美容クリニックの面接のリアルや内定者の志望動機がわかる内定者セミナー|2022年1月24日開催

こちらの記事は、2022年1月24日に開催されたビューティーツリー主催の美容クリニック内定者セミナーの一部を書き起こしたものです。ビューティーツリーチャンネルでは、動画も配信しています。以下よりご覧ください。

 

本日のスピーカー

・美容クリニック22卒内定者 Oさん

・ビューティーツリー代表 辻堂

経営者が出版する
本を読んで企業研究

辻堂:美容医療に興味を持ったきっかけを教えてください。

Oさん:化粧品会社も受けたんですけど、美容クリニックと化粧品メーカーを比べたときに、美容クリニックの方が人々に直接自信を与えたり、人の幸せに関わっていけるんじゃないかなと思って、美容クリニックを第一志望にして就活をしてきました。


辻堂:そのような中、湘南美容クリニックを選んだ理由を教えてもらえますか?

Oさん:湘南美容クリニックさんの社員を大事にする考え方に魅力を感じました。湘南美容クリニックには「15の行動指針」というものがあるのですが、それを読んだときにすごく共感できたのと、ここなら自分が楽しく働けそうって思いました。

また、研修制度もかなりしっかりしていて、配属後も一対一で丁寧に教えてもらえる制度があったので、湘南美容クリニックなら成長できるし、自分も楽しく仕事できるかなと思って、途中からは湘南美容クリニックだけに絞って就活をしました。

辻堂:美容クリニックは内容によってはお金がかかるので、化粧品と違って学生さんが気軽に通うことは難しいと思いますが、そんな美容クリニックの企業研究はどのように行いましたか?

Oさん:実は私はクリニックには一度も行ったことがなくて、施術も受けたことがないし、カウンセリングも受けたことがありませんでした。だから、HPをみて調べたり、湘南美容クリニックは、社長さんが結構有名な人で、ドキュメンタリー番組に登場されていたりするんですけど、そういう過去の動画を全部見たりとか、あと本も出版されてるので、本を購入して読んだりとか、Instagramとかも積極的に更新されているので、こまめにチェックをして企業研究を進めました。

ちなみに面接では、社長の書かれた本を読んだ話をした際に、面接官に「しっかりと勉強されてますね」とお褒めいただいたことがあったので、本を読んで企業研究したことはプラスに働いたのかなって感じてます。


内定者が企業研究で読んでいた本

 

面接やエントリーシートでは
傾聴力をアピール

辻堂:エントリーシートでは、どのようなことを意識して書きましたか?

Oさん:エントリーシートでは、具体的に書くことを意識しました。また、受付カウンセラーという仕事は、やっぱり人の話を聞くという傾聴力が大事だと思ったんで、
塾講師のアルバイト経験を踏まえながら、傾聴力という部分をアピールしました。


湘南美容クリニックのエントリーシートは、1枚の紙に自由に書いて良いというものでした。両面使っても良いとのことでしたので、それを活かして、表面には私の表の顔、裏面には裏の顔という形で、表には長所、裏面には短所を書いて提出しました。

辻堂:自分の短所を書くことに抵抗はありませんでしたか?素直に書きすぎて、逆にマイナスに評価されてしまうのでは?と不安になりませんでしたか?

Oさん:本当は書きたくなかったんですけど、湘南美容クリニックでは、先ほど言った通り、15の行動指針があり、その中でも「素直」というのを一番大切にされている印象があったので、素直さをアピールするためにも自分の短所をしっかり書きました。

辻堂:湘南美容クリニックさんの面接ではどんなヘアメイク服装で参加しましたか?

Oさん:ヘアメイクは、アイラインを引かずにおとなしめのいわゆる就活メイクで、リクルートスーツを着て参加しました。夏のインターンシップのときは、オフィスカジュアルっぽい服装の学生さんもいましたが、面接では全員がリクルートスーツでした。

オンライン面接の後に、対面の面接がありましたが、個室に通されて一対一でお話しする感じだったんですけど、一番最初に言われたのが「敬語はもちろん大事だけど、敬語にとらわれて言いたいことが言えなくなるぐらいなら、もう敬語は気にしなくていいから、あなたの思いを伝えて欲しい」っていうふうに言ってくださり、結構和やかにお話を聞いてくださりました。

辻堂:面接ではどのような質問をされましたか?また、Oさんのどんな強みをアピールしましたか?

