美容部員の新卒採用面接で必ず聞かれる質問10選と対策法

美容部員の面接対策/新卒面接で必ず聞かれる質問10選と対策法

新卒採用を開始する化粧品ブランドは年々増えています。美容部員を志望する学生にとっては選択肢が拡がります。

いっぽうで、新卒採用は40万人近くの学生が企業の求人めがけて一斉に活動するため、中途採用に比べるとまだまだ倍率は高く、本気で就職活動をしないと希望のブランドに入社するのは簡単ではありません。

 

美容部員の新卒採用面接は集団面接が多く、面接時間は約30分です。選考通過率は約30%前後で、3人に1人が通過となります。学生が6人参加する集団面接だと、1人に与えられる時間は5分しかありません。短時間で自分をしっかりアピールするには、事前準備をしておく必要があります。

 

今回は、第一志望のブランドの採用面接に受かるための面接対策をお伝えします。事前にしっかりと面接対策を行って、第一志望のブランドの内定を獲得しましょう。

 

美容部員の採用面接で気を付けること

採用面接で気を付けること

具体的な質問事例に入る前に、採用面接で気を付けるべきことを紹介します。

 

時間を意識した回答を心がける

先ほども言いましたが、新卒採用の面接時間は、学生1人あたり5分前後しかありません。

 

そのため、ほとんどの集団面接では

時間が限られているので回答は1分以内で短くお願いします

と最初に面接官からアナウンスされます。

 

1分ピッタリでなくても構いませんが、なるべく1分以内に話し終えるようにしましょう。

たまに時間を忘れて数分熱弁してしまう人もいます。なんとか自分をアピールしたいと思う気持ちは大事ですが、面接官の時間制限を無視して、あまりに長時間話したりするとNGになることが多いです。

 

なぜなら、指示されたことを守ることができない、他の学生の時間を奪って自分本位の行動をするといった評価をされてしまうからです。

当然、チームワークが求められる美容部員の仕事に向いていないと評価されてしまいます。だから、時間をしっかりと守るようにしましょう。

 

新卒採用の面接では『1分間で自己紹介してください』『1分間で志望動機を教えてください』と言われるケースはよくありますので、スマホのタイマー機能を使って1分間で自己紹介や志望動機を話す練習をしておくとよいでしょう。

 

短すぎる回答は避ける

面接官は店頭の売り場をイメージしながら面接しています。つまり、もし目の前にいる学生が売り場にいたら、どんな会話をするのかなあと想像するわけです。

お客様に素っ気ない回答をする美容部員はNGなのと同じく、面接官の質問に対しても、短すぎる回答は避けましょう。

 

素っ気ない回答をする学生に対して、面接官は、

この人は当社に興味がないのかな?
愛想がない人だなあ

と感じてしまいます。

 

面接は会話のキャッチボールが重要です。友人と会話する時でも、素っ気ない回答をされたら、話は盛り上がらないですよね?また、一方的に話をされても、聞くほうは辛いですよね?

 

それは面接も同じです。お互いがバランスよく会話することで、会話そのものが盛り上がったり、相手の話を理解することができたりします。

面接官は自分が出した質問に対する学生の回答をもとに、さらに質問を繰り返すことで、会話のキャッチボールをしながら学生を理解していきます。

それなのに、学生の回答があまりに短いと、面接官は質問の糸口をつかめず、会話のキャッチボールができないケースがあります。面接=売り場をイメージしながら、面接官との会話が成り立つように丁寧な回答を心がけましょう。

 

とにかく終始笑顔で

何度も言いますが、面接官は売り場をイメージしながら面接しています。

 

あなたが面接官なら、「笑顔の人」と「表情が硬い人」がいたら、どちらの学生を採用しますか?

