こんにちは。
いよいよ、美容部員の新卒採用が本格化してきました。
大手化粧品メーカーでは、エントリーシートの提出を求めるケースが多く、今回は面接官が会いたくなる
エントリーシートや履歴書を書くコツをお教えします。
エントリーシートとは
そもそも、エントリーシートとは何かというと、紙を使った面接です。
人気ブランドにもなると、学生から1万件近いエントリーがあります。
採用担当者としては、応募者全員と会うことは現実的に難しいので、会うべき人と会うためにも「熱意があまり感じられない人や能力的に厳しそうな人には選考をご遠慮いただく」という目的で、エントリーシートを導入しています。
仮にエントリーシートを提出後、全員が選考に進める場合だったとしても、選考に参加した時点で、ある程度の結果は決まっていると思ったほうがいいでしょう。
また、エントリーシートは採用担当者が必ず読まなければならないものではありません
。
読みたくないものは読まずに、そのまま不合格で落としていきます。
実際に、私も人事採用担当をしていた頃に1日300通近くのエントリーシートを読んだ経験があります。
エントリーシートを読むことだけが仕事ではないので、時間的にはかなり厳しく、それだけの量を読んでいると、読みたくないエントリーシートは読まずに、読みたくなるエントリーシート、会いたくなるエントリーシートに絞って読んでいました。
読みたくなるエントリーシート(ES)を書くコツ
読みたくなるような、会いたくなるようなエントリーシートを書くには、3つポイントがあります。
1. 結論→理由→具体的なエピソードの順に書く
採用担当者は限られた時間の中でエントリーシートを見ます。読む時間はエントリー数によっても変わりますが、平均にすると大体1枚あたり30秒~1分程度でしょう。
だから、パッとみて、一瞬であなたの最も伝えたいことを伝えなければなりません。
そのためには、最初に最も伝えたいテーマ(結論)
を持ってくることが大事です。
そして、結論を読むと、人は「なぜ?」と思うので、理由や根拠を次に書きます。
さらに、「この人は本当にそうなのかな?」と思ったら、具体的なエピソードで納得させるという流れです。
2. スペースにぎっしり書かず、余白をうまく残す
皆さんも本を買うときに、1ページに小さい文字でぎっしり隙間なく書いてある本は、読みたいと思いますか?
自分が読みたいテーマならまだしも、読まなくてもいいとなると、おそらく読まないでしょう。
エントリーシートも全く同じです。
スペースに余白がなく、文字がぎっしり書いてあると、採用担当者は読む気がしません。
だから、適度に余白を作ったり、重要なところには赤線を引いたりして、採用担当者が読みやすいように書いてあげることが重要です。
ただし、余白だらけだと、手を抜いたと思われてしまう可能性があるので要注意です。
3.抽象的な言葉を使わず、具体的な言葉を使う
採用担当者は、抽象的な言葉がやたらと多いエントリーシートはあまり読む気がしません。
「御社の美容部員さんは私に多角的な提案
をしてくれたのでとても印象的でした」と書いてあったりすると、『多角的ってなんだろう?』『なんかよく分からない言葉だなあ』『どうせ、ほかの項目もわかりづらいんだろうな』と思われてしまいます。
「御社の美容部員さんは私に化粧品のことだけでなく、普段の食事や睡眠といった生活習慣についてもアドバイスをくれたことがとても印象的でした」と書いてあるほうが、途中で「なぜ?」と立ち止まることなく、スムーズに読むことができます。
抽象的な表現は、相手の読む流れを止めてしまいます。
できる限り、具体的な表現
を使って、スムーズに読めるようにしてあげましょう。
エントリーシートは書類選考後もずっと残る
エントリーシートは、書類選考の時にだけ使われるのではありません。
その後の選考でも、エントリーシートは履歴書と一緒にずっと使われ続けます。
面接でエントリーシートの内容を聞かれることも多いです。
だから、本来、合格するような人がエントリーシートでミスをして落ちることがあります。
逆に、面接の苦手な人がエントリーシートを完璧に仕上げたことによって助かるケースもあるということです。
今日紹介したコツを意識して、相手に会いたい、読みたいと思わせるエントリーシートを書いてみましょう。