こんにちは、ビューティーツリー編集部です。
大学生、専門学校生など2019年4月入社予定の内定者に、「1次面接で聞かれた質問」を聞いてきましたので、対策とセットでご紹介します。
これから美容部員の採用面接を控えている人は必ずチェックしておきましょう!
美容部員の新卒1次面接でよく聞かれる質問20選
最初に質問を一気に紹介します。その後、簡単な解説を入れていきます。
- 学生時代に頑張ったこと(学業、学業以外)
- 販売や接客のアルバイト経験
- 過去の挫折経験とどうやて乗り越えたか
- 自分の長所と短所、短所の改善方法
- 美容部員を目指した理由
- 数ある化粧品メーカーの中で当社を志望する理由
- 店舗見学の感想、気づいたこと、改善点
- 当社のカウンセリングを受けたことがありますか?その感想を教えてください
- 当社の化粧品で愛用しているものを教えてください
- 普段使っている化粧品メーカーとその理由
- 当社以外の化粧品で愛用しているものとその理由
- 最近気になっている化粧品
- あなたが基礎化粧品を買うときの判断基準はどんなところですか?
- 肌荒れはありますか?アレルギー体質ではないですか?
- 希望の配属店舗(百貨店、専門店、ドラッグストアなど)はどこですか?
- なぜインターンシップ/アルバイトした企業に就職しないのか
- あなたが美容部員に向いている理由
- 女性の職場でうまく仕事をしていく秘訣は何だと思うか?
- 美容部員とはどんな仕事だと思うか
- 普段、どこで化粧品を買っていますか
質問20選の解説をする前に
それでは、これらの質問について解説する前に、
なぜ面接官がこのような質問をするのかの理由について説明します。
面接官は、選考を受ける学生が美容部員に必要な能力を持っているどうかを見極めるために面接をします。
それでは、美容部員に求められる能力とは何でしょうか。
美容部員に求められる能力とは
ざっくり4つに分けて、
人間力、技術力、チームワーク、コミュニケーション力です。
■人間力
また会いたいと思う明るさ、素直さ、誠実さなどです。面接で質問して判断するというよりは、第一印象や会話を通してイメージを形成していくものでしょう。
■技術力
新卒には一部のメーカーを除き、技術は求めません。ここでは、学習意欲の高さや主体性、積極性、努力ができるなどが該当します。これは学業やそのほか過去取り組んだ経験、業界・企業研究姿勢などを質問して判断します。
■チームワーク
美容部員は必ずチームで仕事をします。そのため、これまでのチームでの役割や経験を通じて、協調性や対人関係構築力などを判断します。
■コミュニケーション力
高額な化粧品を販売するためには、顧客が納得のいく提案をする必要があります。そのため、面接官は「当社の化粧品についてどう思いますか?」とか、「普段使っているブランドはどこ?なぜか理由も」という感じの質問をして、納得のある回答ができるかどうかで判断しています。販売員としての適性を見極めているのでしょう。
この4つの能力に加えて、以下「志望動機」も求められます。
■志望動機
すぐ辞めないかどうかを判断するために、「美容部員になるのは本気なのか?」「当社のことを真剣に考えているのか?」といった質問で志望度の高さや本気度を判断します。
これら4つの能力の有無と志望動機を判断するために、面接官はあれこれ質問をします。
では、さっそく、さきほどの20個の質問はどの目的に分類されるか細かく見てみましょう。
質問20選の分類と解説
- 学生時代に頑張ったこと(学業、学業以外)
- 販売や接客のアルバイト経験
- 過去の挫折経験をどうやて乗り越えたか
- 自分の長所と短所、短所の改善方法
- 美容部員を目指した理由
- 数ある化粧品メーカーの中で当社を志望する理由
- 店舗見学の感想、気づいたこと、改善点
- 当社のカウンセリングを受けたことがありますか?その感想を教えてください
- 当社の化粧品で愛用しているものを教えてください
- 普段使っている化粧品メーカーとその理由
- 当社以外の化粧品で愛用しているものとその理由
- 最近気になっている化粧品
- あなたが基礎化粧品を買うときの判断基準はどんなところですか?
- 肌荒れはありますか?アレルギー体質ではないですか?
- 希望のチャネル(百貨店、専門店、ドラッグストアなど)はどこですか?
- なぜインターンシップ/アルバイトした企業に就職しないのか
- あなたが美容部員に向いている理由
- 女性の職場でうまく仕事をしていく秘訣は何だと思うか?