 

当然、「笑顔の人」です。面接官は面接=売り場をイメージしているので、売り場には笑顔の美容部員が相応しいからです。

面接官の質問に対する回答が多少ちぐはぐしていたとしても、終始笑顔で過ごせば十分挽回できます。面接はたったの30分しかありません。30分間笑顔でいれば人生が変わると思って自分の気持ちを盛り上げて面接に挑みましょう!

 

美容部員の新卒採用面接で必ず聞かれる質問10選

美容部員の新卒採用面接で必ず聞かれる質問10選

それでは、新卒採用面接で聞かれる代表的な質問10選をご紹介します。

 

1.簡単に自己紹介してください

集団面接ではほぼ必ずといっていいほど聞かれる質問です。

ここで重要なのは、

完璧な自己紹介をするのではなく、自分に興味をもってもらう(=質問してもらう)ための自己紹介

をすることです。

 

例えば、

私は●●で生まれて、これまで●●をやってきて、●●な性格で、●●を大事にしています

といったような感じで、自分のエピソードにつながるテーマを端的に話すイメージです。

 

なぜなら、面接官の立場で言うと、まず事前に全員の履歴書やエントリーシートはほとんど見ていません。そのため、自己紹介を通じて学生のぼんやりとした全体像をつかみながら、学生を深く理解するための質問のネタを集めたいと考えているからです。

 

具体的な自己紹介の事例を紹介します。

「私は大阪出身ですが、東京育ちで大阪弁が話せない関西人の●●と申します。学生時代は吹奏楽部でクラリネットを10年間やってきました。部の仲間からは明るいムードメーカーと言われてました。自分自身では、あまり細かいことを気にせず、前向きに明るく過ごすことを大事にしています。どうぞよろしくお願いします。」

上記の自己紹介を1分で話した場合、面接官は、「大阪出身」に興味を持つかも知れません。もしくは、「吹奏楽部」「クラリネット」「ムードメーカー」「前向きに明るい」のいずれかに興味を持つかも知れません。

 

どれを選ぶかはその時の面接官によって変わるでしょう。

 

だから、自己紹介で決めた1つのことを熱弁するよりも、自分自身を表す要素(出身地、性格、趣味、部活、バイト、周囲の評判など…)を3~4個を選んで1分程度の自己紹介にまとめて、面接官に質問のネタを渡してあげましょう。

これが会話のキャッチボールの始まりです。

 

2.学生時代に頑張ったこと

これも必ず聞かれる質問です。

この質問では、面接官は、あなたが学生時代に取り組んだことを通じて、

・あなたはどんなことに興味関心を持つのか
・興味関心を持ったことにどれだけ一生懸命に頑張ることができるか

が知りたいのです。したがって、取り組んだことの規模や成果はそこまで重要ではありません。

 

部活動で全国大会に出場したとか、バイトでは最年少で店長になったとか、高い成果があればそれをアピールすればいいですが、輝かしい成果がなかったとしても、全く気にする必要はありません。

アルバイトで誰よりも早く出社して率先して掃除をしていたとか、シフトに穴を開けないように体調管理には人一倍気を付けて責任もって働いたとか、自分が頑張ったことを具体的な行動をアピールしましょう。

 

これまでの人生で最も大変だったことは何か。また、それをどう乗り越えたのか

学生に挫折経験を聞いて、

困難なことがあっても乗り越える力があるかどうか

を見極めています。

 

美容部員になると、入社時の研修では知識や技術テストがあったり、配属後のOJT研修では店頭業務を覚えなければなりません。また、売上目標を達成できず悩んだり、ミスして店長に叱られたり、色々と失敗を経験します。しかし、その都度、凹んでいては前に進めません。

 

挫折で凹んでもそこからしっかりと学び、乗り越えていく必要があります。

 

入社時研修や現場配属直後に失敗を経験して、そのまま退職してしまう人がいます。

企業はそうならないように、多少の失敗を經驗しても、前を向いて乗り越えていける人を採用したいと考えています。だから、過去の挫折とそれを乗り越えた経験を聞いています。

