日本ロレアルの美容部員の選考対策|面接官に刺さる志望動機と選考突破の秘訣

ビューティーツリー編集長の辻堂です。

世界150カ国で主要36のブランドを展開する世界No.1の化粧品会社ロレアルグループの美容部員になるための選考対策をご紹介します。

 

日本ロレアルの採用基準

日本ロレアルでは、新卒採用を行う7つのブランドで採用する人材に共通して求めるものは以下2点だと考えます。

①主体性
②ブランドへの愛

日本ロレアルの選考を通過するには、この2つを面接官にアピールできるかが勝負です。

①主体性

日本ロレアルでは、全美容部員に「主体性」を求めています。言われたことをするという待ちのスタンスではなく、言われなくても自分から行動していく姿勢です。セミナーや面接では、人事の話を聞いているだけでなく、自分から積極的に質問をして、自分から学ぼうとする人材でないと選考通過は難しいでしょう。

エントリーシートや面接では、自分が主体的に行動したエピソードで「主体性」をしっかりアピールすることが大事です。面接では事前に聞きたいことを考えておいて、逆質問タイムでは時間の許す限り、積極的に質問して主体性を発揮しましょう。

②ブランドへの愛

華やかなイメージのある外資系ブランドでは、楽しいことばかりではなく、辛いことや大変なこともたくさんあリます。そんな時に「やっぱり美容部員は向いていない」となってしまうか、「このブランドが好きだからもう少し頑張ってみよう」と思えるかどうかが重要で、成長していくにはブランド愛は欠かせません。

だから、ロレアルでは「ブランドへの愛」を求めています。もしイヴ・サンローランを志望するなら、イヴ・サンローランの歴史やなぜファッションからビューティーへ展開したのかなど、ブランドのストーリーを理解することが不可欠です。ブランドへの理解をアピールすることで、あなたのブランド愛をしっかり面接官に伝えましょう。

 

日本ロレアルのインターン

日本ロレアルでは、2020年1月〜2月にかけて、インターンシップを募集しました。(2020年12月12日エントリー終了)インターンでは、日本ロレアルの事業の説明や内定者、先輩美容部員との座談会などを予定しており、適性検査の合格者のみ参加可能となっています。

インターン参加できれば選考に有利

一般的に、本選考が始まる直前に行われるインターンシップは採用に関係することが多いため、日本ロレアルのインターンシップも採用と関係がありそうです。イヴ・サンローランやシュウウエムラ、ランコムなど日本ロレアルのブランドを志望する学生は、インターンシップには必ずエントリーしましょう。また、インターンシップに参加することができたら、積極的に質問して、志望度の高さをアピールするといいでしょう。

 

日本ロレアルのES対策

主体性をアピールしよう

日本ロレアルでは20年卒の新卒採用ではオープンESを利用しており、設問は「学業・研究室で取り組んだ内容」「自己PR」「学生時代に力を入れたこと」の3つでした。

日本ロレアルは採用基準の一つに「主体性」を掲げています。そのため、ESでは「主体性」をアピールすることを意識して書くようにしましょう。主体性とは、誰かに言われて行動するのではなく、自分から主体的に行動する姿勢を言います。アルバイト、部活動、ゼミ活動などエピソードのテーマはなんでも構いません。その中で、積極的に自分が行動した体験談を織り交ぜて、ESに書くといいでしょう。

日本ロレアルの筆記試験

筆記試験

日本ロレアルの20年卒の新卒採用では、筆記試験は実施していませんので、21年卒も筆記試験を実施する可能性は少ないと考えます。

適性検査

日本ロレアルでは、20年卒の新卒採用ではCUBICを使用しています。もし、事前に詳しく対策したい方は、インターネットで「CUBIC対策」を検索して、対策記事を読んでおきましょう。

CUBICなどの一般的な適性検査では、受験した人の性格や気質を評価するほか、自分を必要以上によく見せようとしていないか、嘘の回答をしていないかといった信頼係数という嘘を見抜く指標があります。これがあまりに高く出ると、嘘をついていると判断されて、一発で落とされることがありますので、嘘偽りなく、正直に解答することを心がけましょう。

 

日本ロレアルの面接で聞かれる質問と対策

面接形式

日本ロレアルでは新卒採用面接は2回あり、1回目は集団面接、2回目は個人面接となっています。(20年卒の採用実績)
一問一答のような面接ではなく、会話のような流れで質問をしていく形式で、ブランドによっては緊張する雰囲気の面接もあるようですが、比較的リラックスした雰囲気の面接のようです。

よく聞かれる質問

日本ロレアルの面接では、「志望動機」と「学生時代に頑張ったこと」の2点がよく聞かれる質問です。採用基準に「ブランド愛」と「主体性」を求めていますので、志望動機を聞くことでブランドに対する熱意を見ているのでしょう。

また、学生時代に頑張ったことを聞いて、どれだけ主体的に行動してきたかを確認していると考えます。

面接対策

・志望動機
ブランドに対する熱意は、単に好きということを言うのではなく、行動した客観的な事実でアピールするようにしましょう。「20以上の店舗を訪問した」「高校時代から商品を買って、アイテムが●個以上持っている」「イヴ・サンローランに関する本を読んだ」といった感じで、好きな気持ちを行動でアピールすることを意識しましょう。

・学生時代に頑張ったこと
主体性を意識してアピールしましょう。誰かに言われて動いたのではなく、自分から行動した体験や積極的に行動したエピソードを用意して、語るようにしましょう。

 

日本ロレアルの面接での服装・メイクの注意点

日本ロレアルの20年卒の新卒採用では、「スーツ着用・ヘアメイクはブランドにふさわしいもの」という指定があったようです。そのため、内定者の多くは各ブランドの店頭を訪問して、そこで働いている美容部員のヘアメイクを研究して、面接当日は店頭の美容部員のヘアメイクを意識して参加したという声が多かったです。

したがって、私服という指定がない限り、服装はスーツが無難でしょう。ヘアメイクは応募するブランドの特徴・カラーを意識したヘアメイクをするといいでしょう。なお、服装に関する指定がない場合は、スーツでも構いませんが、ブランドの特徴・カラーを意識した服装で参加するとよいでしょう。

この記事をかいた人

大学卒業後、大手人材会社パーソルキャリア入社。その後、@cosmeを運営するアイスタイルに入社、人事部、社長室、メディア事業部、子会社社長を経て、2018年に美容業界専門の新卒対策メディアを運営する「ビューティーツリー」を創業。