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美容部員の新人教育とは

美容部員の新人教育とは?

美容部員に転職したら入社後にどんな研修があるのでしょうか。そもそも、一人前の美容部員になるためにはどんな知識やスキルが必要なのか、ざっくりまとめてみました。

美容部員に必要な知識・スキル

美容部員に必要な知識・スキル
未経験で美容部員に転職した場合、美容部員に必要な知識・スキルを身につけるには、最低でも1か月は必要になります。フェイシャル・スキンケアに関する知識、色彩理論やメイクアップの技術、接客マナーやカウンセリング技術といった基礎知識・スキルと、入社した会社が持つブランドの商品知識とセールストークなどを学ぶ必要があるからです。特に、ブランド数やアイテム数が多い会社になると、それだけで相当な時間が必要になるでしょう。

美容部員経験者なら、別のブランドに転職したとしてもスキンケアの知識やメイクアップ技術、販売方法は理解しているので、商品知識さえ学べば問題ありません。ただし、完全なる未経験者の場合、基本的な知識に加えて、商品知識やセールストークまで身につけるには、1か月でも足りないくらいです。また後でお話ししますが、未経験者を一人前の美容部員にちゃんと育成しようとすると相当な時間がかかります。ただ、時間をかければかけるほど、教育にコストがかかるし、「早く人を入れてほしい」という販売現場からのプレッシャーもあり、実ほとんどの会社では育成にそこまで時間をかけられていないのが実情です。

美容部員の新人教育研修で学ぶこと

商品知識やセールストークマニュアルを除いて、基礎知識・スキルには大きく分けて、a)フェイシャル・スキンケア、b)メイクアップ、c)接遇マナー・販売技術の3つに分かれます。

a)フェイシャル・スキンケア
・肌の基礎知識(皮膚、爪、毛髪、汗腺、皮脂の機能や構造、働きなど)、肌タイプ別の特徴と対策、皮膚の症状やトラブル、お手入れ・スキンケア、化粧品の正しい知識と使い方、化粧品使用時のトラブルと対応方法について

b)メイクアップ
カラー・色彩理論、メイクアップ化粧品の知識と技術(ベースメイク、口紅・グロス、チーク、アイメイクアップなど)

c)接遇マナー・販売技術
接客の基本動作、マナー、敬語、カウンセリング技術など

教育には時間がかかる美容部員

教育に時間がかかる美容部員
これまで説明してきた通り、未経験で美容部員になったスタッフを一人前に育てるには、最低でも1か月かかります。その上、ブランドごとの商品知識やセールストークを学ぶとなると、さらに半月以上はかかるでしょう。ただし、美容部員になるのに特に資格は必要ありません。美容師ならば美容師資格が必要になるため、美容室ではスタッフ全員が必要最低限の知識やスキルを持っていますが、美容部員には資格が要らないため、全員が同じ知識を持っているとは限りません。だから、化粧品メーカー各社の教育方針や体制、研修にかけられるコストなどによって、育成するレベルはかなり変わってきます。

例えば、RMK(アールエムケー)では、人材教育への意識が非常に高く、新入社員研修は地方合宿センターにて缶詰で約3週間程度行います。これは、先ほど申し上げた美容部員の育成には1か月以上かかる、という期間に対して若干短く感じますが、他の化粧品メーカーの新人教育と比べれば長いほうです。そんなRMKでも、しっかりとコストと時間をかけて徹底的に育てたにも関わらず、店頭配属後、知識やスキル不足でついていけず、辞めていく人もいるくらいです。研修でしっかりと覚えたとしても、店頭でお客様を目の前にしたプレッシャー等で、忘れてしまったり、りゅうちょうに説明できなかったり、学んだ知識やスキルを活かすことは簡単ではないようです。

未経験者で美容部員に転職するなら、スタートが肝心

美容部員に転職するならスタートが肝心
化粧品メーカーによっては、新人研修を1週間弱で終わらせて、すぐ店頭には配属するケースもあります。その場合、スタッフが身につけているのは商品知識とセールストークくらいです。そのため、商品知識の前提にある皮膚やメイクアップの原理原則を理解できていないので、お客様から深い質問をされてしまうと、何も答えられなくなるケースもあって、行き詰まりを感じて辞めていく人がかなり多いです。何度も言いますが、美容部員という仕事は資格がいらないため、誰でもなれる職業です。そのため、化粧品メーカー各社も必要な知識やスキルを必ず教えなければならないかというと、そうではありません。結果、各社教育の考え方や期間もバラバラで、未経験で入社した人が苦労することになるのです。

未経験で美容部員に転職する上で重要なことは、いかに安心してスタートを切れるか、ということです。そのためには、化粧品メーカーの人材教育に対する考え方や実際の研修期間などをしっかりと見極めて、転職先を選ぶべきでしょう。ただ、どのメーカーも採用したらできる限り早く戦力化したいので、余裕のある研修期間を設定しているところはほとんどありません。研修期間中に覚えなければ…というプレッシャーも相当なものなので、不安を感じる方は、転職前のタイミングにでも、オンラインスクールとか通信講座などで事前に基礎を勉強しておくとよいでしょう。あらかじめ勉強しておけば、転職後の研修でも周囲よりスムーズに適応できるようになりますし、同期入社者よりも知っていることはご自身の自信にもつながるでしょう。

この記事をかいた人

2002年大学卒業後、インテリジェンス入社。人材派遣の営業を担当後、@cosmeを運営するアイスタイルに入社し、美容部員専門の求人サイトを立ち上げ、2015年アイスタイルキャリアを設立、代表取締役社長に就任。全国の美容専門学校や短大にて就職アドバイザー、化粧品検定顧問を務める。2018年に美容部員専門のオンラインスクールと人材紹介事業を行う株式会社タレンタップを創業。これまで就職・転職支援してきた美容部員は1000名を超える。コスメ検定1級、ほめる達人検定3級取得。