カネボウの美容部員の選考対策│面接官に刺さる志望動機と内定の秘訣

カネボウの美容部員の選考対策│面接官に刺さる志望動機と内定の秘訣

カネボウは、化粧品業界を志望するなら誰もが知る大手化粧品メーカーです。

2006年にソフィーナブランドを展開する花王グループになり、2016年には、化粧品事業80年の知見を結集させたブランド「KANEBO(カネボウ)」を立ち上げました。カネボウが展開する化粧品ブランドは、「KANEBO」、CHICCA(キッカ)、KATE(ケイト)、コフレドールなど多岐にわたり、チャネルも百貨店、専門店、ドラッグストアなど複数展開しています。

 

カネボウブランドを扱う美容部員の採用は、カネボウビューティカウンセリング株式会社が行っています。

 

カネボウビューティカウンセリング株式会社の採用HP、カネボウの美容部員の採用面接を受けた学生や転職者の体験談をもとに、カネボウの美容部員として働く魅力、カネボウの求める人物像、カネボウの選考基準と内定の秘訣について、考察していきます。

 

 

カネボウの美容部員として働く魅力

カネボウの美容部員として働く魅力

カネボウは、ブランドのコンセプトとして、以下を掲げています。

Feel Your Beauty
お客様の本来の美と個性を最大限に引き出すパートナーになること

 

そして、カネボウの美容部員の仕事とは

寄り添うカウンセリング
カネボウのビューティカウンセラーは、お客さまの思いに寄り添いながら、お客さまが本来お持ちになっている美と個性を引き出すお手伝いをする仕事です。

と定義しています。

 

つまり、化粧品を介して、お客様と人生のお付き合いをしてキレイになるためのお手伝いをすることがカネボウのビューティカウンセラーの仕事ということです。単に化粧品を販売するだけでなく、あなた自身がブランドとなってお客様をファンにしていく、そんな仕事なのでしょう。

 

美容部員という仕事で、

『お客様と人生のお付き合いがしたい』
『新規よりは固定のお客様をじっくり接客したい』

と思う方は、カネボウのビューティカウンセラーの仕事はとても向いているでしょう。

 

また、カネボウは幅広い年齢お客様をターゲットとする複数のブランドを扱っているので、カネボウで働く美容部員も自分の年齢に合ったブランドで働くことができます。しかも、出産後の復帰を支援する『時短制度』や何らかの事情で退職してもまた復帰できる『カムバック制度』、パートナーの転勤等に合わせて店舗異動できる『ライフサポート転勤制度』などもあり、

『1つの会社で長く美容部員の仕事を続けたい』

と考えている人には魅力的な会社だと言えます。

 

カネボウの求める人物像

カネボウでは、人材のことを『人財』と呼んでいます。これは人を財(たから)だと考える会社の意思表示です。

カネボウビューティカウンセリング株式会社は、カネボウブランドの販売を専門に行っている会社であり、厳密にいうと化粧品メーカーではありません。だから、人財=美容部員が商品そのものになります。メーカーが化粧品の開発に全力を注ぐのと同様、カネボウビューティカウンセリング株式会社は、美容部員の教育育成に全力を注いでいるのでしょう。

 

そのようなカネボウビューティカウンセリング株式会社の採用HPには、もとめる人財像として、以下5つをあげています。

・美への探求心が旺盛で、自己研鑽できる人
・人の役にたてる事に、喜びとやりがいを感じる人
・チャレンジを続けられる人
・チームワークを大切にして協働で成果をあげる人
・高い倫理観を持った人

 

5つの要素の中でも、私たちは次の2つが特に大事だと考えます。

・人の役にたてる事に、喜びとやりがいを感じる人
・高い倫理観を持った人

なぜなら、会社が目指す『寄り添うカウンセリング』に絶対必要だからです。

 

化粧品が好き、美容やメイクが好き、だけではダメです。人の役に立ちたい、人を喜ばせてあげたい、人に感謝されたいという気持ちがないとお客様をファンにして、人生のお付き合いはできないからです。

 

また、カネボウには若い年代から年齢を重ねた女性まで来店されます。むしろ、若い美容部員にとって年齢が離れたお客様の方が多いかも知れません。そのような幅広い年代のお客様に信頼してもらうためには、誰もが正しいと思うことをする高い倫理観が必要だからです。

 

当然、お客様に信頼してもらうためには、『美容の知識や技術』は不可欠です。また、現状に満足せずお客様のためにより良くしていこうとするチャレンジ精神や、美容部員はチームで仕事をするため協働する姿勢も大事です。

でも、それ以上にカネボウの美容部員に必要なのは、『誠実な人間性と倫理観を持ち、人の役に立ちたいと考える利他精神の持っていること』でしょう。

 

