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【ブライダル業界研究②】就活対策|衣装スタイリストの仕事内容とその適性は?

ブライダル関連の職種は、ウェディングプランナー・衣裳スタイリスト・アテンド・バンケットスタッフ・フラワーコーディネーター・カメラマン・ヘアメイク・引き出物関連など様々で、その所属によっても仕事内容は異なります。

ブライダル業界に興味があり、就職を考えている方へ、元婚礼衣裳スタイリストがその職種と仕事内容を具体的にお伝えします!

衣裳スタイリストになるために|婚礼衣裳業界のはなし

ドレススタイリスト・ドレスコーディネーター・ブライダルスタイリストなど呼び名は様々で、いずれも洋装のみに限らず和装(白無垢や紋付袴)も含めた婚礼衣裳を取扱う職種の総称です。
タキシード専門でメンズスタイリストの活躍の場も存在しますが、圧倒的に女性の数が多い職種でもあります。
結婚式場を決定したカップルがまずはじめに取り掛かる準備が衣裳決めで、一般的には1年~半年程前から試着をスタート、挙式3ヶ月前くらいまでに決定に至ることが多く、花嫁のこだわりが最も強いアイテムであることは間違いありません。
約6割がキリスト教式で挙式をする現在では、需要の多くを洋装(ドレス)が占めており、レンタルが主流となっていますが、有名デザイナーブランドでは高価でもこだわりたい人に向け、オーダーメイドをメインに扱うところもあります。
反対に、格安のドレスをネット販売するメーカーも出現するなど、ドレスショップと言っても様々なスタイルが存在しています。

ブライダル業界の就活で知っておきたいドレスショップと結婚式場の関係

シェアの大きいレンタル衣裳会社に就職した場合を例に挙げると、路面店も存在しますが、勤務先は結婚式場となる場合が多いです。
ホテルや専門式場の多くが、衣裳会社とテナント契約を交わして施設内にドレスショップを備えているためです。
テナント契約とは、式場側がお客様を獲得し、ドレスショップに利用客を送客する代わりに、ドレスショップは売り上げの一部を式場側に還元するものです。
式場によっては、衣裳売り上げからの還元があることを見越して挙式プランの金額を割引していることもあるため、提携のドレスショップ以外からは持ち込みできない決まりがあったり、挙式プランに一部衣裳代金を含ませるなどお得な条件をつけることで持ち込みを防ぐ働きもあります。
そもそも、衣裳会社が有名ホテルに代表するテナントショップとして選んでもらうこと自体が難しく、確かな商品力があることや社員教育が行き届いていることが当然求められてくるので、衣裳会社の営業担当者と企業努力の賜物と言えます。
しかしながら、SNSを通して情報が手に入りやすい現在では、次第に提携店にあるドレスの中だけから選ぶという時代ではなくなりつつあります。
すると式場側はテナントショップだけではなく、外にも提携店を増やし、選択肢を増やすことでお客様の満足度をあげようとするので、路面店として存在するドレスショップなどは、こうしたお客様に選んでいただくことができるのです。

ブライダル業界の就活で知っておきたいドレスショップの運営会社について

ドレスショップを運営するのは衣裳会社だけでは無く、元々は結婚式場の運営だけをしていたプロデュース会社が自社でドレスショップを作り、結婚式場に併設して運営しているところもあります。
そうしたプロデュース会社の中でスタイリスト枠の採用を狙うことも道の一つではありますが、募集枠としては衣裳会社に比べると少数に限られることになります。
逆を言えば、衣裳会社が結婚式場を運営/プロデュースしていていることもあり、ウェディングプランナーを少数募集することがあります。
ただし、ウェディングプランナーという職種にこだわって就職したい場合はホテルや専門式場,またはプロデュースをメインとする会社の方が募集人数自体が多く、同様にスタイリストにこだわりたい人は衣裳会社への就職を目指す方が圧倒的に希望職種につきやすいということです。

