【美容部員×転職】オススメの転職時期とその理由

美容部員に転職するならいつがベスト?

こんにちは。美容のオンラインスクールを運営するBeautytree(ビューティーツリー)の辻堂です。

私たちが提供するBeautyTreeの無料転職支援サービスで、よく登録者の方から「美容部員へ転職するにはタイミングとしてはいつがベストですか?」とよく聞かれます。100社以上の化粧品メーカーへ人材を紹介する中で、実際に時期によって選考通過率が変化していました。

当然、採用計画は毎年変化するため、正確なことは言えませんが、私の経験から、ベストな時期はいつなのか、ご紹介したいと思います。

化粧品メーカーは新卒採用にシフトしている

化粧品メーカーは新卒採用にシフトしている

近年、化粧品メーカー各社の美容部員採用は新卒採用がメインになりつつあります。なぜなら、最近では中途採用では母集団を集めることが難しく、一括採用ができる新卒採用の方が、圧倒的に効率的だからです。また、中途で採用した場合、採用した人が前職で事務職を経験していたりすると、美容部員にくらべて事務職の方が給料がよく、肉体的にも精神的にもプレッシャーが少ないことの方が多いです。

美容部員に転職した後にちょっと辛いことがあったりすると、「私に美容部員に向いてない」という理由ですぐに退職してしまうケースがあります。
実際には新卒と中途には大した差はありませんが、新卒の方が長続きすると人事は考えてしまう傾向にあります。

また、新卒採用だと一斉入社になるため、その後の導入研修やフォローアップ研修なども一斉に実施できるため、教育効率も良くなります。
こういった理由から、美容部員の採用を新卒にシフトしていると思われます。

 

新卒採用にシフトすると年末年始が苦しくなる

新卒採用にシフトすると年末年始が苦しくなる

化粧品会社や専門店では、採用を新卒にシフトすると、年末年始には人員不足で苦しくなるケースが多いです。なぜなら、新卒採用では、年間の退職するであろう社員の数を想定して多めに人材を採用します。

しかし、人事部では離職率を低く見る傾向にあり、毎年決まって4~6月は人員超過になり、12月頃になると人員不足で戦力がダウンになる傾向があります。また、最近では新卒採用を行ったとしても、定員割れは当たり前で、目標の人数を確保することができず、年末を待たずに戦力ダウンになってしまう会社も多々あります。そういった理由から、年末年始に人員不足で苦しむ会社がほとんどです。

 

中途採用を強化するのは7月と10月と1月

新卒採用にシフトすると年末年始が苦しくなると言いましたが、新卒社員の退職が多いのは、入社後の新卒研修が真っ只中の6月だったりします。なので、そもそも新卒採用が定員割れをしていて、かつ6月に大量に退職したりすると、人員補充のために7月に中途採用を行う会社が多いです。

また、年末になると人員不足が深刻になり、クリスマス商戦や年末年始のセール等を考慮して積極的に中途採用を行います。こういった背景から、化粧品メーカー各社は7月、10月、1月というタイミングで中途採用を積極的に開始します。

 

美容部員に転職するなら年末年始が狙い目?

美容部員に転職するなら人員不足が深刻化する年末年始が狙い目?

近年、化粧品メーカーはどこも慢性的な人員不足のため、新卒にシフトしたとしても、継続して中途採用を行っています。しかし、あえてその中でも狙い目があるとしたらいつなの?と聞かれると、やはり人員不足が深刻になる年末年始の時期になるかと思います。

実際に、私が転職を支援した方のケースで言いますと、国内大手通販メーカーの美容部員職へ応募したNさんが、6月に応募したところ結果は書類選考でNGでした。一旦は諦めましたが、同じ年の冬に求人を見つけて、再度応募したところ、スムーズに面接に進み、無事内定が出たという事例がありました。

基本的に化粧品会社の人事採用担当者は、採用する人材にブレがないよう、一定の採用基準を設けて選考に取り組んでいますが、人員不足が深刻化すると、販売現場からのプレッシャーも激しくなり、採用基準も通常よりは甘くなってしまうケースもあるのでしょう。また、採用基準が甘くなったからと言って、1月前後の入社者がマッチしない人材かというと、むしろ新卒よりパフォーマンスが高いというケースもあって、必ずしもそうとは言えません。

美容部員に転職を考えていて、今すぐ転職する必要がない方は、化粧品メーカー各社が深刻な人員不足を迎える時期に応募すると、書類選考や面接がスムーズに進むかも知れません。

 

  • ビューティーツリーの公式LINE

 

この記事をかいた人

大学卒業後、大手人材会社パーソルキャリア入社。その後、@cosmeを運営するアイスタイルに入社、人事部、社長室、メディア事業部、子会社社長を経て、2018年に美容業界専門の新卒対策メディアを運営する「ビューティーツリー」を創業。