カネボウの選考基準と内定の秘訣

カネボウの選考基準と内定の秘訣

カネボウの選考基準は以下4つと考えます。

評価項目 具体的な指標
利他の精神 人のために行動することに喜びややりがいを感じるか
倫理観 常識的な考え方ができるか。飾らず、誰からも好感を持たれるタイプか
主体性 自分から考えて主体的に行動してきたか。
協調性 チームのために貢献してきたか。他人と良い関係を築くことができるか

 

利他の精神

カネボウでは『利他の精神』が必要条件です。面接では、人のために行動してそれが自身のやりがいにつながったエピソードを用意して『利他の精神』をアピールすることが大事です。

カネボウでは、『世代を超えた』年代のお客様と人生のお付き合いをしていくので、祖父母や親類など『世代を超えた』人とのエピソードを用意することができればベストです。

 

倫理観

カネボウでは『倫理観』も必要条件です。

適性検査では、正直に回答していなかったり、必要以上によく見せようとすると、虚偽の可能性が検出されますので、あまり自分をよく見せようと思わず、正直に回答するようにしましょう。

また、面接でもアピールしすぎたり、よく見せようとすると、誠実さに欠ける印象を与えてしまうことがあるので、気をつけましょう。

 

主体性

カネボウビューティカウンセリング株式会社は、化粧品メーカーではないため、美容部員が商品です。美容部員が主体的に行動しなければ、そもそも会社の存在価値がなくなってしまうので、お客様のために主体的に考えて、行動できる人材の採用が不可欠です。

 

協調性

チームのためにどんな強みを生かして行動してきたかを見極めています。

チームを前向きにするために、「とにかく挨拶を徹底する」「常に笑顔を意識する」「感謝の言葉をかける」など何でもいいです。チームを前進させるあなたの強みは何か、エピソードとセットにアピールしましょう。

 

カネボウの内定の秘訣

内定の秘訣は

・メーカーではなく、販売会社の志望動機を語ること

です。

 

カネボウビューティカウンセリング株式会社は、化粧品メーカーではありません。美容部員しかいない、販売専門の会社です。だからこそ、化粧品が好き、美容が好き、メイクが好きでは通用しません。

 

美容部員の仕事の本質、つまり「人の悩みを聴いて、化粧品を通じて、悩みを解決していく」ことへの志望動機を語ることが大事です。

カネボウの面接を受けた学生の体験談

カネボウの面接を受けた学生の体験談

ピアスの選考を受けた学生や転職者の体験談より、ピアスの採用面接でよく聞かれる質問をまとめました。

 

筆記試験│大学生・女性・19年卒

【筆記試験】
・試験問題の種類:SPI+性格適性検査
・解答の形式:WEB
・出題数:30問くらい
・時間:60分
・内容:言語、非言語

いわゆる一般的なWEBテストと適性検査だった。
対策をしておけば問題なくクリアできるレベル。

 

カネボウでは、1次面接前にSPI+適性検査があります。恐らく、ここで最低限の能力(言語、非言語)と倫理観を確認しているのでしょう。SPIは1冊本を購入して、言語=国語(読み書きレベル)と非言語=数学の対策をしておけばクリアできるレベルなので、1回は対策しておきましょう。

 

また、適性検査は正直に回答することが大事です。少しでも虚偽申告の可能性が出たら即NGになってしまうかも知れません。

 

【選考形式】
・形式:集団面接
・時間:30分
・学生:3人
・面接官:1人
・服装:スーツ

【面接の雰囲気】
・面接官は40代の女性1人で、終始和やかな雰囲気だった

【質問内容】
・自己紹介
・学生時代に頑張ったこと
・カネボウビューティカウンセリングを志望する理由
・なぜ美容部員を目指そうと思ったのか

【ポイント】
・一人ひとりに順番に質問をしていく流れだった。
・和やかな雰囲気なのであまり緊張せずに臨むことができた
・志望動機は結構深く聞かれるので、1次面接から対策しておいたほうがいい。
・質問を通じて、私の考え方とか「なぜそうしたのか」といった人間性を見ている感じがした。

 

カネボウビューティカウンセリング株式は、販売専門の会社なので、美容やメイクやコスメ好きではなく、美容部員の仕事に興味を持っていることが重要です。そのため、志望動機を詳しく聞いているのでしょう。

 

また、学生時代の判断理由を聞いて、人間性=誠実さ、倫理観を確認していると思われます。

 

 

おわりに

カネボウビューティカウンセリングは化粧品メーカーではなく、カネボウブランドの販売専門会社です。内定の秘訣でも紹介しましたが、販売専門会社に向けた志望動機を語ることが大事です。

 

また、カネボウの幅広い年齢層のお客様から信頼されるためには、『利他の精神』と『高い倫理観』が必要になりますので、面接ではこの2つをしっかりアピールすることがポイントです。

 

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