こんにちは。ビューティーツリー編集部のライターchanmihoです。
美容部員はある種の専門スキルが必要になる仕事。実際に美容部員として働く前に、身につけておくべき知識や、持っておいたほうがいい資格などはあるのでしょうか?
今回は、美容部員へ転職する前にやっておきたいこと、必要な資格についてご紹介します。
美容部員に絶対に必要な資格はない
率直に言うと、美容部員になるために絶対に必要な資格はありません。なので、どんな職種からでも転職可能。これまでの職種に関係なくチャレンジできます。接客に必要な知識や技術も、採用後の導入研修で身につけることができるので心配ありません。
ですが、全く知識がない状態から研修に臨んだ私の体験からすると、未経験からの採用は、他の人よりも努力が必要であると言えます。
知識ゼロ、無資格で美容部員になった私の体験談
私も美容部員になる前は全く異業種で働いていました。以前から販売業にあこがれており、さらにお客様のきれいになるお手伝いができるのはやりがいがありそう!と思い立って美容部員の採用試験に応募。筆記試験と面接を経て無事合格しました。
未経験でも実際に店頭に立つ前には導入研修があるので大丈夫、と採用担当から言われていたので全く心配はしていませんでしたが、実際に研修に参加してみると困難に感じることが多くありました。接客に必要な肌の基礎知識は、肌にある細胞の名前とはたらきや、肌トラブルの原因を理解し、お客様に説明できるレベルにならなければなりません。さらに、数多い自社商品の名称とはたらき、配合されている多くの美容成分も完璧に覚える必要があります。
正直、短い研修期間ですべて覚えきることはできませんでした。
しかも、導入研修を同時に受けた同期の中には、元美容師や他ブランドで美容部員として働いていた経験者も多くいました。彼女たちは基本的な美容の知識を持っているので、私が初めて見聞きする研修内容は復習のようなもの。同時に入社しているのにこの時点で知識の差があるのは、仕方がないことだけど悲しかったです・・・。
店頭に立つようになってからは、先輩方が未経験の私を気遣って、接客のロールプレイングやタッチアップの練習をさせてくれましたが、繁忙期やスタッフが足りない店舗ではいきなりお客様を任されることになります。研修が終わった時点で一人前の美容部員として扱われるので、自主的に勉強しなければならないことも多かったです。
未経験から美容部員になることは問題ないですし、ぜひチャレンジしてほしいと思いますが、事前にもう少し勉強しておけば新人の頃はかなり楽だったんだろうなと思います。
入社前に資格はいらないが知識は絶対に入れておくべき!
美容部員になるために必要な資格はないものの、自身の経験から美容関連の知識は少しでも身につけておくべき。のちの自分を助けることにつながるので、面倒かもしれませんが事前準備は大事です!
これをやっておけばよかった・・・元美容部員の後悔
未経験から美容部員になると、最初は苦労することも多いのが事実。実際に私が感じた「これをもっと勉強しておけばよかった」をもとに、美容部員になる前にやっておけばよかったことをご紹介します。
どの接客業においても必要なマナーの勉強
接客業において必ず必要となるマナー。自分よりも年上のお客様を相手にすることも多くあるので、言葉使いや所作のマナーは大切です。入社後に秘書検定を受験するところもあるようなので、それほど大切であると言えます。
基本的な美容知識の習得
スキンケアメイン、メイクアップメインのどちらのブランドにおいても必要となる基本的な美容知識。肌の構造や細胞の名前、季節における肌環境の変化など・・・美容部員になると決めたなら、少しでも早めに勉強しておくのがおすすめです。化粧品検定やコスメ検定の参考書、オンラインスクールなども役に立ちますよ!
スキルアップは早いほうがいい!
未経験から美容部員になることは可能ですが、知識がない分苦労することが多いのも本当のところ。必要な知識の習得は早めに行っておきましょう!