こんにちは。
化粧品・美容業界の就活支援を行うビューティーツリーの辻堂です。
私のこれまでの経験を踏まえて、皆さんの就職相談にお答えしています。
「エントリーシートにはたくさんのことを書いたほうがいいのでしょうか?」大阪女学院大学3年生
エントリーシートに書くテーマは1つに絞った方がいい
エントリーシートを見ると、たくさん書いたほうがいいのかな?と思う人も多いのではないでしょうか。
これまで、いろいろなことにチャレンジしてきた人なら、なおさら色々なことを書きたくなるでしょう。
でも、それは全く逆です。
できる限り、テーマを1つに絞り込みましょう。
自己PRでテーマを1つに絞る理由
たとえば、皆さんの友人が飲食店をオープンさせたとします。
あなたが友人に「どんなジャンルのお店なの?」と聞いて、
「ラーメン、チャーハン、餃子、パスタ、オムライス、カレーもあるよ」
と言われて、どんなお店をイメージしますか?
難しいですよね。きっと、「色々あるけど、これといって特徴がないお店」と食べログに書かれていそうな気がします。
では、こちらはいかがですか?
「火を噴くような辛さの麻婆豆腐屋だよ」
と言われたら、どうですか?
一瞬でイメージできますよね?
しかも記憶に残りやすい。
自己PRや学生時代に力を入れたことも同じです。
みなさんは、短い時間で相手に自分をイメージさせて、しかも相手の記憶に残ってもらう必要があります。
「どんな料理があるの?」
と面接官が聞いているのに
「なんでもあるよ」
と回答したら、それはイメージできないし、記憶にも残らないということです。
面接官は
「火を噴くぐらい辛い」というような
あなたの個性やウリが聞きたいのです。
テーマを1つに絞り込んだら深みを出す
書くテーマを絞り込んだら、書く範囲は狭くなりますが、その分、深みを出すことができます。
自己PRとは、同じ麻婆豆腐でも、他の中華料理屋の麻婆豆腐とは何が違うのか、ウリを伝えることです。
「うちの麻婆豆腐は麻婆豆腐でも、火を噴くくらい辛くしているよ。」
「同じパスタでも、手作りでもっちもちのパスタ麺を使っています。」
これが自己PRです。
繰り返しますが、中華料理屋に行けば、メニューが沢山あることくらい、誰もが分かっています。
その中でも何がウリなのか、それが面接官の知りたいことです。
だから、エントリーシートに書くときは、できる限りテーマを1つに絞って書きましょう。
選考で自己PRを話すときは、できる限りテーマを1つに絞って話しましょう。
志望動機を聞かれた場合は、どれだけたくさんの動機があったとしても、できるかぎり1つに絞って伝えましょう。