美容部員の就活内定の秘訣は「本気度」

ビューティーツリー の辻堂です。

いよいよ、22年卒の美容部員の就活がスタートしました。学生に人気のあるイプサやロクシタンでは、すでにインターンの募集も始まっています。

さて、みなさんの中にもお気づきの方は多いかと思いますが、22年卒の美容部員の就活状況は、コロナの影響により激戦になることが予想されます。

──22年卒の美容部員の就活が激戦になる理由
──内定を勝ち取るために必要なこと

この2つのテーマについて、お話しします。

22年卒の美容部員の就活が激戦になる理由

22年卒の美容部員の就活は、激戦になることが予想されます。それには2つ理由があります

 

──1.美容部員の採用枠が減っている
──2.隣接業界の採用枠が激減している

 

──1.美容部員の採用枠が減っている

コロナの影響で、化粧品メーカー各社は必要以上の人員を採用しなくなりました。特にコロナの打撃が大きいメイクアップブランドでは、22年度の新卒採用を見送る企業が増えそうです。

また、これまで離職率が高かった美容部員の仕事ですが、コロナ状況下で辞める人が減っているため、22年卒の新卒採用は採用枠が激減しています。ざっくりですが、募集人数は21年卒と比べて1/5くらいに激減しています。

 

──2.隣接業界の採用枠が激減している

隣接業界(おとなりの業界)とは、エアライン、ウェディング、ホテル観光、ファッション業界です。こちらの業界は、化粧品業界以上にコロナの影響が深刻で、当然、新卒の採用枠も激減しています。

そのため、例えば、CA(キャビンアテンダント)を目指していたエアライン志望の学生さんが、美容部員を志望するといったケースが増えています。

 

これらの理由から、採用枠は減っているのに、志望する学生の数は増えているため、美容部員の就活は激戦になることが予想されます。

 

美容部員の就活で内定を勝ち取るために必要なこと

22年卒の就活で、大事なテーマは「本気度」です。

景気が悪くなると、景気が良い時代に比べて、学生は1社でも多くの企業を受験しようと、1人あたりのエントリー社数は増えます。でも、たくさんエントリーすればするほど、1社に使う時間が短くなり、雑になりがちです。

一方、企業の立場からすると、エントリーしてくる学生が激増し、(言葉を選ばずに言うと)適当なエントリーも増えてくるので、本気じゃない人は極力排除して、本気の人の中から良い人材を採用しようとします。

だから、みんながたくさんの企業にエントリーするような時代は、他の学生と同じように手当たり次第エントリーすると、逆に結果を出すのは難しくなります。

 

このような時代だからこそ、逆にエントリーする企業を絞って、本当に興味がある企業だけにエントリーすることが大事です。絞ることで、1社1社を丁寧に時間を使って研究できます。また、エントリーに必要な自己PR動画や志望動機なども丁寧に作成することで、本気度の高さをしっかりアピールできます。

企業を絞って本気度をアピールすること、これが22年卒の美容部員の就活で、内定を勝ち取る秘訣です。

 

まとめ

22卒の美容部員の就活では、不安だからといって、やたらめったらエントリーするのではなく、自分が興味の持てる会社に絞ってエントリーして、1社1社の対応を丁寧にすることで、本気度をアピールすることが大事です。

イプサやロクシタンのように、早期でインターンシップなどを行っている会社は、早期に興味を持って参加してくる学生=本気度が高いと判断して、インターン参加者だけで新卒採用を完結してしまうケースもあります。

もし興味のある会社が早期でインターンシップを開催している場合は、あとで後悔しないためにも、必ず参加しておきましょう。

この記事をかいた人

大学卒業後、大手人材会社パーソルキャリア入社。その後、@cosmeを運営するアイスタイルに入社、人事部、社長室、メディア事業部、子会社社長を経て、2018年に美容業界専門の新卒対策メディアを運営する「ビューティーツリー」を創業。