こんにちは。ビューティーツリー編集部のライターchanmihoです。
美容部員になりたいけど、知識もないしそもそも自分に向いているかもわからない・・・そんな人のために、元美容部員が実際に働いて感じた、美容部員に向いている人の素質について紹介します!
人の話を聞く姿勢を持っていること
美容部員は化粧品の販売員。自社商品を販売し、売り上げに貢献することが仕事です。しかし、ただ商品に詳しいだけではなかなか購入につながりません。化粧品コーナーのカウンターには、肌のトラブルを抱えた人、悩みを改善したい人、自分に似合うメイクをしたいと考える人などが自分に合う商品を求めてやってきます。そこで必要なのはお客様の話をしっかりと聞く力です。
肌トラブルを起こしている方からは、普段使用している化粧品の種類や、スキンケア方法のヒアリングを行い、間違ったケアをしていないかを聞き出す必要があります。伺った話の内容をもとに、悩みの原因を特定し、数多くある商品の中からピッタリのものを提案するのです。
化粧品なんてなんでもいい、という人はわざわざカウンターには足を運びません。無人のドラッグストアに行けば誰に何を言われることもなく簡単に買い物ができます。しかし、わざわざ美容部員のいるカウンターに相談しに来てくださったということは、なにか改善したいことがあり、私たちのアドバイスを求めているから。
お客様のお悩み改善、それを商品の売り上げにつなげるためには「聞く姿勢」が非常に重要です。
常に勉強熱心な姿勢を持っていること
美容部員という仕事は、知識のアップデートが日々必要になる仕事。美容業界の流行の流れは速く、その時々で旬なアイテムや美容成分に詳しい必要があります。最近では美容に関する情報は雑誌以外でも得ることができるようになり、気になる成分は個人でも簡単に調べることができます。
過去に美容部員として勤務していたころ、「フラーレン」という特定の成分が配合されているお客様が来店され、どういう成分なのか、これh他ブランドの商品と比べてどのようにいいのか、似ている成分ではこんなものがあるけど・・・と質問攻めにされたこともありました。美容に興味のある方では、プロ並みの知識を持っている方もいらっしゃいます。そういったお客様でも納得させられるように、日々勉強を重ねて新しい知識を取り入れようとする姿勢は大切です。
感謝と一歩先の気遣いができること
美容部員に限らずすべての接客業に当てはまりますが、他ではなく自分から化粧品を購入してくださったお客様に対して、感謝と気遣いの気持ちは必須です。他のお店で買い物したものをまとめて包装して差し上げたり、雨の日はビニール袋をかけて差し上げる小さなことも重要です。メイク直しのご提案や、新色リップのお試しなど、こちらからおすすめすることで喜ばれることも多くあります。
接客における感動体験は、相手が思いつかなかった一歩先の気遣いから起こります。こういった行動や声掛けが日常的にできるといいですね。
几帳面さ、整理整頓の意識
美容部員として頭髪や身だしなみのマナーは言うまでもないことですが、コーナーの中も常にきれいであることが求められます。狭いコーナーの限られた収納で納品される商品をストックする整理整頓の心、店頭のサンプル台を常にきれいな状態に保ち、お客様の目に触れても不快感がないようにする気遣いが必要です。
お客様のお顔にタッチアップする際も、ファンデーションやパフ、メイクブラシやコンシーラーが手元でぐちゃぐちゃになっては不細工です。物をきれいに、丁寧に扱う心掛けが必要ですね。
お客様を想う気持ちがいちばん大切!
いろいろと紹介しましたが、根底にあるのは来店されるお客様を想う気持ち。美容部員として勤務してからも、よりいっそう大切になりますよ!