
こんにちは。ビューティーツリーの編集部です。
今回は、パルファン・クリスチャン・ディオール・ジャポン株式会社で採用を担当されている野田様に、独占インタビューを実施しました。動画本編では「ディオールが美容部員(ビューティーコンサルタント)にどのような人材を求めているのか」「面接で実際に何を見られているのか」を、採用担当者ご本人の言葉で語っていただいています。
この記事では、動画の内容をただなぞるのではなく、そこから読み取れる「選考対策として何をすべきか」を編集部の視点で掘り下げて解説します。動画とあわせて読むことで、より実践的な準備につながるはずです。
美容部員は「販売員」ではなく「ブランドの体現者」
野田様はまず、ディオールにおける美容部員という職種について、次のように説明しています。
「私たちディオールのビューティーコンサルタントは、単なる販売員ではなく、ディオールというブランドの世界観や価値を継承していく重要な役割を担っています。」(野田様)
お客様に商品を売ることがゴールなのではなく、ブランドが持つ世界観や価値観を体現し、それをお客様に届ける役割を担っている、という点が強調されていました。
編集部として補足すると、この視点は志望動機を考えることにも直結します。「接客が好きだから」「化粧品が好きだから」という理由だけでは、この職種の本質を捉えた志望動機にはなりません。「ブランドの体現者として何を届けたいか」まで踏み込んで言語化できるかどうかが、他の応募者との差になります。
選考で見られている2つの資質|「熱意」と「接客・販売スキル」
選考で重視している点について、野田様は次のように話しています。
「最も重視しているのは『ディオールへの熱意』です。例えば、ディオールのイベント、ポップアップ、展覧会などに足を運び、ディオールに対して具体的にどんな想いを抱いたかを具体的に話をしていただけるとディオールへの熱意を感じると思います。」(野田様)
ここでのポイントは、「ディオールのイベントやポップアップに足を運んだ」という行動そのものも大切ですが、それだけではなく、実際に自分の足でブランドを体験し、そこで何を感じ、何を考えたかを、自分の言葉で具体的に語れるかどうかが重要です。
「ディオールが好きだから」といった抽象的な言葉だけでは熱意は伝わりません。実体験に基づいた、自分ならではのエピソードとして語れるかどうかが評価の分かれ目になっているということです。
これは付け焼き刃の準備では簡単に埋められない部分です。逆に言えば、好きという気持ちを実際の行動に移し、自分の目で見て、自分の言葉で語ることさえできれば、その熱意はきちんと相手に伝わります。
見落とされがちな観察ポイント|チームで働けるか
ディオールのビューティーコンサルタントというと、個性が際立つ、スペシャリストの集団のようなイメージをお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、野田様は面接の中で「チームで働けるかどうか」も重要な選考のポイントだと話しています。
「チームプレイヤーであるかどうかも非常に重要です。例えば、新宿伊勢丹コーナーに行くと、40人近いスタッフが働いているんですけれども、一つのコーナーが一つのチームなんですね。ですので、自分さえ良ければ…ということではチームは成り立たないので、私たちは面接を通じて、応募者がチームプレーヤーであるかどうかを学生時代の経験からお話をしていただいております。」(野田様)
ディオールの店舗は一人で完結する仕事ではなく、スタッフ同士で連携しながらお客様をおもてなしする現場です。「自分さえ良ければ」という姿勢ではチームは成り立たない、という野田様の言葉の通り、学生時代の部活動やアルバイト、サークル活動などを振り返り、自分自身の成長やこだわりを大切にしながらも、周囲とどう協力してきたかを意識しておくとよいでしょう。
「一人で頑張った経験」だけでなく、「チームの中で自分がどう関わり、貢献してきたか」を具体的なエピソードとして語れるように準備しておくことが、この観点への対策になります。

創業者の哲学が、今も評価軸になっている
ディオールの企業理念について、野田様はこう語っています。
「創業者ムッシュ・ディオールの『人を美しくするだけでなく、幸せにしたい』という想いを大切にしています。」(野田様)
この哲学は現在も採用方針に色濃く反映されており、美容の技術を提供するだけでなく、お客様の人生に寄り添い、幸せな体験を届けられる人材かどうかが評価軸の一つになっているとのことです。
自分自身のエピソードの中に、この理念と重なる経験(お客様や周囲の人を喜ばせた経験など)があると、志望動機に厚みが出ます。逆に、この哲学に触れずに「憧れのブランドだから」とだけ語ってしまうと、企業研究の浅さが伝わってしまうリスクもあります。

内定に近づくための準備|「調べる」より「体験する」
野田様は、就職活動における企業研究の重要性についても言及しています。
「昔も今も、就職活動で最も大切なのは『企業研究』だと思います。企業研究がしっかりできているかどうかは、面接で必ず伝わります。」(野田様)
ブランドの歴史や理念、商品ラインナップを表面的に知っているだけでなく、なぜそれが自分にとって魅力的なのかまで掘り下げて言語化できているかが、志望動機の説得力を左右します。そのための具体的な準備として、次のような体験型の準備がおすすめです。
- 実際に店舗に足を運び、接客を受けてみる
- ディオールが関わる展覧会やイベントに参加してみる
- 商品を実際に使ってみて、自分なりの言葉で感じたことを語れるようにしておく
「話を聞いた」「調べた」だけでなく、「自分で体験した」というエピソードは、面接の場で説得力を持って伝わります。
新卒採用への想い|ブランドのDNAを受け継ぐ人材を育てたい
最後に、新卒採用についての考えを伺いました。
「私たちが新卒採用を行うのは、ディオールのDNAを受け継ぐ人材を育てたいからです。そのDNAを育むためのトレーニングやチャンスを多くご用意しています。」(野田様)
経験がないことは前提としたうえで、素直に吸収し、成長していく姿勢そのものを大切にしているとのことでした。
編集部まとめ|この動画から読み取れる選考対策のポイント
野田様のインタビューを通して見えてきたのは、ディオールが単なるスキルや経験以上に「ブランドへの共感度」と「人としての姿勢」を重視しているということです。就活・転職活動の準備として、次の3点を意識してみてください。
- ディオールの歴史・理念・商品を、自分の言葉で語れるレベルまで調べる
- できる限り店舗や展示会などで実際にブランドを体験し、エピソードを持つ
- 「なぜディオールなのか」「なぜ自分なのか」を、創業者の哲学と結びつけて語れるようにしておく
より具体的な選考基準や面接での質問例、実際の面接体験談については、あわせてこちらの記事も参考にしてください。
▶ ディオール(Dior)の美容部員の選考対策|面接官に刺さる志望動機と内定の秘訣
また、実際にディオールの選考を受けた方の体験談や、現在募集中の求人情報もあわせてチェックしてみてください。
