美容部員(BA)の『最終面接』で気をつけるべきたった1つのこと

美容部員の最終面接で気をつけるべきたった1つのこと

こんにちは。ビューティーツリーの辻堂です。

美容部員の新卒採用における最終面接の選考通過率は、一般的に30%くらいです。3人のうち1人に内定が出るといった感じです。

「最終面接まで来たからもう大丈夫でしょ…」と油断していたら全滅してしまったという人もいます。

せっかく最終まできたのだから、何とか内定をもらいたいところ。では、どうすれば、最終面接をクリアできるのか。

今回は美容部員の最終面接をクリアするために意識すべきたった1つのことをご紹介します。

最終面接では『志望度』がすべて

最終面接では『志望度』がすべて

最終面接で意識すべきことは『志望度』をどれだけアピールできるかどうかが重要です。

なぜ、志望度が大事なのでしょうか。

それは、下記2つの理由があります。

1. 適性や能力の評価は最終面接前の段階で完了している
2. 最終面接の面接官は役職者が多い

これらの理由について、少し詳しく説明していきます。特に2つ目の理由は、最終面接突破にはかなり重要な要素になるので、しっかりと読んでおいてください。

1. 適性や能力の評価は最終面接前の段階で完了している

1. 適性や能力の評価は最終面接前の段階で完了している

一般的に美容部員の新卒採用面接は3段階あります。

選考内容 評価項目 通過率
①ES&適正筆記 最低限の能力・適性・志望度 75%
②1次面接(集団orGD) ブランド適性、コミュ力、印象や人間性 30%
③2次最終(個人or集団) コミュ力、志望度 30%

つまり、1次面接終了時点で自社のブランドにマッチするかどうか、接客業をする上での印象やコミュニケーション力があるかどうかまで、見極めができているケースがほとんどです。

そのため、2次面接では志望度を中心に選考を行います。

2. 最終面接の面接官は役職者が多い

2. 最終面接の面接官は役職者が多いから

2つ目の理由は、一般的に最終面接の面接官は役職者になります。具体的には、美容部員が所属することになる営業部の部長やマネージャー、もしくは研修を行う教育トレーナーです。

こういった役職者の方々は一般的に年齢が高く『プライドが高い』という特徴があります。

だから、志望度があまり感じられない学生や、内定を出しても辞退するのが分かってしまう学生には、採用したい気持ちはあってもプライドが許さないので最終選考では落とすケースが多いようです。

人事採用担当者の立場からすると、他社の選考を落ちるかもしれないし、もしかしたら気が変わるかもしれないので、良い人材なら内定を出しておきたいと考えるのが普通ですが、採用決定権を持つ責任者はそのように判断しません。

この2つの理由から、最終面接では『志望度』が重要になります。

最終面接で志望度をアピールする方法

最終面接で志望度をアピールする方法

最終面接では『志望度』が重要になることはお分かりいただけたと思います。

では、どうやって最終面接の面接官に志望度をアピールすればよいのでしょうか。

 

ずばり、
「御社が第一志望です」
「内定を頂けたなら、御社に入社します」
と迷わず回答することです。

 

面接対策には正解はありませんので、当然、この回答内容にも賛否両論あるかと思います。しかし、本当は別の企業を志望していますと本音を言ったところで、よほど魅力的な人材ではない限り、間違いなく落とされるでしょう。

また、もしかしたら第一志望の企業の選考に落ちて、繰上がりでその企業が第一志望になるかも知れませんし、その企業の内定をもらった後に社員に会ってみて志望度が一気に高まるかも知れません。

そもそも、興味ゼロの会社の選考を受けることはないと思いますし、第一志望群を第一志望ということが嘘なのかと言えば、第一志望になる可能性がある以上、嘘ではないと考えます。

だから、第一志望群に入っている企業の最終面接では、迷わす「入社したいです」と言い切ることが重要だと考えます。

 

【志望動機】ほとんどの学生が知らない志望動機で熱意を伝えるコツ

 

おわりに

化粧品メーカー各社、美容部員の就業年数を伸ばそうと必死に取り組んでいます。その取り組みの一つに、新卒や中途採用面接では「なぜ当社なのか」「本当に志望しているのか」を徹底的に見極めようとしています。

これから美容部員の最終面接を迎える方は、「なぜこの企業なのか」「なぜこのブランドなのか」を今一度考えて、自分の言葉で整理しておきましょう。

 

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この記事をかいた人

大学卒業後、大手人材会社パーソルキャリア入社。その後、@cosmeを運営するアイスタイルに入社、人事部、社長室、メディア事業部、子会社社長を経て、2018年に美容業界専門の新卒対策メディアを運営する「ビューティーツリー」を創業。