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美容部員の就活対策!ブランド別のエントリーシート・志望動機の徹底対策

ブランド別のエントリーシート(ES)を書くコツと具体例

美容部員の就職活動は、3月下旬~4月上旬に向けて、エントリーシート(ES)の提出がピークを迎えます。

ESは、書き方のコツさえわかれば、企業問わず、サクサク書けるのですが、コツが分からないと、時間がかかるうえ、面接官の心に刺さらないESになってしまいます。

ES選考は対策をしっかりすれば、余程のことがない限り100%通過できます。今回は2020年度新卒採用で化粧品メーカー各社の実際のES内容をもとに、ESを書くコツを紹介します。

ちなみに、2020年新卒採用より資生堂やディオールのように、動画ESを導入している会社もありますが、基本的な考え方としては動画ESだろうが、WEBESだろうが、紙でもすべて同じです。

ESの目的と役割

資生堂、ポーラ、コーセー、アルビオン、エキップ(RMK)など、人気ブランドではエントリー数は1万件を超えるところもあります。本来、どの企業もすべての学生に会ってから採用を決定したいと思っていますが、そんな時間はありません。

もしあなたが企業の採用担当者だったら、どうしますか?

恐らく、何らかの方法を用いて、ミーハーな受験者ではなく、志望度の高い本気の学生に絞って会おうと考えませんか?

企業も同じです。そして、志望度の高い学生に絞る方法の一つとして、ESを利用します。

つまりESは

ミーハーだったり、本気ではない学生を落とすための足切りツール

です。

逆を言えば、

ESで応募者の本気度が相手に伝われば100%通過する

ということです。

まずは企業がESを用いる目的とESの役割を理解しておきましょう。

ESは最終選考でも使われる

それでは、ESが足切りツールなので、ES選考を通過してしまえば、ESはそこで役目終了だと思ってしまいますが、本当にそうでしょうか。
実は、ESは最終選考に至るまで、履歴書とともにずっと残り、面接で使用されます。

そして、

ESで高い評価をもらっていると、面接で多少失敗したとしても、ESは非常に良かったので、残しておこう

ということで、救われることがよくあります。

だから、志望度の高い会社のESは、極力丁寧に書くようにしましょう。

ESを書くコツ

さて、ESの具体例に入る前に、ESを書くコツを3つ紹介しておきます。

1.結論から書く

新卒採用のピーク時は、面接官は1日に100件以上のESを読みます。私が人事時代は1日に最大2⑤0件読んだこともあります。

それだけのESを読み続けると、面接官はどんな心境になるでしょうか。

ESを細かく丁寧に読む時間も気力もなくなります。

そして、読みたくないESは読まずに、読みたいと思うESだけに目を通すようになります。

読みたくないESはどんなESなのか、それは、

最後まで読まないと何を書いているか分からないES

です。

だから、面接官がパッと見て、何を言いたいのかわかるESを書く必要があります。つまり、結論から書くことが重要です。

ESを書く順番は

「結論→理由→具体的なエピソード」

です。

この3つを過不足なく書いていれば、ESで落ちることはまずないでしょう。動画も同じです。

2.たくさんのことを書かない、絞って書く

たとえば、皆さんの知人が飲食店を開いたとしましょう。

知人に「どんなお店なの?」聞いたら、

「ラーメン、チャーハン、餃子、酢豚、天津飯などなんでもある中華料理屋」

と言われても、イマイチイメージは湧きません。

でも、「火を噴く麻婆豆腐がウリのお店」と言われたら、辛さにこだわりがある中華料理屋なんだとイメージできますよね?

