【面接対策】人気ブランドの内定者は必ずやっている|簡単に志望度の高さをアピールできるメモ活用術

こんにちは。

今日は、就職活動におけるメモの重要性についてお話しします。

ズバリ、メモをうまく活用すれば、就職活動を有利に進めることができます。メモを取るメリットと具体的な活用方法について、ご紹介してまいります。

メモを取る
3つのメリット

本来、メモを取る目的は「大切なことを忘れないため」です。

でも、今回ご紹介する就活で活用するメモの目的は、忘れないためではありません。以下に、就活でメモを取るメリットを3つご紹介します。

1.本気度が伝わる

説明会やインターンシップ、面接でメモを必死に取る学生の姿を見ると、

「私たちのことを本気で理解しようとしている」
「本当に入社したいという気持ちで参加している」

といったような印象を人事は持ちます。

誰かのインタビュー動画を見ても、聞き手が必死にメモを取っていたら、「この人、本気だな〜」って思いますよね。

だから、面接はもちろん、インターンシップや説明会でもメモを必死に取ることをオススメします。メモを取るだけで、真剣さや本気度をアピールできるからです。

ただし、メモを取ることに必死になりすぎて、ずっと下を向いてしまうのはNGです。あくまで目的は、本気度をアピールすることにあるので、大事な部分だけをメモしてアピールしつつ、顔をしっかり上げることも意識しましょう。

2.学習意欲の高さが伝わる

しっかりメモを取る学生には、真面目さや学習意欲の高さを感じます。

「この学生は入社後もしっかりメモを取って仕事をしてくれそうだな」と想像したりもします。

一方、私が面接官をしていた時、こちらが大切(と思っている)な話をしているときにメモを取らない学生の姿を見ると、「あまり興味がないのかな…」と少し寂しい気持ちになりました。

化粧品業界や美容医療業界、エステ業界では、皮膚の構造、美容理論、骨格、医療の知識など、入社後に学ぶことがたくさんあります。そんな中、メモを取るだけで学習意欲の高さをアピールできるのは、すごいメリットがあると思いませんか?

3.話し手が嬉しい

質問されると、シンプルに話し手は嬉しいです。

ちょっと想像してみてください。

例えば、皆さんがゼミやサークルでプレゼンすることになったとき、目の前に座っている人が必死にメモを取っていたら、どんな気持ちになりますか?

「ああ、私のプレゼンをちゃんと聞いてくれている」
「ちゃんと理解してくれている、良かった。。。」

という感じで、安心したり、嬉しい気持ちになりませんか?

人事採用担当者も気持ちは同じです。メモを必死に取ってくれる学生がいたら、すごく安心しますし、とても嬉しい気持ちになります。

逆にメモを取ってくれない学生に対しては、全員ではありませんが、ちょっと残念な気持ちになることがあります。

だから、メモをしっかり取っていた学生との面接は楽しかった、という印象が残りやすく、結果的に良い結果につながる可能性が高くなると思います。

オンラインでも
メモは重要

オンラインの説明会や面接でも、メモを取る姿は見えるのか?メモを取る効果はあるのか?

そんな疑問を持つ方もいるかと思いますが、結論は「YES」です。

オンラインとはいえ、メモを取る仕草はハッキリわかります。学生の皆さんは面接官に見られる立場になることが多いので、なかなか気づかないと思いますが、面接官の側に立てば一目瞭然です。

オンラインの説明会やインターンシップ、面接でもメモを取っている姿はすぐにわかります。

だから、オンラインでも効果はありますので、メモをしっかり取って、本気度や学習意欲の高さをアピールしましょう。

スマホでは
メモを取らない

最近はスマホのメモアプリを使って、メモを取る学生もいます。本来のメモの目的で考えれば、効果的な方法です。

でも、就活ではスマホを使わず、メモ帳を用意して手書きでメモを取りましょう。

なぜなら、就活でメモを取る目的は、忘れないために記録を残すことではなく、本気度や学習意欲の高さをアピールすることだからです

皆さんは、スマートフォンをいじりながら話を聞いている人の姿に、本気度や学習意欲の高さを感じるでしょうか?

正直、あまり感じませんよね。

メモ帳に手書きのメモを必死に取る姿に真剣さを感じると思います。だから、もし説明会や面接でメモを取ろうと思うなら、簡単なメモ帳を買って、手書きのメモを取るようにしましょう。

逆質問は
メモに書いておく

インターンシップや面接の最後には、必ずと言っていいほど、逆質問タイムがあります。

逆質問タイムでよく陥りがちなケースとして、事前に質問を用意していたけど、緊張したせいで質問を忘れてしまった…という声を聞きます。

面接官は逆質問で学生の本気度を見ています。そんな時に「質問は特にありません」とさらっと答えたらどうでしょうか。本気じゃないな、、、と感じられてしまうかも知れません。

こういったケースの対処法として、ぜひメモを活用しましょう。

事前にメモ帳に質問事項を書いておきます。そして、逆質問タイムに入ったら、「メモを取ってもよろしいでしょうか?」と聞きましょう。面接官の了承をもらったら、メモを取り出して、予め書いてある質問を見れば決して忘れることはありません。

事前に質問を考えて、メモ帳にまとめている、という行為に真剣さを感じますし、そこで聞いた話をメモを取ることで、さらに本気度や学習意欲の高さをアピールできます。

面接ではあまり良い評価ではなかったけど、逆質問タイムで評価が上がり、結果的に合格にしたというケースもよくあることなので、逆質問タイムでメモをうまく活用することをオススメします。

・面接で高評価を受ける逆質問10選

学生よりも面接官の話す時間が
長ければ合格の可能性は高い

記事の最後に、私が面接官をやっていた時に気づいたことをご紹介します。

私の方が学生よりもたくさん話をした面接は、「合格」にすることが多く、
私よりも学生の方がたくさん話をした面接は、ご縁がないという結果になることが多くありました。

一般的によく言われることですが、人はたくさん話す人よりも、話をたくさん聞いてくれる人に「コミュニケーションスキルが高い」という印象を持ちます。

美容部員やカウンセラーの仕事でも、話を聞く傾聴力の高い人がトップセールスになるとよく聞きます。

この心理を活用して、逆質問タイムで面接官が伝えたいと思っている会社のミッションやバリュー、大切にしている価値観などを質問でうまく聞き出すことで、コミュニケーションスキルが高いという評価をもらい、しかもメモをしっかり取ることで、本気度をアピールできれば、面接結果はかなり良いものになると思います。

「メモを取る」という誰でもできることですが、高い効果が期待できるので、就活を有利に進めたい方はぜひお試しください。

この記事をかいた人

大学卒業後、大手人材会社パーソルキャリア入社。その後、@cosmeを運営するアイスタイルに入社、人事部、社長室、メディア事業部、子会社社長を経て、2018年に美容業界専門の新卒対策メディアを運営する「ビューティーツリー」を創業。