オルビスは1984年に設立された化粧品メーカーです。設立当時、当時はインターネットもなく、化粧品の通信販売も一般的ではなかった時代に、実店舗を持たない通販専門の化粧品会社としてスタートしています。
オルビスには『常識にとらわれない哲学』があります。
具体的には、以下のような業界初・常識破りの実績があります。
どうですか?
このように哲学に忠実に実行しているオルビスは、「お客様に誠実であること」という理念は社内にしっかりと浸透していると感じます。
有言実行のオルビスだからこそ、2017年12月期には売上500億円を突破して、従業員数も1300人を超える規模に成長しています。2000年にリアルショップをスタートさせて、現在では全国約116店舗に展開して、900名を超える美容部員が活躍しています。
オルビスでは美容部員の新卒採用は毎年20名前後となっており、新卒社員を一人ひとり丁寧に育成することをモットーにしているため、新卒は少人数採用となっています。
オルビスの採用HP、新卒採用面接を受けた学生や転職者の体験談をもとに、オルビスの美容部員として働く魅力やオルビスの求める人物像、オルビスの選考基準と内定の秘訣について考察していきます。
オルビスの美容部員として働く魅力
オルビスの魅力とは、『お客様に誠実であるために常識にとらわれない「チャレンジ」スピリットがある』ことです。
オルビスの採用HPには、以下のメッセージが書いてあります。
大事なのは、何でもかんでもチャレンジするのではなく、「お客様にとって本当に必要なものは何か?」を軸に常識すら疑って、変える必要があれば常識を覆すことさえできる会社ということです。
美容部員の仕事で想像してみてください。
・お客様に必要ないと思うものは強引にクロージングかけずに敢えて売らなくてもいいのでは…
もしかしたらマニュアルとは異なる思いや考えが浮かんだとき、100%実行できるかどうかは分からないけど、本当にお客様が求めていることなら、提案を受け入れてくれるだろうし、関係者をしっかりと納得させることができれば実行できるかも知れません。
つまり、『お客様と誠実に向き合った仕事ができる』ことがオルビスの美容部員として働く魅力でしょう。
もしオルビスの美容部員を志望する方は、この「お客様と誠実に向き合った仕事ができる魅力」を志望動機の軸に置くと良いでしょう。
オルビスの求める人物像
オルビスの採用HPには、以下のメッセージが書いてあります。
独創性とは誰も考えないような独創的なコトを想像するイメージがありますが、そこは『お客様が本当に求めていることを想像すること』とシンプルに解釈しましょう。
つまり、お客様が本当に求めている接客とは何か。お客様は何を求めてオルビスショップに来店するのか、こういったことを日々考えて、それを実行できる人を求めているということです。
また、共創性とは『チームを巻き込む力』と解釈するとわかりやすいです。
お客様が本当に求めていることを具体的なアイデアにしたら、上司、同僚、後輩など関係者と連携して実行に移していくことが必要なので、チームを上手に巻き込む能力を持つ人材を求めているのでしょう。
チームを巻き込みアイデアを実行できる人
これが、オルビスの求める人物像と言えます。
オルビスの選考基準と対策
オルビスの求める人物像を参考に、私たちビューティーツリー編集部ではオルビスの選考基準は以下の4つと想像します。
評価項目 | 具体的な指標 |
---|---|
独創性 | もっとこうしたほうがいい、こう変えたらよりよくなると考え、創意工夫してきたか |
共創性 | チームワークに取り組んできたか。チームのために主体的に行動して巻き込んだか。 |
誠実さ | 自分をよく見せようとしていないか。飾っていないか。 |
オルビス愛 | オルビスの魅力に感じた点を自分の言葉で話せたか。納得感はあるか。 |
独創性
評価基準は、創意工夫したり、よりよくする方法を考えたりしたことがあるかです。
部活やサークル、ゼミ、バイトで、創意工夫したり、よりよくするために行動した経験は誰にでもあるでしょう。その経験をエピソードにして、オルビスの求める独創性としてアピールするといいでしょう。
共創性
チームで取り組んだこと、そこでチームのために主体的に行動した経験をアピールしましょう。ポイントは、自分の強みを活かしてチームに貢献したことを語ることです。
例)
・私は人の良いところを相手に伝えて、チームをポジティブに変えていく
