• 内定者セミナー

【ブライダル業界研究③】就活対策|フラワーコーディネーター/フローリストの仕事内容とその適性は?

ブライダル関連の職種は、ウェディングプランナー・衣裳スタイリスト・アテンド・バンケットスタッフ・フラワーコーディネーター・カメラマン・ヘアメイク・引き出物関連など様々で、その所属によっても仕事内容は異なります。

ブライダル業界に興味があり、就職を考えている方へ、元ウェディングプランナーがその職種と仕事内容を具体的にお伝えします!

ブライダル業界でフラワーコーディネーター/フローリストになるためには

プランナーやスタイリスト同様、フラワー事業に携わるスペシャリストも呼び方は会社によって異なり、フローリストやフラワーコーディネーターなどがあります。
特に必要とされる資格などはありません。
所属形態も幅広く、ホテルや駅構内に見られる大手企業から、街で見かける個人店のお花屋さん、独立して実力勝負のフラワーデザイナーとして個人でアトリエを持つ人もいます。
中でもホテルや専門式場にテナント契約している大手企業や、プロデュース会社が自社で運営するフラワー事業部がブライダル関連の装花の多くを手がけています。

ホテルにテナント入りしている大手企業に就職した場合は、ウェディング以外の事業部に配属されることもあり、ウェディング事業部としてホテルに配属された場合もブライダル関連だけでなく、企業パーティーなどの宴会会場の装飾全般、店頭での手売り販売を行うこともあります。
専門式場やゲストハウス併設のフラワー事業部ではほとんどの業務がブライダルの案件となるので、就活においては専門性を求めるか、業務の多様性を求めるかによって企業選びをするのも一つです。

ブライダル業界のフラワーコーディネーター/フローリストの仕事内容

ブライダルに携わるフローリストの仕事例は一言でいうと、店頭販売を行うお花屋さんの仕事よりも裏方作業がメインとなります。
毎日の業務としては、婚礼関連以外の作業も多く、ホテル館内で切花を飾っていればその手入れと取り換え、鉢植えのものの水やりなどのメンテナンス。宴会装花、ギフト装花などの受注制作。
定期的に行われるホテル全体の朝礼やミーティングなど、各テナントから代表者が参加します。

婚礼に関するもののメインは披露宴会場装花やブーケの制作で、そのための新郎新婦との打ち合わせも半年前〜1ヶ月前までに済ませておきます。
なかなか決められないお客様の場合、何度も打ち合わせがあったり、メールでやり取りを進めることも。
結婚式場で企画されるブライダルフェアなどでは、披露宴会場やチャペルを見学に来るお客様のため、本番さながらの会場装花のセッティングをします。
もちろん、これらの日々の業務に使用するお花達の仕入れやさばき、管理も大切な仕事です。

ブライダル業界のフラワーコーディネーター/フローリストの1週間

婚礼が多い土日に向けた、具体的な1週間の仕事内容を例に挙げてみます。

【月曜日】切花入荷処理・仕分け、週末の婚礼資材下準備、披露宴で使うアイテムの準備(キャンドルや持ち帰り用ギフトバッグの準備、装飾用リボン制作)、披露宴会場のメインテーブル&ゲストテーブルなどのアレンジメントベース制作開始(傷まない花だけで作り始める)

【火曜日】定休日

【水曜日】切花入荷処理・ゲストテーブル・メインテーブルのアレンジメント制作の続き。
式場の規模によって、1日に10組以上の婚礼が行われることもあるため、作業場にあるキーパー(棚)には制作中のアレンジメントなどで溢れていきます。

【木曜日】ゲストテーブル・メインテーブルのアレンジメント制作の続き、ブーケ・贈呈用花束等の制作開始

【金曜日】ブーケ・ブートニア・ヘアピース・花冠・リストレット・フラワーシャワー・ケーキ装飾花・入刀用ナイフフラワー制作。チャペル・神殿の装花セッティング(造花を生花に差し替えるなど)

【土曜日】当日分ブーケ仕上げ、ブーケと小物は式前に控室へ納品、披露宴会場にアレンジメント類搬入・セッティング、披露宴後に撤収・次のセッティングを繰り返し、日曜日分のブーケ・小物制作仕上げ
(レストランウエディングやハウスウエディングなど、制作場所と会場が離れている場合は車で運搬)

【日曜日】当日分ブーケ仕上げ、ブーケと小物は式前に控室へ納品、披露宴会場にアレンジメント類搬入・セッティング、披露宴後に撤収・次のセッティングを繰り返し、撤収したアレンジメントの仕分け・処分・清掃、翌日の入荷に備える

フブライダル業界のラワーコーディネーター/フローリストの大変なところ

業界全体に言えることですが、上記のように土日は特に業務量が多く、重要度が高い業務なので休みを取ることは難しいです。
週末に1日何組の婚礼が行われるかは、会場の規模により様々ですが、1日3組の閑散期に対して1日12組の繁忙期では、作業効率を4倍にして働かなければ回せません。
実際に4倍に効率をあげるのは難しく、残業をしてでもその日中に終わらせなければならない仕事というのもあります。
新郎新婦との打ち合わせも、できれば平日に行いたいと思うこちらの気持ちをよそに、土日しか仕事が休めないお客様が多いため、どうしても人手が足りなくなり、他店舗からの応援を要請することも。

その結婚式当日の最も重要な仕事に「会場どんでん」と呼ばれるお開き後の撤収から次の会場セッティングがあります。
お開きになった披露宴会場から全てのお客様を見送ったら、使用済みの食器を下げ、テーブルと椅子の配置を変え、軽く掃除をして新しいクロスをセットし、新しい食器と花を置いて次のお客様を迎えるのです。
1会場だけでなく、複数会場のどんでん時間が被っていたり、予定時刻より前の披露宴が押してしまうことにより次の披露宴までのどんでん時間が短くなってしまうこともよくある話で、会場スタッフ全体が慌しく緊張感に溢れる現場で、ミスなく的確な仕事が求められる場面もあります。
1日に12組、4会場それぞれのどんでんが3回転とその合間を縫って12組の花嫁にブーケの納品を行う1日を想像しただけで、壮絶な現場を想像させられます。

ブライダル業界のフラワーコーディネーター/フローリストのやりがい

ブライダルにおけるフラワー業界の仕事は、『お花に囲まれた幸せなイメージ』だけでは続けることができない大変な仕事です。
ただ、その毎日の仕事の中に、[好き]や[ときめく]という気持ちがあるからこそ続けることができたりします。
黙々と制作している時間に、花と触れ合う時間が好きだなと感じたり、花嫁の理想を形にするフラワーデザイナーとしての仕事にワクワクしたり。
何よりブーケを手にした花嫁の笑顔と「ありがとう」の言葉、会場に入ったお客様からの嬉しい感想を耳にした時には、何よりも仕事で喜びを感じる瞬間です。

ブライダル業界のフラワーコーディネーター/フローリストに向いている人

とにかくお花に触れている仕事がしたい、お花が好き、という気持ちを強く持ち続けられる人。
生きている花の鮮度を保つための職場は人にとって快適な作業場ではなく、重いものを運んだりもするので、体力に自信がある人。
前もって作り置きが出来ないため、1週間の仕事配分を計画的に行い、テキパキと仕事をすることができる人。
お客様やプランナー・スタイリスト・ヘアメイク・バンケットのキャプテンやスタッフと円滑なコミュニケーションが取れる人。