衣裳スタイリストの仕事内容


実は裏方の仕事も多いのですが、代表されるのはお客様のドレス選びのパートナーとなる接客業務です。
ドレス・タキシードのイメージが強いかもしれませんが、和装の取り扱いがあるショップでは白無垢・色打掛・紋付袴・列席衣裳の留袖など幅広くご案内します。
初めての結婚式準備のスタートとなる衣裳選びは楽しみでもあり、私服とは全く選び方の違うことに戸惑う新郎新婦様も多いものです。
プロとしてドレスの形やデザインの知識はもちろん、生地の素材、レースの種類、和装の刺繍や織の種類、着付けに関することまで、知識が多いほど説得力は増し、提案力も広がります。
ベールやアクセサリーといった小物の合わせ方でも雰囲気は変わるので、お客様の好み・似合うもの・流行を加味して、時にはブーケまでもトータルしてご提案するセンスも問われます。

ホテルや専門式場に併設するショップでは、接客の合間に行う準備も重要な業務です。
お客様に選ばれた衣裳達にスチームアイロンをかけてシワを伸ばしたり、細かいビーズなどのほつれの修繕や、サイズ補正に必要となれば裁縫もするなど、クリーニング屋さんのようなこともします。
レンタル衣裳であったとしても、新品同様に近づけるよう、メンテナンスやお手入れを専門で行ってくれるスタッフが在籍する店舗やショップもあるくらい、大事な大事なお仕事です。
こうして準備が整った衣裳達を、式場内の美容室やブライズルームと呼ばれる着付け室に搬入するため、繁忙期シーズンには、1日中何組もの衣裳をメンテナンス・チェック・搬入と繰り返し、相当な体力を使う仕事でもあります。
迎えた本番当日は、式場によって着付けまでの役割を担う場合とそこからは式場美容師の業務となる場合と様々ですが、披露宴中に起きやすい食べ物や化粧による衣裳汚れのハプニングに対して臨機応変に対応することもあります。
オーダー衣裳を取り扱うショップでは、採寸技術も学ぶことになり、製造元業者との綿密なやりとりなどが大切になります。

衣裳スタイリストの魅力

一つは、何と言っても憧れのウェディングドレスを身近に感じ、ワクワクできることです。
新婦様との絆も深まりやすく、フィッティングルームでは女子トークで盛り上がることも。
特にお客様が想像されていなかったデザインを提案し、それを気に入って下さった時は、お客様自身が気づかなかった魅力を引き出せたようで嬉しくなります。
また、留袖やモーニングコートをレンタルされる親御様のご案内をすることもあり、新郎新婦様とそのご家族にも関わることができる仕事でもあります。

衣裳スタイリストの大変なところ

お客様と距離が近いだけに、難しい部分もあります。思っている事を率直にお話ししてくださる方ばかりではないのです。
お身体にコンプレックスがあったり、衣裳選びに前向きでないお客様へのアプローチが必要な場面もあります。
ご予算に限りがあったところ、華やかで高価格なものをおすすめしてしまえば、希望が叶わずに他店で決定されてしまうことも。
同じドレスでも、着付け方の技術が乏しいと綺麗なラインが出なかったり、着心地に不安を感じさせてしまい、お気に召していただけ無いこともあるので、様々な体型のお客様への対応については経験を積む必要があります。
試着の手伝いをするだけのフィッターでは意味がありません。プロとしての技術・センスを発揮するためのカウンセリング力も必要です。

衣裳スタイリストに向いている人

ご試着のフォローや衣裳を持ち運ぶため、ある程度体力に自信がある人。
(ボリュームや華やかな装飾があるドレス、花嫁の和装など婚礼衣装は重たいもので、初めは筋肉痛になるほどです。)
常に笑顔でお客様に寄り添い、安心感を与えられる存在であること、もしくは人が憧れるセンスを持つ人。
お客様の目に触れないところでこそ、お客様のことを思って丁寧な仕事ができる人。