【面接対策】マナーがなければ自己PRも志望動機も聞いてもらえない

【面接対策】マナーはどこまで意識すればいい?敬語は暗記しなきゃダメ?

就職活動では初めて会う人とコミュニケーションを取らなければなりません。

ここで必要になるのがマナーです。

初対面の人がお互い気持ちよくコミュニケーションをとるために必要なのがマナーです。

学生時代の友人やバイト先の同僚と話すなら、マナーは必要ありません。

就職活動では自分らしさをアピールしようと言われる。
「面接では業界用語とか社会人用語を使うと生意気と思われるので気を付けよう」とよく就活本には書いてあります。

美容部員や美容業界の就職活動でどこまでマナーが求められるのでしょうか。

 

マナーができても受かるとは限らないができないと落ちる

皆さんが美容部員になると、毎日、知らない人と会って話をするようになります。

つまり、社会人になると、必ずマナーが必要になってきます。

仮に、皆さんの前に、マナーができていない販売員がいたらどうでしょう。

 

どれだけ優れた技術を持っていたり、幅広い知識を持っていたとしても、
不快感を覚えてその人の持っている技術や知識に気がつかないかも知れません。

 

それは面接にも全く同じことが言えます。

 

学生なら学生らしさを、自分の個性をアピールするために、あまりマナーを意識しないほうがいいのではないかと考えて、学生言葉で話す人がいます。
でも面接官の側から見れば、あえてそうしているのか、本当にマナーができない人かはわかりません。

あえて狙ったのに、マナーができない人と判断されたらどうでしょうか。

美容部員はマナーが非常に求められる仕事なのに、マナーができていないのは致命傷でしかありません。

マナーが良ければ、必ず受かるわけではありません。

でも、マナーが悪ければ確実に落ちます。

学生の皆さんが思っている以上に、社会人になるとマナーが必要になります。

マナーの悪い販売員は、店頭に立たせてもらえません。マナーが悪いということで、百貨店から会社にクレームが入って、その百貨店への勤務が禁止になることもあります。

それくらいにマナーが重要です。

そんな世界に生きている面接官たちは、学生だからといってマナーを無視してくれることはまずありません。
マナーがあって当然の世界に生きているので、マナーがないとただの違和感でしかないのです。

 

マナーを意識しすぎると個性が失われるのではないかと思う学生もいるかも知れませんが、
個性で勝負をしている一流の美容部員やメイクアップアーティストほど、マナーも一流です。

いろんな企業を訪問して、たくさんの社会人と会っていれば、自然とマナーは身につきます。

どれだけ真剣に就職活動に取り組んでいるか、面接官は学生のマナーのレベルを見ればすぐにわかります。

面接官に自分の個性をしっかり見てもらうためにも、マナーを意識しましょう。

マナーとは何か

マナーとは尊敬語や丁寧語を暗記することではありません。

マナーとは相手への感謝の気持ちを持つことです。

それが分かっていれば問題ありません。

面接終了後に、相手が自分の話を真剣に聞いてくれたことに感謝したり、自分に興味を持ってくれたことに感謝すれば、「お時間を頂きましてありがとうございました」という言葉は勝手に出てくる。

マナーだからお礼を言うのではありません。

マナーだからと思ってお礼を言うと、相手はマナーだから俺を言われたと感じます。

感謝の気持ちを持ってお礼を言えば、相手は感謝されていると感じます。

マナーができているということは、相手を気遣いすることができる人ということです。

つまり、その時点で美容部員に必要な素養を持っていると面接官は感じるでしょう。

説明会、エントリーシート、面接すべてで相手の立場になって考えて行動すれば、自然と結果につながっていくでしょう。

マナーができていないと、自己PRも志望動機も見てくれません。

就職活動ではマナーを徹底しましょう。

この記事をかいた人

大学卒業後、大手人材会社パーソルキャリア入社。その後、@cosmeを運営するアイスタイルに入社、人事部、社長室、メディア事業部、子会社社長を経て、2018年に美容業界専門の新卒対策メディアを運営する「ビューティーツリー」を創業。