エントリーシート攻略 人事ウケする自己PRの書き方を解説!

2023/03/19 公開

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Index

・人事が自己PRで最も聞きたいこと

・内定者の自己PRの事例紹介

・書類選考通過率を大幅UPさせる自己PRの書き方のまとめ

人事が自己PRで最も聞きたいこと

【スピーカー】 ・ビューティーツリー編集部 中村 --------- 中村:エントリーシートや面接で自己PRを書くにはコツがありますので、具体例を使って解説をします。 まず質問者側の意図として、「学生時代に最も力を入れて取り組んだこと」や、「長所」や「短所」、「つらい経験をどのように乗り越えたか」というような質問については、すべて同じことを聞き出そうとしています。 この3つの質問は、すべてその学生が「どのような経験をして、どのような考えを持って、どんな学びを得たか」という人柄を探る質問です。 例えば、長所を聞かれたときに「私の長所は忍耐力があることです」と答えただけでは、何の根拠もないので、ちょっとこの人は自己評価が高いだけの人かな?とい疑われてしまうこともあります。 納得してもらうには、必ず具体例を挙げることです。その具体例というのは、無理に高校時代までさかのぼって何かの大会に出場した経験を持ってくる必要はありません。 逆にエピソードが古すぎると、この数年間は何も学びがなかった人なのかな?というふうに思われてしまうこともあります。 現在の日常生活から探し出せるもので大丈夫です。

内定者の自己PRの事例紹介

中村:例えば、学校に通いながらアルバイトをしていた人が、自己PRとしてエントリーシートに書けるものにすると、こちらのようになります。 「学業とアルバイトの両立」がテーマです。ここでは、目標に向かって結果を出すために努力することができた、という事実を具体例をもって説明しています。 「ただの両立ではなく、優秀な成績を収めることと、生活費と学費を自分で工面するという二つの目標を立てました。実行するには想像以上に体力と忍耐力が必要で、10連勤は当たり前。試験期間中も働きました。勉強時間の確保は困難でしたが、授業中はとにかく集中し、授業の合間や電車の移動中と一分一秒の隙間時間を無駄にせず、試験勉強も乗り越えました。その結果、単位を落とすこともなく、学費の工面という目標を達成することができました。」 ここまでで自らのことを、「体力や忍耐力があります」と宣言せずとも、目標に向かって結果を出すためにこれだけの努力ができる人であること、体力と忍耐力がある人なんだな、というふうに思ってもらうだけの裏付けをすることができています。 この下については、上のエピソードの経験からどんなことを学んで考えたか、という続きになっています。 「ここまで頑張れたのは自分のためではなく、家族の役に立ちたいと常に思っていたからだと思います。会社というものも、お客様や社会のために働くものだと考えます。人は誰かの役に立ちたいと思うから頑張れるのだと身にしみて感じたこの経験が働く自信となっています。」 この部分は、エントリーシートで求められる文章量に応じて付け加えることもできますし、別の質問として、「あなたの強みをこの会社でどのように生かしますか」という質問で問われた時にも使える回答です。

書類選考通過率を大幅UPさせる自己PRの書き方のまとめ

中村:今回のテーマはアルバイトと学業を両立したというテーマでしたが、例えばアルバイトの目的が自分で海外旅行に行くためであった場合も、計画的に資金を稼ぐことでどんな苦労があったのか、人の力に頼らず、自分自身で目標を達成することで何を得たのか、また、アルバイトの目的が明確でなかったとしても作れるエピソードはあると思います。 例えば販売業であれば、商品を売るためにどんな工夫を凝らしたか。先輩や上司、後輩やお客様からどんなことを学んだか。 ぜひ、身近なエピソードから具体例を持って、あなたがどんな人であるか、自己PRを考えてみてください。

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