説明会やセミナー「キャンセル」の裏側と就活で気をつけるべきこと

就活生の皆さん、こんにちは。ビューティーツリーの辻堂です。

就職活動がいよいよ本格化してまいりました。ナビサイト主催の就活対策セミナーや、企業主催のインターンシップ、説明会など、イベントが盛り沢山だと思います。

就活の予定で、ほぼスケジュールが一杯になっている人もいるのではないでしょうか。予定が立て込んでいると、ついついダブルブッキングしてしまったり、急用で都合が悪くなってしまったり、体調が優れないなど、やむを得ずキャンセルしなければならないケースも出てくるかと思います。

今日は、就活にはよくある「キャンセル」について、人事側にはどのように見えているか、ご説明したいと思います。

人事はキャンセルした人を必ずチェックしている

最初に結論を言いますが、基本的に大多数の人事担当者は、学生のキャンセルの履歴は残しています。ドタキャンした人、無断キャンセル(ブッチ)した人、事前とはいえキャンセルを繰り返す人などを細かくチェックしています。

なお、事前にキャンセル連絡した場合でも、当日キャンセルした場合は、社会人的にはドタキャンの部類に入ります。また、1回のキャンセルならまだしも、何度もキャンセルを繰り返す人も当然チェックしています。

話は逸れますが、説明会やインターンシップで表情が暗かったり、メモを取っていなかったり、受付での態度がよくなかったり、説明会中にウトウトと寝てしまったりすると、それらも全て人事はチェックしています。

なぜ人事はドタキャンや無断キャンセルをチェックするのか

私が人事をしていた頃、ドタキャンや無断キャンセルした学生は必ずチェックをしていました。そして、その記録をリクナビやマイナビなどの学生データに残していました。また、私たちビューティーツリーでは、就職対策の一環として、オンラインイベントや勉強会を開催していますが、ドタキャンした人やブッチした人は全てデータで残しています。

なぜ、人事は記録しているのでしょうか。

それは、ドタキャンや無断キャンセルする人は、「約束を守らない人」と人事は考えているからです。仮に、あなたが採用面接官だとしたら、WEBとはいえ一度参加します(=予約)と宣言したにも関わらず、キャンセルする(=約束を守らない)人がいたら、採用したいと思いますか?

思わないですよね。

できることなら、約束を守る人を採用したい。だから、約束を守らない人が、説明会やインターンシップ、その後の選考に進むことがないように人事はチェックしています。一度でもドタキャンや無断キャンセルをしてしまったら、その企業とのご縁はほぼなくなった、と考えておきましょう。

ドタキャンやキャンセルが多い人には優良な情報が届かない

企業主催のセミナーのほか、私たちのような就職ナビサイトが主催するイベントやセミナーの場合はどうか。

私たちもドタキャンした履歴をしっかりと記録して、そのような人たちには、人数限定のイベントや、人気ブランドの非公開の募集情報など、優良な情報は配信していません。理由は簡単で、私たちを信頼して募集を依頼してくれている企業やブランドにご迷惑をおかけしたくないからです。また、人数限定のイベントなどは、約束をしっかり守ってくれる人に来てもらいたいので、配信対象から外します。

予約するなら必ず参加する覚悟で予約すること

コロナ前のような売り手市場なら、キャンセルしてもそこまで影響は少ないかもしれません。しかし、現在のような就職難の時代には、「信用」がすべてです。一度でも信用を損なってしまうと、選考はもちろん、ナビサイトからの優良な情報も届かなくなってしまい、就職活動はより一層厳しくなってしまいます。

予約するなら、必ず参加する覚悟で予約するようにしましょう。もし参加できるかどうかわからないなら、無理に予約しないで、余裕を持って行動するようにしましょう。そのほうが、結果的に信頼に繋がると思います。