしっかり対策しておきましょう。

また、2019年度新卒採用の1次面接では、自分のおススメのコスメをアピールするロープレ試験がありましたので、こちらも事前に対策しておくと良いでしょう。

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この記事をかいた人

美容部員専門の就職転職対策サイト「ビューティーツリー」編集長/元日本化粧品検定顧問/戸板女子短期大学非常勤講師/インテリジェンス元営業/アイスタイルキャリア元社長