【美容部員の志望動機】面接官に刺さる志望動機の考え方と事例集

【美容部員の志望動機】面接官に刺さる志望動機の考え方と事例集

美容部員を志望する学生や転職希望者にとって、エントリーシートや履歴書、WEBのエントリーフォームの志望動機に何を書いたらよいか、意外と悩む人も多いのではないでしょうか。美容部員×志望動機で検索すると、「コスメが好きではNG」「もっと深い動機をアピールしましょう」と書いてあるけど、具体的に何を書けばいいのでしょうか。

過去を振り返ってエピソードを探しても、大したものはないし、コスメが好き以上の志望動機なんてないのが本音の人もいるでしょう。今回は、志望動機の考え方と実際に美容部員に応募して内定を獲得した学生や転職者の具体的な志望動機をご紹介します。

面接官が志望動機を聞く理由


いろいろな転職サイトを見ると、美容部員の志望動機は「コスメが好き」ではダメでもっと深い動機を書きましょう!と紹介されていたりします。なぜ、この理由ではダメなのでしょうか。それを知るには、そもそもなぜ面接官が志望動機を聞くのかを理解する必要があります。

それでは面接官が志望動機を聞く理由とは何か、シンプルに言うと『その人がすぐに辞めないかどうかを判断するため』です。

ちなみに、メーカーやブランドにもよりますが、ざっくりの目安として、1人の美容部員を採用して一人前に育成するのにかかる費用はざっと100万円くらいです。

意外と高いと思いませんでしたか?それだけのコストをかけて育てたのに、数か月で辞めてしまいました、となると、さすがに会社は辛いですよね。だから、面接官は簡単に辞めない人材を採用したいです。

でも、どうやって辞めない人材を選んだらいいのか…そこで、志望動機が登場します。

志望動機は納得感がすべて


仮に皆さんが面接官だったら、以下のAさんとBさんのどちらを採用しますか?

Aさん:先日接客を受けて、美容部員っていいなあと思って、応募しました
Bさん:御社ブランドはずっと使い続けていますが、いつも笑顔で迎えてくれる御社の美容部員さんに元気をもらっています。そして、何度もお会いするうちに、私も人に元気を与える存在になりたいと考えて…応募しました。

一般的な感覚をお持ちの方なら、Bさんを選ぶのではないでしょうか。正直なところ、AさんよりBさんが長く続ける人材かどうかはわかりません。実際に「コスメ大好き」とか「ディオールに憧れてたから」という理由で美容部員になって、何年も活躍している人はたくさんいます。一方で、完璧な志望動機を語っていた人が入社研修期間中に来なくなったという話を聞くこともあります。

辞めるか辞めないかは誰にも分りません。しかし、人は何かを選ぶとき、理由がないと意外に選べません。だから、面接官は辞めない人材を選ぶ根拠として、納得できる志望動機を語ってくれたかどうかで判断しています。

つまり、志望動機は面接官が納得できるものを用意する必要があるということを覚えておきましょう。

面接官が納得する志望動機とは

どんな志望動機に面接官は納得するのでしょうか。それは『あなたにしか語れないエピソードがあるかどうか』に尽きます。誰でも語れるものではなく、あなたにしか語れないエピソードは、相手を納得させることができます。なぜなら、自分の体験をもとにしたエピソードには相手は批判する余地がなく、納得するしかないからです。

例えば、

コスメが大好きで、御社ブランドもずっとファンなんです。だから応募しました。

という志望動機を言ったとします。

この時の面接官の心境としては、

「皆同じことを言うけど、本当のところ、この人はどう思っているのだろうか?」
「コスメが好きならうちじゃなくてもいいんじゃないの?」
「うちで働くとキレイな部分だけじゃなく裏側の泥臭いところも見えてしまうからファンじゃなくなるかも知れないよ」