・私はどんな場所でも必ず自分から相手の目を見て挨拶して明るいチームに変えていく
・飲食店のアルバイトでは必ず早めに出勤して掃除をします。掃除をすることでスタッフ全員が心地よくなり、お客様が来店しやすい雰囲気づくりを行いました。
誠実さ
お客様に誠実になるためには、自分自身に誠実であることが大事です。誠実さは、言葉でアピールできるものではありませんので、面接での行動や振る舞いに気をつけましょう。
自己PRでは過剰にアピールせずに等身大の自分を見せる、集団面接等では他人に配慮する、人の話を聞くなど、誠実な対応を心がけることが大事です。
オルビス愛
オルビス愛とは志望動機です。
もしオルビスの商品を昔から使用していた、接客をしてもらった美容部員に感動した、というエピソードをお持ちの人は、それを熱く語ってアピールしましょう。
そのようなエピソードのない人は、『お客様と誠実に向き合った仕事ができる』オルビスの魅力を軸に、オルビスの志望動機を考えましょう。
参考例)
・アパレル販売のアルバイトで、お客様が悩まれていたので「今買う必要はない」ということを丁寧に伝えたところ、とても信頼して下さって、それ以来何度もご来店頂くことになりました。私はお客様にとって本当に必要なものは何かを考え、誠実な美容部員になりたいと考え、オルビスに興味を持ちました。
オルビスの選考で聞かれた質問集
オルビスの選考を受けた学生や転職者の体験談より、オルビスの採用面接でよく聞かれる質問をまとめました。
・周囲からどんな人と言われますか?
・自分の好きなところ、弱みだと思うところはどこですか?
・グループの中であなたはどんな役割が多いですか?
・優秀な後輩、優秀ではない後輩がついたとき、あなたはどのような教え方をしますか?
・人とのコミュニケーションであなたが大切にしていることは何ですか?
・学生時代に挫折や落ち込んだ経験はありますか?どうやって乗り越えましたか?
・ストレスを感じたとき、どのようにして発散しますか?
自己分析、他己分析を聞いて、応募者の人間性を見ようしています。つまり、オルビスの選考基準で言うと『誠実さ』『共創性』を確認しています。
オルビスの採用面接で大事なことは、決して自分を必要以上によく見せようとしないことです。
オルビスでは誠実な人間を求めているので、強みをアピールしたらそのままではなく、自分の弱みや欠点もしっかりと認識していることが大事です。
面接でアピール過多だと感じたときは、敢えて自分の弱みや欠点を伝えてみるのも良いでしょう。ただし、その場合は弱みや欠点とどう向き合っているか(どうカバーしているか)もセットで語るようにしましょう。
・オルビスの店舗に行ったことはありますか?どう感じましたか?
・オルビスの商品を使ったことはありますか?どう感じましたか?
・オルビスにはどんなイメージを持っていますか?
・なぜ、美容部員の仕事をしたいと思ったのですか?
・どんな美容部員になりたいですか?
・もしオルビスに入社したらやってみたいことは?
・オルビスで働くうえで何か不安はありますか?
・最後に質問やこれだけはアピールしておきたいと思うことはありますか?
他のブランドと同様、オルビスの面接では、店頭を訪問した経験や商品を使った経験、その感想を聞かれます。面接前には必ず店頭へ訪問して、商品を使っておきましょう。
また、美容部員を目指すことになったきっかけを聞かれるため、エピソードは用意しておきましょう。もし他ブランドの美容部員がきっかけならば、嘘をつかず、正直にそれを話しましょう。ただし、なぜオルビスなのか(なぜ他ブランドではないのか)を説明できないと、志望度は低いと判断されてしまう可能性があるので、オルビスである理由は考えておきましょう。
最後に逆質問があるようです。逆質問は応募者の志望度を測ることが目的なので、必ず質問をするようにしましょう。アピールでもいいです。また、会社やブランド、仕事に対する質問をしましょう。
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おわりに
オルビスは社員、お客様、社会に対する誠実さを大切にしている会社です。
ブランドとしての華やかさや派手さはそこまで強くありませんが、誠実な仲間と商品とブランドとともに、お客様本位の接客がしたいと考える人には、とてもやりがいを感じることができるブランドでしょう。
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