【連載企画】新卒2年目の美容部員に聞く「私の就職活動と化粧品専門店を選んだ理由」

【連載企画】新卒2年目の美容部員に聞く「私の就職活動と化粧品専門店を選んだ理由」

現在、美容部員として活躍する人にインタビューして、これから美容部員を目指す人に美容部員の仕事に魅力を伝えていく連載記事。

第1回目は、化粧品専門店「K-PORT(ケイポート)」恵比寿店で活躍する社会人2年目の小野さんにインタビューしてきました。

世の中にはたくさんの仕事がある中、なぜ美容部員を目指したのか。また、なぜ百貨店ではなく化粧品専門店で働くことを決めたのか。その魅力に迫ってみたいと思います。

 

–それでは、簡単に自己紹介をお願いします。

 

現在は、K-PORT恵比寿店で美容部員として働いております”小野(おの)”と申します。出身は宮城県で、地元の高校を卒業後、2018年4月にK-PORTに新卒入社しました。

 

‐‐なぜ美容部員になろうと思ったのですか?

 

もともと化粧品が好きで、自分にとっては服よりも化粧品を買うのが楽しみでした。自分のコンプレックスを改善できたときとてもポジティブな気持ちになれるので、特にメイクアップに興味を持つようになりました。また、私の母親が化粧品メーカーの美容部員だったこともあり、そういった縁があって、私も自然と美容部員になりたいと思うようになりました。

人と話すことが大好きだったので、人とコミュニケーションを取りながら、化粧品やメイクアップに関わることができるという点でも、美容部員という仕事が魅力的でした。

 

‐‐美容部員を目指すことになった時、なぜ東京で就職しようと思ったのですか?

 

仙台にも数は少ないですが、百貨店や専門店はあります。ただ、仙台と違って、東京には百貨店や専門店がたくさんありますし、たくさんの人がいます。ほとんどの人は地元に就職しますが、私は美容部員になって、いろいろな人と話して、いろんな人の価値観に触れてみたいと思っていましたので、東京で就職しようと考えていました。

 

‐‐就職先として、化粧品メーカーではなく、化粧品専門店を選んだのはなぜですか?

 

2つ理由があります。

1つ目は、たくさんのブランドやアイテムを扱ってみたかったからです。化粧品メーカーの美容部員になると、基本的に自社のブランドのアイテムを販売することになります。それも魅力的な仕事ではありますが、私の場合、色々な化粧品を扱って、お客様の悩みを解決したいと思っていたので、複数のブランドのアイテムを扱うことができる化粧品専門店を選びました。

2つ目は、人と話すことが好きだったので、お客様との距離が近い場所で働きたいと思っていました。百貨店には高級感溢れる雰囲気がありますが、私はどちらかというと、入りづらさや敷居の高さを感じてしまいます。また、実際はそんなことないと思いますが、接客を受けたら「売られそう…」という印象も受けました。

私はたくさんの人を接客してみたいと思っていたので、お客様との距離が近く、親しみやすい雰囲気がある化粧品専門店の方が私には魅力的に感じて、現在のKポートに入社することを決めました。

 

‐‐入社後の具体的なキャリアを教えてください。

 

4月に入社して、2週間ほど本部で研修したのち、店舗に配属となりました。その後、店舗ではOJT(店頭現場で先輩から直接指導を受けて学ぶ育成方法のこと)を通じて業務を理解していきました。現在は、店頭での接客業務のほか、季節に合わせたコーナー企画などの売り場づくりをしたり、店舗運営に関わる様々な仕事をしています。

 

‐‐実際に美容部員になってみて、入社前後のギャップはありましたか?

 

ありました。入社前から、美容部員の仕事が大変なことはわかっていましたが、思っていた以上にお客様には様々なタイプの方がいらっしゃるので、接客の難しさを痛感しています。美容の知識やメイクの技術は、勉強すればある程度は身につきますが、接客は経験しないと学ぶことができないので、そこが難しさでもあり、やりがいに感じます。

 

‐‐専門店の美容部員として働く魅力を教えてください。

 

専門店で働く魅力は2つあります。

1つ目は、色々な人との出会いがあるところです。私が働くホテルエクセレント店[恵比寿西口]は路面店のため、子連れのお客様もいらっしゃれば、散歩中にふらっとお立ち寄りになった年配のお客様もいます。来店されたお客様とは、化粧品の話はもちろん、天気の話をしたり色々な話題について話をします。そうやって、色々な人の考え方や価値観に触れることができるのは、化粧品専門店で働く魅力だと思います。

2つ目は、色々なブランドの化粧品を扱うことができるところです。1つのメーカーで働くと、そのブランドにある商品の中からしか提案することはできません。しかし、専門店のように複数のブランドの商品を扱っていれば、お客様の悩みやご要望に対して、幅広い選択肢の中から提案することができます。実際に、お客様から資生堂さんの商品とアルビオンさんの商品を一度に試してみたいというご要望があり、顔の左半分を資生堂さん、右半分をアルビオンさんを使って試した方がいました。これは化粧品専門店だからこそできるだと思います。

 

‐‐K-PORTでは学生アルバイトを募集していますが、学生がK-PORTでアルバイトするメリットがあれば教えてください。

 

K-PORTには、色々なブランドの商品が並んでいます。また、色々な年齢のお客様がいらっしゃいます。そのため、化粧品に関する幅広い知識やそれぞれのブランドの特徴を学ぶことができますし、どの年齢層の方々にはどんな商品が売れているのかといった化粧品のトレンドを知ることもできます。

もし将来、美容部員を目指す学生さんなら、色々なブランドの特徴を知ることができるのは、とても貴重な経験になると思います。また、言葉遣いや礼儀といった基本的な接客マナーをしっかり学ぶことができますので、美容部員を目指していなくても、就職活動では接客の経験はとても有利に働くのではないかと思います。

‐‐小野さん、ありがとうございました。

おわりに

K-PORTホテルエクセレント店で働く小野さんの話を聞いて、化粧品専門店で働くことに興味を持った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「ブランドに強いこだわりがなく色々なブランドの商品を扱ってみたい」「ブランドの枠を超えてたくさんの商品からお客様の悩みを解決する提案がしたい」
もし、このような考えを持つ人は、化粧品専門店の求人を確認してみましょう♪

 

 

この記事をかいた人

2002年大学卒業後、大手人材派遣会社パソナに入社。化粧品・ファッション業界の販売職の派遣事業に、営業やカウンセラーとして約15年関わる。その後、国内スキンケアブランドの美容部員に転職。未経験から美容部員に転職した経験を活かしてキャリアアドバイザーを務める。