日本ロレアルの美容部員の選考対策|動画エントリーシート(ES)突破のコツ

こんにちは。ビューティーツリー編集部です。

今回は、イヴ・サンローラン、シュウウエムラ、ランコム、キールズなどグローバルで人気のブランドを展開するロレアルグループの日本ロレアルのエントリーシートの対策について、紹介してます。

 
・日本ロレアルの会社、ブランド紹介ムービーを見る

・日本ロレアルの面接クチコミを見る

・【動画】自己PR動画の上手に撮るコツ

・【動画】ラグジュアリーブランド内定者の動画ES事例 

日本ロレアルのエントリーシート

21年卒の日本ロレアルのエントリーシートの設問は、以下4つです。

1.美容部員を志望する理由(400字)
2.応募ブランドを志望する理由(400字)
3.自己PR(400字)
4.自己PR動画(30秒〜60秒)

各設問に対する対策を紹介していきます。
 

エントリーシートで意識すること

まずはじめに。
エントリーシートを書く上での大原則です。

それは、
「結論」「理由」「エピソード」
の順に書くこと。

結論が最初に書いてある文章は、あなたが伝えたいことがすぐに分かります。

結論が最初に書いていない文章は、あなたが伝えたいことが最後まで読まないと分かりません。

では、1日に何十人ものエントリーシートを読む面接官の立場を考えれたら、どちらのエントリーシートがいいか、わかりですよね?

エントリーシートは、結論から書くようにしましょう。
 

日本ロレアルの採用基準

エントリーシートの対策に入る前に、日本ロレアルの採用基準を確認しておきましょう。

ビューティーツリーの就職イベントでも人事の方が仰ってましたが、
日本ロレアルでは採用基準として以下の2つを掲げています。

主体性
ブランドへの愛

それぞれ解説します。
 

主体性

主体性とは、「自分から進んで行動する姿勢」のことです。
つまり、人に言われて動くのではなく、
自分から考えて行動できる人を採用したいということです。
 

ブランド愛

ブランド愛とは、そのブランドをどれだけ好きかという思いです。
ランコムなら、ランコムというブランドを本気で好きな人を採用したいということです。
 

「主体性」と「ブランド愛」をアピールすること

日本ロレアルの採用基準を理解した上で、
自己PRすることが大事なので、今回のエントリーシートでは、
「主体性」と「ブランド愛」をアピールすることが重要です。

これを理解した上で、エントリーシートの対策方法を紹介していきます。
 

1.美容部員を志望する理由

この設問では
本気で美容部員を目指しているか
を聞いています。

単なる憧れやイメージだけで美容部員を選ぶ人は、入社しても「やっぱ違う」と言って長く続かないというようなケースがあったのかも知れません。

だから、この設問では、本気度をアピールすることが大事です。
本気度を伝えるには、自分が美容部員を目指すきっかけとなったエピソードを”具体的”に書きましょう。

○良い例

私は美容を通じて人を笑顔にして前向きな気持ちにできる美容部員の仕事がしたいと思い、美容部員を志望します。高校二年生の時、母にクレンジング方法を教えたことがきっかけで、母は美容に興味を持つようになりました。また、アイシャドウを母に塗ってあげた時に、瞼が明るくなったことで、色素の薄い瞳に透明感が生まれ、雰囲気のある目元に変わりました。私はその変化に驚き、メイクの面白さを感じると共に、華やかになった目元に母はとても感動して、活き活きとした表情に変わったことを今でも印象に残っています。(20年卒/国内メイクアップブランド内定者)

○良い例

私は大好きな化粧品を通じて、人の悩みを解決してあげることができる美容部員の仕事に興味を持ち、志望しています。
昨年の夏のインターンシップでモデルさんにメイクをする機会がありましたが、モデルさんに肌の悩みを相談されたことがあり、私が気に入っている化粧品を紹介したところ、肌に合ったようでとても感謝されました。それ以来、メイクをすることよりも、誰かの悩みを聞いて化粧品をオススメして解決してあげることが楽しくなり、美容部員の仕事に興味を持ちました。(20年卒/国内アーティストブランド内定者)