 

学生時代の部活動やアルバイト、習い事など、テーマは問いません。挫折や失敗しても諦めずに取り組んだエピソードを話して、前向きな姿勢をアピールしましょう。

 

美容部員を志望する理由を教えてください。

美容部員を志望する理由を通じて、

美容部員になりたいのは憧れではなく本気度の高い動機かどうか

見極めています。

 

もちろん、憧れが絶対ダメかというとそうではありません。美容部員に憧れて就職して長く活躍する人もいるでしょう。

でも、そういった方はほんの一部で、憧れだけで美容部員になった人は、美容部員の実際の仕事にギャップを感じてすぐに辞めてしまうケースが多いです。

 

だから、美容部員さんはかっこいい!素敵!といったような表面的な理由で志望動機を話すと、憧れで美容部員を目指していると判断されてしまいますので、気をつけましょう。

「なぜかっこいいと思ったのか」「なぜ素敵だと感じたのか」を考えてみて、もっと奥にある深い動機をみつけてみましょう。

 

■志望理由の掘り下げ方

・なぜ美容部員がかっこいいと思ったのか?

・お客様にすごく頼りにされている美容部員さんの姿がかっこいいと思ったから。

・なぜ、お客様に頼りにされている美容部員がかっこいいと思ったのか?

・頼りにされるということは、そのお客様の悩みを解決してあげたり、人に感謝されることをしていると思う。
・将来、自分の好きな美容の知識や技術を生かして、人に感謝されるような仕事がしたいと思っていて美容部員になりたいと思った。

このように毎回、鮮やかに掘り下げられるわけではありませんが、なぜを2~3回繰り返して、根底にある深い動機を言語化してみましょう。

 

当社を志望する理由を教えてください

数多くの化粧品メーカーがある中でなぜ当社を選んだのか、その理由を聞いて学生の志望度の高さを見極めています。だから、あなたが志望する会社のどこに興味関心を持ち、どこで働きたいと思ったのか。これをしっかりと言語化して志望度をアピールしましょう。

志望するブランドの美容部員の接客を受けたことや、商品を使用した時の体験を通じて興味を持ったのなら、その体験をしっかりと伝えましょう。

 

また、特にこれといった体験がなく、イメージだけで興味を持ったブランドならば、そのブランドのコンセプトや教育の方針、美容部員に対する考え方、化粧品に対する想い、といった情報をホームページで確認して、どこかに興味を持つ部分があると思いますので、じっくり探してみましょう。

 

本音のところ、学生の立場からみれば、興味関心の高いメーカーやブランドは決して1つだけではないと思います。

でも、企業は志望度の高い学生を採用したいと思っていますので、建前でもいいので、事前にホームページなどの情報を読み込んで、どこに興味を持ったのか語れるようにしておきましょう。

 

当社のブランドで好きなアイテムとその理由を教えてください。

自社アイテムへの理解度を通じて志望度を見極めています。

 

以前、国内大手メーカーの新卒採用担当者が

自社の商品を使ったことがない人は100%面接で落とす
ブランド名や商品名も間違えたら落とす

と言っていました。

 

高額な商品を扱うブランドは除き、原則、面接に参加するブランドの商品は体験しておきましょう。サンプルでもいいと思います。また、好きな理由についても、何となく良かった、というあいまいな表現ではなく、できる限り具体的に説明できるようにしておきましょう。

 

「商品の説明にあった通り、保湿力が非常に高く、乾燥肌の自分にはとても使い心地が良かった」とか、具体的に語ってあげましょう。

 

当社の店頭に行ったことはありますか?どう感じましたか?

