面接対策│美容部員の最終面接で受かる人と落ちる人

美容部員の最終面接で受かる人、落ちる人

就活生の中には、ほとんど最終面接まで進むのに、なぜか最終面接で落ち続ける人がいます。

せっかく最終まで進んだのに、お祈りメールが届くとショックですよね。

実は最終まではスムーズに進むのに最終で落ちる人には、ある共通した理由があります。今回はその理由を明らかにして、最終面接にしっかりと合格して、内定を勝ち取るための秘訣を紹介します。

最終面接で落ちる人の特徴


最終面接では面接官はあなたの何を見ていると思いますか?

 

実は最終面接ではあなたの能力よりも「熱意」を確認しています。つまり、志望度の高さです。「この学生なら志望動機も納得感があるし確実に入社してくれるだろう」と確信が持てるかどうかを判断しているのです。

 

だから、最終面接で落ちる人は、「頭はいいし、愛想もいいけど、イマイチ熱意が感じられない。他社から内定をもらったら辞退されるのではないか」と面接官に不安を感じさせてしまうタイプです。不安を感じさせるタイプの学生の特徴は、「志望動機が曖昧で、別にウチじゃなくてもいいよね?」と突っ込みどころがあって、口では上手に話しているつもりだけど、相手に熱意が伝わっていないことがほとんどです。

 

熱意を感じない学生を面接した時の面接官の心境について、当社アドバイザーの石塚(元エキップの採用責任者)が就活対策セミナーで語った話が興味深かったのでご紹介します。

「自分の隣に別の女性がいて、ある男性がその女性に必死に付き合ってくれと言っていたとします。その後、その男性があなたの前に来て、同じように必死にアピールしてきたら、あなたはどうしますか?男性がカッコよくて話が面白かったとしても、好感が持てるでしょうか。どうせほかの女性にも同じことを言ってるんでしょ?と思いますよね。面接官は熱意の感じない学生にはそのような気持ちになります。」

どれだけ優秀で愛想のよい人物だったとしても、熱意が伝わらなければ「どうせ他社でも同じことを言ってるんだろうな」と思われて最終面接で落ちてしまうのかもしれません。

では、そんな人が最終面接を合格して内定を勝ち取るためには、何をすればいいのでしょうか。

 
それは、具体性のある志望動機をつくり、熱意を伝えることです。
 

「なんとなく好きだから…」という理由でスタートした就職活動も、ここらで一度時間を取って、最終面接前に熱意の伝わる
志望動機に練り直しましょう。

熱意を伝えるためには志望動機の具体性がカギ

熱意を伝えるためには志望動機の具体性がカギ
具体性のある志望動機とない志望動機の実例を紹介します。

もし、あなたが面接官なら、どちらの方が熱意を感じるでしょうか。

■具体性に欠ける志望動機|専門学校生

貴社のブランドは、多くの若い女性から人気があり、憧れの存在です。商品も非常に魅力的で、私も大好きなブランドです。自分が大好きなブランドなら、自信をもってお客様にオススメできると思い、貴社を志望いたしました。

 

■具体性のある志望動機

私は、お客様と商品の間に喜びや感動を生み出すことができる御社の美容部員に魅力を感じ、志望します。私が現在使っている洗顔料は、大学1年生の時に渋谷のお店で御社の美容部員の〇〇さんに勧めていただいたものです。その〇〇さんから泡の立て方も教わり、きめ細やかな泡が上手に作れたときの嬉しさはとても印象に残っています。母や友人にもその方法を共有したところ、毛穴が綺麗になったととても喜んでくれました。私はその笑顔にとても嬉しくなったことを覚えています。一つの商品がきっかけて、人と人がつながり、笑顔が生まれるきっかけをつくることができる御社の美容部員の仕事は魅力的だと考えます。

いかがでしょうか。

具体性に欠ける志望動機を読んで、これは誰でも語れる志望動機だと思いませんか?この手の志望動機を語る人は意外と多いです。いっぽうで、具体性のある志望動機を読むと、なんとなくリアルなシーンが頭に浮かんできませんか?

実は、この具体性のある志望動機には、3つのポイントがあります。

具体性を出す志望動機をつくる3つのポイント

具体性を出す志望動機をつくる3つのポイント

具体性のある志望動機には、必ず以下の3つが明確になっています。

・いつ
・どこ
・だれ

上記の志望動機では、

・いつ=大学1年生の時
・どこ=渋谷のお店
・だれ=美容部員の〇〇さん

という感じで具体的に書いてあります。

『大学1年生の時』を『大学1年生の最初の授業の帰り』にしたり、『渋谷のお店』を『渋谷東急百貨店の御社のカウンター』にすることで、より具体性を持たせることができます。

また、商品を軸に志望動機を語る場合も、商品名だけでなく、その時購入したカラー、価格、コレクション名などを具体的に話すと、面接官は「それだけ商品に対する思い入れがある」と感じて、熱意は伝わりやすくなります。

だから、これから最終面接を迎える人は、志望動機により具体性を持たせて、面接官に熱意を伝えるようにしましょう。

おわりに


志望動機にいくら具体性を持たせても、表情やしぐさに本気度がなければ、やはり熱意は伝わりづらくなります。

『面接は30分のライブ』だと思って、いつもよりも少しテンションをあげて、熱を込めて志望動機を話してみてください。

きっと、最終面接合格の知らせが届くと思います。

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この記事をかいた人

大学卒業後、大手人材会社パーソルキャリア入社。その後、@cosmeを運営するアイスタイルに入社、人事部、社長室、メディア事業部、子会社社長を経て、2018年に美容業界専門の新卒対策メディアを運営する「ビューティーツリー」を創業。