つまり、ESに書くテーマを絞り込んだら、書く範囲は狭くなりますが、その分、深みを出すことができます。

面接官がESを読むのは、たったの1分くらいでしょう。その短い時間で相手の印象に残るためにも、何でもかんでもアピールするのではなく、とことん絞って深みのある内容を書きましょう。

3.具体的に書く

抽象的な言葉がやたらと多いESは、読んでいてもイメージできないし、あまり楽しくありません。

ESに

「御社の美容部員さんは私に多角的な提案をしてくれたのでとても印象的でした」

と書いてあったりすると、

多角的ってなんだろう?
なんかよく分からない言葉だなあ。
どうせ、ほかの項目もわかりづらいんだろうな。

と思って、読み気が失せてしまいます。

御社の美容部員さんは私に化粧品のことだけでなく、普段の食事や睡眠といった生活習慣についてもアドバイスをくれたことがとても印象的でした

と書いてあるほうが、途中で「なぜ?」と立ち止まることなく、スムーズに読むことができます。

抽象的な表現は、相手の読む流れを止めてしまいます。できる限り、具体的な表現を使って、スムーズに読めるようにしてあげましょう。

2020年卒新卒採用のESの具体例と書くコツ

それでは、実際に企業のESの内容をもとに、書くコツを紹介していきます。

■ポーラ(POLA)の2020年新卒採用のESから考える書くコツ

Q6.あなたはポーラという会社をどのように理解していますか。(ex.他社比較したときのポーラの魅力など) ※200字以内

この設問から、人事の言いたいことを読み取ると

ポーラの会社研究をしっかりとやること、その上で、他社と比較して、ポーラの魅力を教えてください。

ということでしょう。

つまり、これは志望動機を聞いています。だから、ポーラの会社や採用HP、商品、ブランドのコンセプトなどを調べて、あなたがポーラに魅力を感じる点を見つけましょう。

ちなみに、他社との比較…とありますが、本当に他社を調べて比較すると膨大な時間がかかりますので、ここはうまくスルーしましょう。

志望動機を考える上で、ヒントになる情報は、大体採用HPに掲載されています。

では、ポーラの場合はどうでしょうか。採用HPのスペシャルコンテンツには、以下のメッセージが記載されています。

ポーラはポーラ社員を VALUE CREATOR(驚きと感動のクリエイター)と定義し、人材育成にあたっています。VALUE CREATOR が創りだす価値は、化粧品を創り、商品をお届けするのではありません。化粧品の枠を越えて、お客様やビジネスパートナー、社員同士においても、新しいことに対して一歩踏み出す勇気やまだ見ぬ自分との出会いや自信を与えることができる瞬間や体験を創ることを目指しています。このような価値を創造するためには、同じメンバーとの同じ仕事を繰り返しや、前例主義にのっとった発想・行動の中ではなしえません。社会の動向に目を凝らし、お客様を含め、すべての人の「ありたい姿、なりたい姿」を想い描いていく「共感力」とモノゴトの本質を見極め、豊かな発想をもって、0から1を生み出していく「創造力」が必要です。

これは、志望動機のネタになる情報が満載ですね。

要約すると、
ポーラはこれまでの慣習や前例を踏襲した発想や行動をするのではなく、豊かな発想力を持って0→1を生み出す人材を求めている
と書いてあります。

これを参考に、具体的な回答例として

新しいことにチャレンジする
豊かな発想力で新しい価値を生み出す

といったポーラの価値観や姿勢を持つ会社と理解していると書くといいかもしれません。

そして、ポーラが新しい価値を生み出したり、チャレンジしたりするエピソードを探します。

具体的には

リンクルショット:日本初承認※2のシワを改善する薬用化粧品
ホワイトショット:1998年、業界初の「ルシノール®※2」を配合した薬用美白化粧品

あたりが調べると出てきます。この商品のストーリーを根拠に説明すると、すっきりした文書が書けるかもしれません。

このようにして、会社HPや採用HPの情報を探して、ストーリーを作っていきましょう。

では、次の設問に進みます。

Q7.ポーラのBC(ビューティーコーディネーター)として実現したい夢は何ですか ※200字以内

これも、志望動機を聞いています。
大事なのは、単なる夢ではなく、”ポーラのBCとして”という言葉が入っていることです。

当然、ポーラが目指していることと、あなたが実現したい夢は一致している必要があります。

では、ポーラが目指していることを調べてみます。

2019年度のビューティーコーディネーターの採用サイトには、

Love
「一人ひとりの人間を尊重し、愛あふれる関係を築く」
創業者の鈴木忍が妻のために作ったハンドクリームからポーラは始まりました。一人のために何ができるのかを思い続け、お客さまを美しくすることがポーラの使命。ビューティーコーディネーターは、どこまでも真摯にお客さまと向き合い、お互いに高め合いながら良好な関係を築いていきます。それがポーラの考えるLoveです。ポーラではそのLoveを、全国の老人ホーム・病院を訪れてエステやメークなどを行う「美容ボランティア」や「子宮頸がん啓発活動の支援」など、さまざまなアクションによって発信しています。