×悪い例

高校時代に初めて御社のカウンターを訪問した際に、接客してくれた美容部員さんがとても素敵で、私もこんな美容部員さんになりたいと思い、美容部員の仕事を志望しました。

良い例は、具体的なエピソードが書いてあり、美容部員の仕事を理解していると感じます。

悪い例は、すごく漠然(ばくぜん)としていて、単に憧れてるだけかな?と感じてしまいます。

あなたにしかない美容部員を目指すきっかけとなったエピソードを用意して、具体的に書くようにしましょう。
 

2.応募ブランドを志望する理由

この設問では
あなたがどれだけブランドを愛してるか
を聞いています。

まず前提として、応募先ブランドの紹介ムービーは必ずチェックして、ブランドの哲学や歴史、ストーリーを理解しておきましょう。
その上で、ブランドを愛する気持ちを伝えるのに大事なことは、「行動」で示すことです。

○良い例

高校時代から●●(ブランド名)が大好きで、もう20回以上、店舗を訪問しています。陽気で明るい世界観を持つ●●の店舗に行くと、いつもワクワクした気持ちになり、商品に触れるたびに嬉しくなります。

○良い例

初めてデパートで●●の接客を受けて以来大好きになり、●●のインスタは欠かさずチェックしていて、●●に関する本や映画もすべて観ました。●●はクールでスタイリッシュな印象があり、私は普段からクールで美しい女性になりたいと思っており、●●の美容部員になって、ブランドの魅力を多くの女性に伝えていきたいと考え、志望しました。

○悪い例

●●はスタイリッシュかつクールで、色味も美しく、私の憧れのブランドです。私も●●の美容部員になって、多くの女性に●●の魅力を伝えていきたいと思います。

良い例は、「20回以上訪問した」「インスタを欠かさずチェックした」「本や映画をすべて観た」と具体的な行動でブランド愛を表現しています。

悪い例は、ブランドの魅力を書いてあるだけで、どれだけ愛しているのかがいまいち伝わりづらい文章になっています。

ブランド愛は、行動で示しましょう。
 

3.自己PR

自己PRは
採用基準と一致する自身の強み
をアピールしましょう。

冒頭でも言いましたが、ロレアルでは「主体性」を求めています。

部活動、アルバイト、学校行事など、題材はなんでも構いません。自分から積極的に行動して結果を出した経験を探してアピールしましょう。

○良い例

私は何事も前向きにチャレンジすることを大事にしています。高校時代から続けているスタジアムでのビールの売り子のアルバイトでは、人と話すことが苦手だったことを克服するためにチャレンジしました。アルバイトを始めた当時は声にハリがなく、忙しいときには疲れた表情をしてしまい、なかなか売上が上がりませんでした。そこで売れている先輩を観察すると、みんな楽しそうに仕事をしていることに気づき、私もどうせやるなら前向きに楽しもうと決心して取り組むようにしました。得点が入ればお客さんと一緒に喜び、ビールを注ぐ時も「お疲れ様です!」と声をかけるようにしました。それ以来、お客さんが指名してくれるようになり、「いつも楽しそうで元気をもらっているよ」とお礼を言われることもあり、仕事にやりがいを感じるようになりました。この経験から、私は何事にも自ら前向きに取り組み、楽しむことの大切さを学びました。(20年卒/国内大手スキンケアブランド内定者/388文字)

主体性は、「自ら考え行動する」「前向きに取り組む」「チャレンジする」「積極的に取り組む」といった言葉でも表現できるので、自分のエピソードにぴったりの言葉を見つけて、アピールしましょう。
 

4.自己PR動画

動画で話す内容は、上記の自己PRで書いたあなたのアピールポイントを要約して話すのでもいいし、別のエピソードを用意できるなら、それでもいいと思います。

なお、動画ESで重要なのは印象です。30秒〜60秒の時間しかないので、話す内容よりも印象しか残りません。動画をパッと見て、「会いたい」って思わせることができるかどうかです。

下記3点を意識して、撮影するようにしましょう。

・良い姿勢で笑顔で話す
・明るい部屋で撮影する
・ブランドに合ったメイク・服装を意識する

暗い部屋で撮影したPR動画を見ると、なんとなく暗い人に見えてしまいます。暗い印象の人と会いたいと思う面接官はいると思いますか?

必ず明るい部屋で、天気の良い日を狙って撮影するようにしましょう。

 

日本ロレアルはエントリーする学生の数が非常に多く、書類選考を突破するのも簡単ではありません。

自己分析とブランド研究をしっかり行い、確実に選考通過できるように対策しましょう。

 
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この記事をかいた人

大学卒業後、大手人材会社パーソルキャリア入社。その後、@cosmeを運営するアイスタイルに入社、人事部、社長室、メディア事業部、子会社社長を経て、2018年に美容業界専門の新卒対策メディアを運営する「ビューティーツリー」を創業。