Oさん:「あなたの長所はなんですか?」と聞かれて、「ポジティブなところです」と回答したら、「ネガティブな人は嫌いですか」とか、「もし職場にネガティブな人がいたらどう接しますか?」っていうのを聞かれて、自分とタイプが違う人とはどのように接していくのかについて、結構深く聞かれました。これは、受付カウンセラーという職業が、色々なタイプの患者さまと対応する必要があるので、自分とタイプの違う人でも上手に対応することができるのかどうかを見られていたと思います。

もう一つ、「一番になった経験はありますか?」という質問もされました。湘南美容クリニックさんでは、積極的な人材を採用したいと仰っていて、何かで一番を取るには自分が積極的に働きかけないと取れないので、積極性を見る意味でこういった質問をされたのかな?と思います。

また、湘南美容部員クリニックさんでは、「総合医療グループとして世界No.1」になるというビジョンを掲げているのですが、一番にこだわってきたか、一番になるためにはどんな努力をしてきたのか、というところも見られていた気がします。私は、部活動などをしてこなかったので、どうしよう…と悩んでいたら、高校生の時に文化祭実行委員の活動でクラスで優勝した経験があったので、その時のお話をしました。

 

・湘南美容クリニックの面接クチコミを見る

志望動機は聞かれなかったので
自ら志望動機をアピールした

辻堂:志望動機はどのようなことをアピールしたのでしょうか?

Oさん:実は、湘南美容クリニックさんの面接の中で、志望動機は聞かれませんでした。面接前に提出した履歴書には志望動機欄があって、そこには、湘南美容クリニックさんが「先客後利」という考え方を大切にされていたんですけど、お客様の利益を優先すれば、会社の利益は後からついてくるという考え方で、これにすごく共感したってことを書きました。

辻堂:おそらく3回くらい面接があったかと思いますが、志望動機は一度も聞かれなかったんですね。。。それでは、面接では逆質問タイムはありましたか?その時、どんな質問をしましたか?

Oさん:湘南美容クリニックさんの面接では、毎回面接の最後に逆質問の時間がありました。私は、キャリアプランについて質問していました。面接官さんの方が、どんなキャリアプランを持っていて、どのように成長してこられたのかという点と、あとは、社長の本は2冊読読みましたが、その他にも読んでおいた方がいい本とかはありますか?と聞きました。本の質問をした時には、「しっかり勉強されようとしてるんですね」とお褒めいただいたので、勉強する姿勢をアピールできたのかなと思います。

また、面接のときに「メモを持ってきて取っていいよ」と言われたので、面接中に気になることがあれば、ちゃんとメモを取りました。メモを積極的に取ることで、本気度や意欲をアピールできると思うので、メモをとることも大切だと思います。

辻堂:確かに、メモを取ることは大切ですね。私が面接官で、質問タイムで私が話している時に、メモを取る学生と取らない学生がいたら、明らかに前者の方が印象はいいですね。

皆さんも学校とかでプレゼンする機会があって、聞いている人が必死にメモを取っていたら、ちょっと嬉しくないですか?

「私の話をメモ取ってくれている」って思いますよね?面接官も同じで、メモを取ってくれると、純粋に嬉しいと思います。こういうところで、相手の気持ちを考えて行動できる人が人気企業の内定を獲得しているイメージがあります。

ちなみに、Oさんが内定をもらえた理由は何だと思いますか?

Oさん:最終面接の後にその場で内定をいただいて、傾聴力があって、カウンセラーに向いていて、カウンセラーとして活躍できると思ったから採用したいと思ったとお話しいただきました。

また、2次面接の最後にフリーの時間があって、「何でもいいんで言いたいことがあればいい残して帰ってください」と言われたときに、私は湘南美容クリニックに絶対入りたいんです、という面接で聞かれなかった志望動機を結構語りました。それが面接官の印象に残っていたみたいで、一緒に働きたいと思いましたと仰っていただけました。

 

・湘南美容クリニックの面接クチコミを見る

就活が終えて分かったことは
やっぱり自己分析が大事

辻堂:最後にこれから就活を迎える後輩へのアドバイスをお願いします。

Oさん:私が就活をしているときに、よく先輩に「自己分析大事だよ」って言われてたんですけど、実際に就活してみて、やっぱり自己分析が大事だったなと思っています。

湘南美容クリニックの面接では、1時間の面接予定が大幅に長引き、2時間近く面接したことがあって、高校時代の話を引っ張り出してこないと答えられないくらい深堀されました。それまでに私は中学時代までさかのぼって、自己分析を結構しっかりやっていたので、なんとか深掘りに耐えることができたと思います。

なので、自分の過去を掘り返して、あの時はどういう気持ちでどう行動したのか、を一つずつ書き出して、しっかり自己分析していれば、面接で何を聞かれても答えることができると思うし、深掘りされても一貫性を持って答えることができると思うので、自己分析をしっかりやってほしいと思います。

辻堂:自己分析をすることで、一貫性のあるアピールができることは非常に重要なポイントですね。毎回、いうことがコロコロ変わってしまうと、面接官の印象にはなかなか残りにくい。一方で、毎回一貫性のあるアピールができる学生には、「〇〇の学生」という印象が残りますので、他の学生との差別化ができますね。

今日はお忙しいなか、内定者セミナーにお越しいただき、ありがとうございました。

この記事をかいた人

大学卒業後、大手人材会社パーソルキャリア入社。その後、@cosmeを運営するアイスタイルに入社、人事部、社長室、メディア事業部、子会社社長を経て、2018年に美容業界専門の新卒対策メディアを運営する「ビューティーツリー」を創業。