店頭に行った経験を問うことで、志望度を見極めています。

 

つまり、

店頭に行ったことがない(行こうとしなかった)人は志望度が低い

と面接官は無条件に考えます。だから、本当に入社したいのなら、面接前に必ず店頭へ行っておきましょう。

 

そして、実際に接客も受けてみて、

①よいと感じたこと
②改善した方がいいと感じたこと

について感想をまとめておきましょう

 

また、志望動機に深みを与える方法として、接客してくれた美容部員の名前を覚えておいて、面接でしっかり名前までアピールしましょう。名前まで覚えている学生はそこまで多くないようで、面接官の印象をアップさせるコツです。

 

5年後の目標やなりたいイメージを教えてください。

美容部員になった後の目標をしっかりと持っているかどうかを聞いて、美容部員への本気度を測っています。目標が具体的であればあるほど、面接官は学生に本気度を感じます。

最低でも2~3年後、理想は5年後の目標(=なりたい自分像)を設定しておくと良いでしょう。

 

ちなみに、化粧品メーカー人事の方にお聞きすると、ほとんどの学生は

後輩に頼られる美容部員になりたい
お客様に頼られる美容部員になりたい

と回答するようです。

 

だから、他の学生と差をつけるためにも

後輩に頼られるのはどんな美容部員なのか
お客様に頼られる美容部員とはどんな美容部員なのか

というようにより具体化させておきましょう。

 

・「どんな美容部員になりたいか」の考え方と事例集

 

将来、どんな美容部員になりたいですか?

候補者の理想像、キャリアプランをしっかりと持っているかどうか聞くことで

将来、チーフや店長といったリーダーになってくれるかどうか、そのための努力ができる人かどうか

を見極めています。

なので、前の質問と同じく、3年~5年後を想像して、そのゴールとそのためにどんな努力をしていくのかを語れるようにしておきましょう。

 

■具体的な事例

・お客様から指名される美容部員になりたい
・販売現場が好きなのでチーフになってチームを引っ張りたい
・後輩の育成に関わり、いずれトレーナーになりたい

 

最後に何か質問はありますか?

いわゆる逆質問です。

これはほぼすべての面接で聞かれます。そして、超重要です。質問がないと、興味がないと判断されます。また、良い質問ができれば加点されて、ズレた質問をすると減点になることがあります。

詳しくは、以下の記事に書いてありますが、

 

・逆質問を極める!美容部員の採用面接で高評価を受ける質問10選

 

逆質問とは、面接官に志望度をアピールすることが目的なので、

「産休が取れるかどうか」
「昇給があるかどうか」

といったような質問よりは、

 

御社が今後入社してくる美容部員に求めることは何ですか?
チームワークを高めるために御社が取り組まれていることは何かありますか?
御社ではどのような美容部員が活躍していますか?

など、志望動機や仕事への興味関心をアピールできるような質問ができるとベストです。

 

おわりに

おわりに

面接対策で最も重要なことは

面接官の質問の目的をしっかりと理解すること

です。

 

将来の目標を聞く質問にしても、面接官の目的によって、回答する内容を変えていかなければなりません。

また、美容部員の新卒採用面接はたった30分しかありません。その短い時間でしっかりと自分をアピールする必要があります。笑顔を忘れず、かつ的確に自分をアピールできるように事前準備を徹底しておきましょう!

関連記事

・「どんな美容部員になりたいか」の考え方と事例集

・美容部員の採用面接で人間関係の良い会社を見抜く5つの逆質問

ブランド別の対策記事

・人気ブランドの選考対策一覧

この記事をかいた人

2002年大学卒業後、インテリジェンス入社。人材派遣の営業を担当後、@cosmeを運営するアイスタイルに入社し、美容部員専門の求人サイトを立ち上げ、2015年アイスタイルキャリアを設立、代表取締役社長に就任。全国の美容専門学校や短大にて就職アドバイザー、化粧品検定顧問を務める。2018年に美容部員専門のオンラインスクールと人材紹介事業を行う株式会社タレンタップを創業。これまで就職・転職支援してきた美容部員は1000名を超える。コスメ検定1級、ほめる達人検定3級取得。