- 美容部員とはどんな仕事だと思うか
- 普段、どこで化粧品を買っていますか
技術力(=学習意欲、主体性)
自己紹介的な意味合いもあるかと思いますが、学生時代に頑張ったことを聞いて、どれだけ学ぶ姿勢があるのか、目標のためにどれだけ努力ができるのかを判断しています。
だから、この質問に対しては、取り組んだことを事実そのままに話すことなく、物事に主体的に取り組む姿勢や、目標のために努力できることのアピールにつなげましょう。
コミュニケーション力
接客や販売の仕事経験を聞いて、もし経験があれば、「接客で一番大事なことは何ですか?」とか「販売で売上を出すためのコツはなんですか?」を聞いて、販売員としての適性を判断したいのでしょう。
技術力(=学習意欲、主体性)
どれだけ努力ができるかを見極める典型的な質問です。とにかく目標に向かって努力して頑張ったエピソードを話して、積極性や主体性、努力できる人間といった印象を残しましょう。
チームワーク
この質問は他にも目的がありそうですが、自分の長所と短所をどれだけ理解できているか自己理解と、その改善方法まで聞いているので、対人関係で短所とうまく付き合うことができているかを見極めています。長所と短所はワンセットなので、必ず短所だけ話すことなく、長所とセットで話しましょう。(例)短所は楽観的すぎるところですが、長所は前向きでポジティブなところです、とか。
志望動機
完全に志望動機を聞いています。憧れじゃなく、本気で目指しているかどうかを確認しています。美容部員になろうと思ったきっかけを、エピソードとして話しましょう。単に化粧品が好き、メイクが好き、では絶対に受かりません。なぜ好きなのか、なぜなりたいと思ったのかを深く自問自答しましょう。
志望動機
これも志望動機です。これは、企業研究も必要ですが、同時に自己分析が必要です。つまり、選んだのは自分の側にあるので、自分はなぜ御社のような会社やブランドを好きになったのかを過去の自分の経験から話す必要があります。
コミュニケーション能力
志望動機もセットで見ていると思いますが、店舗見学で何を見ていたのか(販売員としての視点やセンス)、改善点などを聞いて納得感があるかどうかを見ています。これは、次の質問でも同じことが言えますが、店舗に訪問する際は自分が見るポイントを予め決めておきましょう。例えば、「店舗の雰囲気」「美容部員の第一印象」「店舗や美容部員の清潔感」「接客態度」の4つを徹底的に見ると最初から決めていれば、いろいろ気づきもあって、自分なりの分析もできるでしょう。
志望動機とコミュニケーション能力
まず受けていることが前提です。受けていなければ、志望度は高くないと判断されてご縁がなくなる可能性があります。そして、感想を聞くことで、納得感のある回答ができるかどうかを見極めています。「結論とその理由」の順に説明するようにしましょう。
志望動機
これは結構、メーカーの人事はよく聞く質問です。完全に志望度の高さを確認していますので、サンプルでもいいので、1回は使いましょう。またその際に「使用感と好印象に感じた理由」を自分なりの意見として持っておきましょう。
コミュニケーション能力
これは、面接官は店頭をイメージして、学生に販売力があるか、納得のいく説明ができるかどうかを判断しています。「結論(どのメーカーか)とその理由(なぜそのメーカーなのか)」の順に説明できるようにしましょう。
コミュニケーション能力
これは⑩の質問と同じです。
コミュニケーション能力
これは⑩の質問と同じです。大事なのは、化粧品が何かではなく、なぜその化粧品なのかについて、納得のある回答ができるかどうかです。
コミュニケーション能力
これも⑫の質問と同じです。大事なのは、基準が何かではなく、なぜその基準で選ぶのかを論理的に説明できるかどうかです。
これは4つの目的にぴったり合致しませんが、強いて言うなら志望動機でしょうか。
この質問が出たということは、面接はかなり好感触なのかも知れません。なぜなら、肌荒れやアレルギーの有無を確認するということは、実際に採用した場合に配属後に商品が肌に合いませんでした…というリスクをなくすために質問しているからです。
チームワークか志望動機
もし希望するチャネルがあるなら、理由とともにしっかり伝えましょう。ただし、理由に正当性がなければ、
ただのワガママ→希望と異なったらやめてしまう
と評価される可能性があります。
もしそこまでの理由がなかったり、希望がなければ「御社で働くことができるなら場所は問いません」と回答しましょう。
志望動機
インターンやアルバイトの経験をアピールした人は、この質問への回答をしっかり考えておきましょう。普通に考えれば、「そんなに良い経験が得られたのなら、そのまま入社したらいいじゃん」と思うところを、あえて違う選択をしようとしているので、その理由を聞いています。つまり、志望動機を聞いています。この質問には、インターンシップやアルバイトにはなくて志望企業にしかないものは何かを考えて、回答するといいでしょう。
志望動機
美容部員はミスマッチが多く、離職率の高い仕事です。だからこそ、学生本人が美容部員という仕事と本気で向き合っているか、なぜ向いていると思うのかを確認して、美容部員への志望動機を見ています。
チームワーク
女性社会でやっていける人かどうかを確認しています。最近は男性美容部員もいますが、基本的には女性社会です。女性メンバーとチームで働く上で、どうやって人間関係を構築していくのか、あなたなりのコツを考えておきましょう。女子高とか専門学校・短大・女子大の卒業生やアルバイトで同様の経験がある人は、そこでの経験を語りましょう。
志望動機
これは⑰の質問と同じです。憧れだけでなく、仕事の厳しさや裏側をしっかりと理解しているのかどうかを確認しています。就活中に必ず1度は現役の美容部員さんと会って、仕事の裏側の話を聞いておきましょう。それだけで説得力が増します。
コミュニケーション力と志望動機
化粧品を買う場所=その人の生活スタイル、センス、化粧品へのアンテナの高さなどが分かります。もしデパコスブランドを志望するなら、百貨店とまで言わなくても、化粧品専門店などを利用していることを話して、化粧品に対する興味関心の高さをアピールしましょう。
【面接対策】美容部員の新卒採用1次面接でよく聞かれる質問20選のまとめ
いかがでしょうか。
上記「20個の質問と解説」を見て、感の良い方は気づいたかもしれませんが、面接官は「あなたのこと」と「なぜ美容部員、なぜ当社なのか」のたった2つが知りたいだけです。
つまり、「自己分析」と「志望動機」、この2つを丁寧に行うことが面接突破のヒケツです。
これから面接の方は今回の記事を参考にして頂ければと思います。