こんにちは。
2019年3月1日より大手就職メディアではエントリーが一斉にスタートしました。これから会社説明会に参加する機会もどんどん増えてくるでしょう。
さて、会社説明会と言えば「気になる会社の話を聞きに行く」くらいのイメージしかない人もいるかもしれませんが、実は会社説明会からすでに選考は始まっています。会社説明会で気を抜くとヤバいです。
今日は会社説明会の裏側についてお話しします。
■合わせて読んでほしい記事
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会社説明会で気を抜くと何がヤバいの?
会社説明会とは、その会社がどんな事業をやっていて、主力商品にどんなものがあるのか。また、社員はどんなやりがいを感じて働いているのかなどを学生に説明して、最終的には「選考を受けたい!!」と学生に思ってもらうための機会です。
ということは、会社説明会は企業は学生を選ぶのではなく、学生が企業を選ぶ段階と言えます。
これは一般的な考え方としては正解ですが、実態に照らすと不正解です。
会社説明会では企業も学生を選考しています。
説明会参加者のうち、5%~10%程度の学生は説明会の態度で即不合格になります。
会社説明会って、話を聞くだけじゃないの?と思う方もいるでしょう。
会社説明会では企業は学生の何を見て合否を決めているのでしょうか。
会社説明会で人事は何を見ているか
会社説明会は、参加者側の視点で見ると特に気になることはないかと思いますが、開催者側から見ると様々な異変に気づくことがあります。
■非常識な時間間隔
例えば、
と案内しているのに、30分前
に来る学生がちらほらいます。
5分前行動なら理解できますが、30分前に来るのは企業の立場からすると迷惑です。
また、午前中の予定が長引いたのか、説明会に遅れて参加する学生もいます。
社会人なら遅れる場合は事前に電話を一本入れるのが常識
ですが、何の連絡もない学生がいます。
■受付での態度が悪い
説明会の受付で、採用担当者が学生に名前フルネームを聞いて、出欠確認していると思います。
元気よく笑顔で名前を言ってくれる学生もいますが、ぶっきらぼうに名前を言って、横柄な態度で入室してくる
学生もいます。
美容部員は、接客中だけでなく、店内清掃時や待機中など、店頭に立つ間はいかなる場合でも気を抜くことができません。そのような仕事なのに、会社説明会の受付で人事に横柄な態度を取る学生につとまるのでしょうか。
■セミナー中に居眠り
会社説明会が始まって、人事が話を始めると、ウトウトと寝てしまう学生もいます。
どうせ話手は気づかないだろうと思っているかも知れませんが、それはセミナー会場を前のスクリーン側から見たことがない人の考えです。
スクリーン側から学生を見ると、寝ている姿はとても印象に残ります。
そして、当社にはあまり興味はないけど、とりあえず応募しているのだろう…と感じてしまいます。
挙げればキリがありませんが、会社説明会を開催すると、毎回こういった異変に気づくことがあります。
■説明会の裏側
採用担当者は、こういった学生の異変に気づいた際にどうするでしょうか。
裏で必ずチェックをつけています。
そして、その学生が筆記テストを受けようが、テストの点数に関係なく不合格
とします。
私が人事採用担当をしていた頃は、メンバー全員が常に受付名簿を持っていて、その場でチェックをつけて即NGとしていました。またざっくりですが、受付や説明会での態度を見て、点数をつけることもありました。そして、その点数は最終面接まで残していました。
説明会でやってはいけない行動5選
無断で遅刻する
社会人の感覚からすれば無断遅刻は非常識です。説明会前の予定が長引くことはあるでしょう。それ自体は仕方のないことです。大事なのは、前の予定が終了した時点で、すぐに連絡を入れることです。
連絡は電話がベストです。電話番号がわからなければ、メールでも結構です。遅れることは決して良いことではありませんが、事前に連絡をすればネガティブな評価になることはありません。
遅刻してしまう場合は必ず事前に電話で連絡を入れましょう。
開始時間の20~30分前に会場入りする
これは先ほど説明しましたが、あまりに早い時間帯に会場入りすると相手に迷惑をかけてしまいます。
5分前行動であれば問題ありませんが、20~30分前になると完全に非常識になってしまいます。
会社説明会も選考会もすべて5分~10分前行動を意識しましょう。
受付で横柄な態度をとる
美容部員は、店頭に立つと常に笑顔で、明るくふるまうことが求められます。だから、採用担当者は会社説明会の受付では、極端に元気のない人や覇気がない人、横柄な態度を取る人など、異変に気づいたら必ずチェックしています。
説明会の受付は面接だと思って満面の笑みで参加しましょう。
セミナー中に居眠りする
当然といえば当然ですが、説明会で居眠りする学生は必ずいます。居眠りしてしまったら、その企業の選考は厳しいと思ったほうがいいでしょう。だから、興味がある会社の説明会は、絶対に寝ないようにしましょう。
説明会があまりにも退屈で、眠たくなってきたら、自己PRや志望動機を考えたりして眠気を覚ましましょう。
説明会終了後もなかなか帰らない
会社説明会が終了すると、アンケートを記入することがあります。自分の熱意を伝えようと、長時間かけて、余白がなくなるくらいにびっしり書く人がいます。
びっしり書けば熱意が伝わるだろうと思うのは学生側の都合で、採用担当者は次の説明会の準備があるからさっさと帰って欲しいくらいの気持ちです。
余白が一切ない文字でびっしり埋まったアンケートを忙しい採用担当者が読む気になりますか?
アンケートは説明会を受けた感想を書くものです。熱意を伝えるためのものではありません。
また、説明会終了後も長時間かけてやたらと質問をしてくる学生もいます。人事は笑顔で対応してくれますが、本音のところは、そんなの自分で調べて欲しいしさっさと帰ってくれないかなと思っているでしょう。
アンケートには必要なことを書いて長居せずにさっさと退出しましょう。
まとめ
会社説明会では学生が企業を選ぶのと同じく、企業も学生の態度を見て、選考しています。説明会を選考会の一部と思って参加しましょう。
また、よかれと思って取った行動が、必ずしも相手が好意的に受け止めてくれるとは限りません。
会社説明会は、時間通りに行動して、話をきいて、率直な感想をアンケートに書いて、どうしても聞きたいことを質問して、時間通りに帰れば、何ら問題ありません。
会社説明会は熱意を伝える場ではありませんので、覚えておきましょう。
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