【美容部員の就職対策】自己分析編/目的を知ることが自己分析をマスターするコツ

【美容部員の就活対策】自己分析編

こんにちは。ビューティーツリー編集長の辻堂です。就職活動中の学生の誰もが一度はつまづく自己分析。なにをすればいいの?振り返っても何も見つからないんだけど…。

実は、自己分析は目的がないまま取り組むとドツボにはまります。逆に目的がハッキリしていれば、とてもスムーズに進みます。今回の記事では、自己分析の目的とは何かについて、明らかにしていきたいと思います。

 

自己分析の目的

さっそく、本題に入ります。就職活動で自己分析をする目的は何でしょうか。

結論を先に言います。自己分析の目的は、自分のこと(性格、特徴、得意・不得意など)を理解して自分のことを誰かに説明するためのエピソードを見つけることです。

自己分析でやること

・自分のこと(性格、特徴、得意不得意など)を理解する

・企業に自分のことを説明するためのエピソードを見つける

新卒採用面接では、あなたは面接官に「私は魅力的な人間です。だから私を採用してください」とアピールする必要があります。だから、自己分析を通じて、自分のことを理解して、他人に説明するためのピソードを見つける作業をするわけです。

 

自分のこと(性格、特徴、得意不得意など)を理解する

自分の過去を振り返り、自分にはどんな強みがあって、どんなことに興味を持っているのか、将来どうなりたいのかをエピソードとともにしっかり理解しましょう。

なぜ、自分自身を深く理解する必要があるのかというと、どうせ就職するなら、自分がワクワクしたりイキイキする仕事をしたほうがハッピーですよね?また、企業側の気持ちとしても、イヤイヤ仕事をやってもらうよりは、ワクワクイキイキ仕事をしてもらったほうが成果につながるだろうし、一緒に働くメンバーもハッピーです。

だから、自分はこれまでの人生で、どんなことにワクワクしてきたのか、どんなことにイキイキしてきたのかを振り返り、自分や就職先のために理解するわけです。

 

企業に自分自身を理解してもらうためのエピソードを探す

採用面接では、相手に自分のことを理解してもらい、魅力に感じてもらうことがゴールです。そのためには、自分のことを面接官にしっかりと理解してもらう必要があるわけです。でも、人の内面、性格とか好き嫌いとか、こういったものは目に見えません。また、たった30分の面接で理解するのは非常に難しい。

だから、あなたの内面を裏付けるエピソードが必要なんです。「私は●●な人間です。なぜなら、過去にこんなことがあったからです」と過去のエピソードと一緒に説明すると、相手は理解しやすくなります。また、このエピソードはあまりに昔の話だと、信頼性に若干欠けてしまうので、できる限り中学生や高校生、大学や専門学校でのエピソードで説明できるようにしておきましょう。

 

自己分析の方法

では、ここから自己分析の方法について、具体的に見ていきましょう。

人生には、いい時もあれば、悪い時もあったと思います。それを一本の曲線で表現してみましょう。

自己分析 バイオリズム分析

上記の図のように、自分の人生を横軸の線に例えて、線の上を+(プラス)、線の下をー(マイナス)とします。調子が良かった時は+に、調子が悪かった時はーとした場合、あなたの自洗はどんなグラフになりますか?実際に紙に書いてみましょう。

これまで1000人を超える就職活動生の就職支援をしてきましたが、どんな人でも人生に+とーの両方が存在しています。そして、+とーの頂点にあるタイミングにあなたの魅力が発揮されているケースがほとんどです。

 

ー(マイナス)の頂点にはあなたの挫折とそれを乗り越えた経験がつまっている

ー(マイナス)の頂点には、過去の思い出したくない苦しい出来事があると思います。でも、この前後の経験にはあなたが苦しい状況になった時にどうやって乗り越えたのかの体験がつまっています。

このー(マイナス)の体験を通じて、以下3つを考えてみてください。
・なぜ苦しい状況になってしまったのか
・何が実際に苦しかったのか
・どうやって乗り越えたのか

 