という気持ちでしょう。つまり、この志望動機は誰にでも同じことが語れるので、面接官からすれば納得感がなく、突っ込みどころ満載なわけです。

それでは、以下のような志望動機ではどうでしょうか。

はじめて化粧品カウンターに行った際、「強引に売られるのでは」と不安になっていた私に、御社の美容部員は「この商品だけでも十分効果が出ると思うので他の商品は必要ないですね」と言って、私に本当に必要な商品だけを提案してくれました。それ以来、「強引に売られるのではないか」という不安は一切なくなりました。私は御社の「売らない勇気を持つ」という考え方にとても共感しており、御社の美容部員になって、本当にお客様が必要とするものをしっかりご提案できる美容部員になりたいです。(ドメスティックブランド/女子大生)

このエピソードは自分の言葉で、自分の体験や気持ちをエピソードで語っています。これに対して面接官は「本当にそう思っているのか?」「そんなことで感動する人なんていないのでは?」と批判する余地はありません。なぜか、それは相手が感じたことや思ったことだからです。

つまり、面接官はこの志望動機に納得せざるを得ないのです。もちろん、嘘っぽいものや、明らかに大げさな内容と思われる志望動機は、面接官も受け入れてくれない可能性はあります。しかし、原則として志望動機はあなたにしか語れないエピソードを語ることが大事です。

美容部員の志望動機の事例集

おわりに
大手人気ブランドの内定を獲得した学生の志望動機を、簡単なものから深いものへ順にご紹介します。これらを参考に、自分ならどんなエピソードを語ることができるのか、どのような内容にしたら相手に伝わりやすいのか、考えるきっかけにしてもらえればと思います。

ドメスティックブランドの志望動機

「私は将来、美容のあらゆる悩みを解決できる知識と技術を身につけたいと考えています。そのためにも、御社のようにスキンケアだけでなく、メイクアップ、ヘアケア、サプリメントまで美容をトータルで扱うメーカーでお客様のために仕事がしたい」

アーティストブランドの志望動機

「私は将来、メイクアップを通じて身近な人や自分に自信が持てない多くの女性を元気にしてあげられるような人間になりたい。そのためには、御社のようにメイクアップで人の魅力を引き出すブランドで働いて、メイクの技術でファンづくりができるスキルを身につけたいと考えています。」

アーティストブランドの志望動機

「私にとってのメイクとは人の欠点を隠すものではなく、魅力を引き出すものだと考えています。だから、若い方から年齢を重ねられた方まで、お客様それぞれの魅力を引き出せるような美容部員になりたい。御社のブランドのコンセプトは人が本来持つ魅力を引き出すことを掲げているので、大変共感しました。」

ドメスティックブランドの志望動機

「私は美容を通じてお客様とお客様の周りの人に笑顔を生み出す仕事がしたいと考え志望します。大学時代、ニキビに悩んだ経験からスキンケアに興味を持ちました。接客をしてくれた美容部員からクレンジングの重要さを教えてもらいスキンケアを変えたところ、ニキビが気にならなくなりました。あまりの嬉しさに母にその話をすると、年齢を理由に綺麗になろうとすることを諦めていた母が、私の話をきっかけに丁寧にケアを行うようになりました。肌が徐々に綺麗になるにつれ、母はイキイキとした表情に変わっていくのがわかりました。美容は人に自信を与え、その自信は人に笑顔を生み出し、その笑顔はさらに周りの人を笑顔にしていくと思います。私はこの経験を通じて、美容でお客様に自信を与え、笑顔を生み出し、お客様の周りの方まで幸せにしたいと考えています。」

スキンケアブランドの志望動機

「肌診断を根拠とした1人ひとりに合わせた明確なご提案ができ、形に残る接客ができることが御社を志望する理由です。それは私がお客様に思い出していただける仕事がしたいと思っているからです。私がデパートで初めて接客を受けたブランドが***でした。最初は何か買わなければいけないという緊張感を持っていましたが、肌診断で自分の肌の状況をわかりやすく説明して頂き、様々な種類の商品からどれが私の今の肌に合っているのかがよく理解できました。根拠のあるご提案は信頼することができ、緊張も和らぎました。知識のない私に丁寧な説明をするとともに手書きのレシピを頂きました。それ以来そのレシピを見るたびにお手入れの楽しさを感じ、肌に悩みを感じたときに思いだすのは***となりました。私は日頃から些細なことでも手書きのメッセージを添えることを大切にしています。それを見返す機会があった時に思い出して前向きな気持ちになってもらえたら嬉しいからです。1人ひとりに真に寄り添ったご提案が形となって***として残る接客ができるポイントが私に合っていると感じました。」

