適性検査で絶対にやってはいけないたった1つのこと

こんにちは。化粧品・美容業界の就活クチコミサイト「ビューティーツリー」の辻堂です。

最近、「適性検査で落ちることはあるのですか?」と聞かれます。

答えは?というと、ズバリ「YES」です。適性検査で落ちる人はいます。企業が適性検査で何を見ているのか。これを理解しておかないと、適性検査で落ちることがあります。

今回は、企業が適性検査を実施する目的と、適性検査で絶対にやってはいけないたった1つのことについてお話しします。

企業が適性検査を実施する目的

化粧品メーカーなどの美容系企業が、美容部員やエステティシャン、受付などのスタッフを新卒採用する場合、適性検査を実施する目的はシンプルに1つです。

それは「絶対に採用すべきではない人材を明らかにするため」です。

では、絶対に採用すべきではない人材って、どんな人なのでしょうか?

一般的に受付や店舗スタッフ職を募集する企業が絶対に採用すべきではないと考える人材とは、ズバリ「嘘をつく人」です。

 

企業は嘘をつく人を
なぜ採用したくないのか

「嘘をつく人」とは、自分をよく見せようとしたり、自分の非を認めたがらない人です。

ミスしても虚偽の報告をしたり、誰かのせいにして、自分の責任を誰かになすりつけてしまいます。職場にそんな人が1人でもいたら、周囲は疲れてしまいますし、現場のチームワークは崩壊します。

だから、企業は高いお金を払ってまで適性検査を実施して、「嘘をつく人」を見抜きたいと思っています。

適性検査で絶対にやってはいけない
たった1つのこと

「嘘をつく人材」を企業は採用したくないということから、適性検査でやってはいけないことは「嘘をつくこと」です。

適性検査では、受験者の性格や特性と一緒に、正直かどうかを測定した信頼度を算出してくれます。この信頼度が非常に重要で、仮に信頼度が「低い」という結果が出た場合、それまでの面接評価が高かったとしても、その候補者は一発NGとなります。

ちなみに、私が人事をやっていた頃は、信頼度「A〜E」の5段階で表示され、D以下は原則NGとしていました。

だから、適性検査を突破する秘訣は何か?と聞かれたら、回答はシンプルに「正直に答えること」です。

「自分の弱点を見せるとマイナスになるのではないか?」と思う人もいるかもしれませんが、適性検査に限って言えば、答えは「ノー」です。むしろ、正直にマイナス面を見せることで、素直な人材という評価になり、プラスに働きます。

ただし、企業も「嘘つきかどうか」を必死で見抜こうとするため、自分をよく見せようとしたくなるイヤ〜な質問をしてきます。それに引っかからないように気をつけましょう。

注意が必要な質問

嘘つきを見抜くための質問パターンはさまざまありますが、注意が必要な質問例をご紹介すると

「どちらかというと後ろ向きな人間だ」
「物事を深く考え、行動するのが苦手だ」
「慎重になりすぎて行動できないことがある」

などがあります。

これらの質問は自分を良く見せようとする心理をついたものであり、これらの質問にどのように解答するかで虚偽を見ています。

「後ろ向きな人間だ」という質問には、Noと解答してポジティブさをアピールしたくなりますが、他の質問で後悔することがあるとか、ネガティブな傾向にあると診断されていたら、嘘をついていると評価されます。つまり、1つの質問だけではなく、その他の全ての質問と合わせて判断されますので、最初から最後まで一貫して「素直に解凍する」ことが重要です。

 

絶対に「Yes」と
答えてはいけない質問

適性検査では絶対に「Yes」と答えてはいけない質問があります。それは「一度も~ない」、「絶対に〜ない」などの強い否定の言葉が入った質問です。

よくあるケースとしては

「これまで一度も嘘をついたことがない」
「一度も人の悪口を言ったことがない」
「絶対に不満は口にしない」

などです。

大小問わず、嘘をついたことがない人などいません。また、悪口を言ったことがない人も極めて稀です。それなのに、YESと解答したら、嘘をついていると判断されて、信頼性は大きく下がります。
「一度も~ない」の形式で出題される質問には、安易に「YES」と解答しないよう注意しましょう。

適正検査対策のまとめ

適性検査で絶対にやってはいけないたった1つのことが「嘘をつくこと」であるなら、適性検査を突破するために必要なたった1つのことは、「正直に解答すること」です。

自分の弱みを突かれるような、イヤ〜な質問をされたとしても、正直に解答した方が評価が高くなることを信じて、嘘をつかずに正直に解答しましょう。

正直に解答したのに適性検査を突破できなかったなら、それは企業が求める性格とあなたの性格がシンプルに一致しなかっただけですので、むしろ合わない会社に入社しなくて済んだと前向きに捉えて次の選考に目を向けましょう。

この記事をかいた人

大学卒業後、大手人材会社パーソルキャリア入社。その後、@cosmeを運営するアイスタイルに入社、人事部、社長室、メディア事業部、子会社社長を経て、2018年に美容業界専門の新卒対策メディアを運営する「ビューティーツリー」を創業。