化粧品専門のラウンダーの仕事とは?ラウンダーになるためには?

化粧品専門のラウンダー

化粧品専門のラウンダーとは

ラウンダーとは、スーパーやデパート、化粧品専門店やドラッグストアの化粧品売り場を巡回して、商品の陳列を整えたり、ポップなどの販促ツールを貼ったり、店頭に立って商品PRを行ったりする仕事です。また、化粧品売り場の自社製品の陳列状態や販売状況、同じ棚に置かれた競合他社製品の状況などを調べて報告したり、販売店舗側へもっと売ってもらうための企画を提案したりします。

基本的にラウンダーの扱うブランドは、化粧品専門店やドラッグストアの陳列棚に並んでいるセルフのブランドで、週2~3回のペースで1日にだいたい4~5店舗を巡回するのが一般的です。

 

なぜラウンダーが必要なの?

ラウンダーがしっかりと取引先の店舗をフォローできれば、販促ツール等で商品が埋もれずしっかりと来店客へアピールできたり、自社の商品を店頭のより良い場所に置いてもらえたりすることで、売上アップにつながるからです。

というのも、ラウンダーは店頭で販促ツールを貼ったり、陳列整理するだけでなく、化粧品メーカーの営業的な役割も担っています。

巡回する販売店舗の店長やフロアマネージャーへ、自社の商品をもっと目立つ場所に置いてもらえないかといった交渉も行います。ラウンダーがしっかりと店舗を巡回して販売店側と良好な関係を築くことができれば、自社にとってより有利な売り場を確保できたりするので、セルフブランドの化粧品メーカーでは常時、優秀なラウンダーを探しています。

 

化粧品専門のラウンダーになるには

化粧品専門のラウンダーになるには、転職エージェントに相談したり、求人サイトを見て応募するのが一般的です。googleで「ラウンダー 求人」で検索すれば、ロレアルパリやドクターズコスメのラウンダーなど、自社の募集求人やラウンダーの派遣求人が表示されます。興味のあるラウンダーの求人を見つけたら、さっそくエントリーしてみましょう。

ちなみに、ラウンダーはずっと同じ店舗に勤務するのではなく、複数の店舗を巡回するスタイルで仕事をするので、百貨店や専門店の美容部員のように人間関係に煩わされることも少なく、美容部員経験者からは非常に人気の仕事です。いろんな店舗を回って、さまざまな人とコミュニケーション取りたいという方には向いているでしょう。

そもそも募集枠自体もそこまで多くないので、人気なのに少ないということで、求人サイトでは稀に募集がかかることがあります。もしラウンダーの業務に興味関心のある方は、販売職に特化したような人材会社に問い合わせてみるのが早いかも知れません。

 

この記事をかいた人

大学卒業後、大手人材会社パーソルキャリア入社。その後、@cosmeを運営するアイスタイルに入社、人事部、社長室、メディア事業部、子会社社長を経て、2018年に美容業界専門の新卒対策メディアを運営する「ビューティーツリー」を創業。