アーティストブランドの志望動機

「私は、常にお客様を笑顔でお迎えして、多くの女性をイキイキとした表情に変える美容部員になりたいです。御社の美容部員は、いつも明るく、とても元気で、入店した際は素敵な笑顔で迎えてくれるので、***の店舗に行くと嬉しい気持ちになります。混雑している時に多少待たされたとしても、***の美容部員さんの笑顔を見ると、嫌な気分になることもなく、気持ちが晴れます。これからインターネットで化粧品を購入することが当たり前になっていく中、わざわざ店頭に足を運んで化粧品を買うお客様は、プロの専門的な知識や技術以上に、常に素敵な笑顔で迎えてくれることを期待するのではないかと思います。私も***の美容部員になって、常に笑顔でお迎えすることで、お客様をイキイキとした表情に変えていきたいと思っています。」

コレクションブランドの志望動機

「私が御社を志望するのは、御社のブランドには女性に「憧れ」を持たせてあげることができるからです。私は女性にとって「憧れ」を持つことはとても大事だと思っています。私は御社の商品でメイクをした日は、私が憧れるハイクラスなイメージに少し近づけたような気がして、いつもよりキレイな自分になっている気持ちになります。また、同時にしぐさ、ふるまい、表情も憧れのイメージに近づこうと努力しています。そうやって、少しずつ憧れに近づこうと努力をすることで女性はどんどんキレイになっていくのだと思います。だから、私は御社の美容部員のように、しぐさ、姿勢、表情、技術、知識などすべてにおいて洗練された、お客様から憧れの対象となるような存在になりたいと思います。」

スキンケアブランドの志望動機

「私は、お客様と商品の間に喜びや感動を生み出すことができる御社の美容部員に魅力を感じ、志望します。私が現在使っている洗顔料は御社の販売員に勧めていただいたものです。その販売員の方から泡の立て方も教わり、きめ細やかな泡が上手に作れたときの嬉しさはとても印象に残っています。母や友人にもその方法を共有したところ、毛穴が綺麗になったととても喜んでくれました。私はその笑顔にとても嬉しくなったことを覚えています。一つの商品がきっかけて、人と人がつながり、笑顔が生まれるきっかけをつくることができる御社の美容部員の仕事は魅力的だと考えます。」

化粧品ブランド分析のコツ|美容部員を目指す人が知っておくべきブランドの調べ方

面接官に刺さる志望動機の考え方と事例集のまとめ


上記の事例集を見ると、志望動機は以下3つのパターンに分かれます。

人に魅力を感じる
会社の考え方に魅力を感じる
商品に魅力を感じる

人に魅力を感じるパターンは、そこで働く美容部員です。美容部員に丁寧な接客を受けた、真剣に悩みを聴いてくれた、安心感を与えてくれた、納得のいく提案をしてくれたといった体験を通じて、志望動機を設計しています。会社の考え方に魅力を感じるパターンは、美容部員に対する教育方針や接客のスタンス、ブランドの持つ世界観や女性を引きつける魅力などを根拠に志望動機を設計しています。

商品に魅力を感じるパターンは、商品のコンセプトや実際に使用してみて実感した効果や周囲の人が使用してみて感動した体験などをベースに志望動機を設計しています。ただし、学生にとってはデパートブランドの商品はなかなか体験できないのと、そもそも商品を使って感動するくらいの体験はあまりないことを考えると、志望動機は人か会社の考え方をベースに設計するのが無難かもしれません。

 

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この記事をかいた人

2002年大学卒業後、インテリジェンス入社。人材派遣の営業を担当後、@cosmeを運営するアイスタイルに入社し、美容部員専門の求人サイトを立ち上げ、2015年アイスタイルキャリアを設立、代表取締役社長に就任。全国の美容専門学校や短大にて就職アドバイザー、化粧品検定顧問を務める。2018年に美容部員専門のオンラインスクールと人材紹介事業を行う株式会社タレンタップを創業。これまで就職・転職支援してきた美容部員は1000名を超える。コスメ検定1級、ほめる達人検定3級取得。