<例>不登校になってしまった経験を例に考えてみます。

・なぜ苦しい状況になってしまったのか→学校に行く目的が分からなくなって、急に行きたくなくなってしまった。
・何が実際に苦しかったのか→何事にもやる気が出ず、つまらない日々を過ごすことが辛かった。
・どうやって乗り越えたのか→クラスの友人が優しく声をかけてくれたことがきっかけで友人のためにも学校に行こうと考えた。人生、いつも目的が用意されているわけではなく、自分で見つけることが大事だと気づいた。これからも、どんな小さな目的でもいいから自分で目的を見つけて、前向きに取り組んでいきたいと思う。

 

このように、3段階で分析すると、スムーズに整理できるかもしれません。大事なことは経験から学んだことを具体化させて、面接でしっかりとアピールできるようにしておきましょう

これからの人生、これまでと同じように、調子がいい時もあれば調子が悪い時もあります。それは仕事でも同じ。就職後、あなたが苦しい状況になった時にどのように乗り越えて頑張っていくかを企業の面接官はすごく知りたいです。採用面接では苦しいことを乗り越えた経験を必ず聞かれますのでしっかり整理しておきましょう。

 

+(プラス)の頂点にはあなたの成功体験がつまっている

+(プラス)の頂点の前後には、あなたの成功体験がつまっています。最もあなたが輝いていた時期です。この前後にはあなたの強みが発揮されているはずです。

この+(プラス)の体験を通じて、以下3つを考えてみてください。
・いい状況になった理由はなんですか?
・この経験があなたにとって+なのはなぜですか?
・そこで発揮されたあなたの強みはなんですか?

<例>バイトでリーダーになった経験を例に考えてみます。

・いい状況になった理由はなんですか?→毎日、遅刻もせず、土日も積極的にシフトに入り、店長から信頼されたのでリーダーになることができたと思う。
・この経験があなたにとって+なのはなぜですか?→高校生でリーダーを任されることはほとんどなく、人から信頼された経験がとても嬉しく、自信にもつながったから。
・そこで発揮されたあなたの強みはなんですか?→当たり前のことをコツコツ努力できるのが強み。学校の活動でもバイトでも手を抜かず、任されたことをしっかりやり抜きます。

 

いかがでしょうか。あなたの強みは見えてきましたか?ここで重要なことは、あなたはどんなことに充実感を覚えるのかその充実感を得るためにどんな強みを発揮するのかをしっかり整理することです。

「あなたが充実感を覚えること」とは、あなたにとって仕事のやりがいです。働く目的とも言えます。つまり、人から信頼されたり、感謝されるために働くということです。先ほどのケースで言うと、「人に信頼される」ことにやりがいを感じて、そのためにコツコツ努力して頑張る人です。

例えば、そのような人が美容部員になったら、お客様や店長や周囲の仲間から信頼されるために、当たり前のことを手を抜かず、コツコツ努力できるということをアピールできます。「あなたの働く目的は何ですか?」「あなたの強みは何ですか?」面接官がよく聞いてくる質問です。しっかりと整理しておきましょう。

 

自己分析編まとめ

自己分析は、必ず目的をもって取り組みましょう。目的なく、ただ漠然と自分の過去を振り返っても、あなたの強みやアピールしたいエピソードを見つけることはできません。

しっかりとした目的を持って取り組めば、自己分析はこの記事で紹介している「バイオリズム分析」だけで十分です。バイオリズム分析を通じて、+(プラス)とー(マイナス)に振り切れた時期を振り返り、あなたが苦しい時期に学んだこと、あなたの成功体験を通じて得たやりがいとそのために発揮したあなたの強み、を整理しておきましょう。

なかなか学んだことが見えない、やりがい、発揮した強みは本当にこれでいいのかな?といった不安がある場合は、就職課の先生や同僚に相談してみましょう。Beauty Treeの就職・転職相談でも、LINEで無料相談を受け付けていますので、不安があればお気軽にご相談下さい。

 

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この記事をかいた人

大学卒業後、大手人材会社パーソルキャリア入社。その後、@cosmeを運営するアイスタイルに入社、人事部、社長室、メディア事業部、子会社社長を経て、2018年に美容業界専門の新卒対策メディアを運営する「ビューティーツリー」を創業。