と書いてあります。

これはポーラが美容部員に求めていることで、目指していることの一つです。

つまり、「人と真摯に向き合い、愛溢れる関係を築くこと」が、あなたの実現したい夢と方向性が一致している必要があります。

あなたの過去を振り返り、愛溢れる関係や誰かのために真摯に行動したエピソードがあれば、そのエピソードを添えて、ストーリーを作るといいでしょう。

ポーラの過去の応募者の志望動機を見る

ポーラ(POLA)の新卒採用の対策・体験談

■イプサ(IPSA)の2020年新卒採用のESから考える書くコツ

◆志望動機について教えてください。
イプサという会社のどのようなポイントが、あなたに合っていると感じましたか?弊社の
採用HP、採用パンフレットや説明会の内容、また店頭のレシピストの働く姿・店頭の雰
囲気を参考にしながらイプサという会社、従業員、商品の特徴などを踏まえて 400 字
~500字で自由に記述してください。

この設問は、ポーラのQ6と聞いていることはほぼ同じです。

つまり

イプサのどこに魅力を感じたか?その理由を教えてください

と聞いています。志望動機ですね。

ただし、イプサの場合は、HPなどから情報を参考にして書きなさいと丁寧に説明していますね。

それでは、イプサのHPやパンフレットの情報を見てみましょう。

イプサの採用HPのミッションには、以下のようなメッセージが記載されています。

・私たちは、「For youの精神」*でお客さまの隠れた肌悩みの声にも耳を傾け、驚きと感動を与えるカウンセリングに結び付けます。
・For youの精神: おもてなしの心、あなたのために役に立ちたいという気持ちを持つこと。
・私たちは、イプサの進化と成長のため、どんなことについても率直に提案、傾聴、論議し、正しい選択を創意工夫しながら実現します。
・私たちは、進化し成長するために、自ら考え失敗を恐れずに行動します。また、会社は挑戦的な活動を尊敬し、応援します。
・私たちは、常に成長する機会を生かして能力を最大限に発揮し成果を出します。

まさに志望動機を考える上での重要な情報が満載ですね。

要約すると

・お客様に真摯に向き合って、一人ひとりの接客を大事にします
・人のためになりたいという気持ちを大切にします
・仲間と真摯に向き合って信頼関係を大事にします
・新しいことにチャレンジすることを奨励します
・常に学ぶ姿勢を持って、成長し続けます

と言っています。

この5つの中で、あなたが大事にしていることがあれば、1つ選択しましょう。

そして、大事にしていることを表すエピソードを根拠に、志望動機のストーリーを作成しましょう。

まとめ

上記の通り、志望動機やどんな美容部員になりたいかの回答を考える上で、ヒントになる情報は採用HPに掲載されていることが多いです。

そのため、ESを書く際には、まず企業の採用HPを見て、

・その会社はどんな美容部員を求めているのか
・自社の美容部員に何を求めているのか(=会社が実現しようとしていること)

の2点をしっかり把握しましょう。

そして、その2点を軸に、自己PRや志望動機、なりたい美容部員の像を考えていきます。あとはそれを実践したエピソードを過去から探して、ストーリーを設計していきます。

この一連の方法が分かれば、エントリーシートを書くのはとても簡単になります。そして、面接官が求めるものとズレのない内容のESが書けるようになります。

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この記事をかいた人

大学卒業後、大手人材会社パーソルキャリア入社。その後、@cosmeを運営するアイスタイルに入社、人事部、社長室、メディア事業部、子会社社長を経て、2018年に美容業界専門の新卒対策メディアを運営する「ビューティーツリー」を創業。