筆記試験・適性検査 筆記試験で出題率100%の四則演算を完璧にマスターしよう！

美容部員の筆記試験では必ず出題される四則演算

【スピーカー】 ・ビューティーツリー 編集部 中村 ---------- 中村：四則演算の四則とは、足し算引き算、掛け算、割り算のことで、算数の基本となるものです。 SPI試験では一番初めに問題として出題されることがありますので、忘れてしまった方はこの動画を見て思い出してください。 それでは、算数のルールを例題の解説と合わせて振り返っていきます。

【ルール１】たし算・ひき算よりかけ算・わり算を先に計算すること

中村：1つ目のルールは、たし算とひき算より、かけ算とわり算を先に計算します。 例題1では、わり算、かけ算、たし算、かけ算といった4つの計算が組み合わさっています。このときに、かけ算とわり算を優先して計算をするので、先頭の左側から見ていくと、まず初めにわり算が来ます。 これは優先順位が高いので、そのまま1番初めに計算をします。その後はかけ算です。これも優先順位が高いので、わり算に続いて2番目に計算します。 わり算とかけ算の優先度はどちらも同じなので、先頭にある方から計算をしていくので、1番、2番という順番です。 この後ろにたし算がありますが、後ろにあるかけ算の方が優先順位が高いので、一度こちらのたし算をおいておき、3番目に後ろのかけ算を計算しておきます。最後に2番目と3番目の答えをたし算して、④の答えを出します。 それでは計算していきます。 ①は54÷9=6となり、②は6×5=30となります。一旦、たし算はおいておき、③の3×7＝21。②30＋③21=51となり、答えです。

【ルール１の補足】（　）内の計算は最も優先順位が高い

中村：ここで注意したいのが、かけ算とわり算よりもさらに計算の優先度が高いカッコつきのものというのが存在します。 例題1と同じように見えるこの問題では、たし算の部分に（　）がついているので、（　）の中を1番初めに計算します。 その後に順番に計算をしていくので、例題1とは全く違った答えになるので注意してください。

【ルール②】分数の計算

中村：続いては、分数の計算です。分母が異なる分数のたし算、ひき算は最小公倍数を探して分母をそろえます。 こうした分母の異なるものでも、分母をそろえてしまえば、たし算やひき算をすることができます。その時、そろえる数字というのが最小公倍数です。 ※最小公倍数とは、それぞれの数を2倍、3倍、4倍、5倍...と増やしていったときに共通する一番小さな数のこと。 そのため、2と3と9の最小公倍数は、小さな数では最小公倍数に到達するまでに少し時間がかかってしまうので、この中で一番大きな数を2倍、3倍と増やしていったときに、そのほかの数字で割り切ることができれば、その数字は最小公倍数です。 分母を最小公倍数にそろえた後は、分子の計算も忘れずにする必要があります。2を18にするには、9をかけた数字になるので、分子にも9をかけて、27/18、3を18にするには6をかけますので、分子に6をかけて2×6=12、9を18にするには2をかけるので、5×2＝10、最後に49/18と計算することができます。

【ルール③】分数と少数が混ざった計算式

中村：続いて3つ目のルール、分数と少数が混ざった計算式の解き方をご紹介します。 分数と少数が混ざった式はどちらかにそろえます。1/3分のように少数だと割り切れないものが入っている場合は、分数でそろえます。 例題4の1/3+0.2では、1/3を少数に変えることはできないので、0.2の方を分数に変えて、1/3+1/5となります。 小数を分数に変えるやり方は、0.1のときを覚えておくとわかりやすいです。0.1は10個集まって1という数字になるので、分数で表すと1/10です。なので、0.2は2/10。分母も分子も2で割ることができるので、1/5となります。 ここから先は、先ほど説明した最小公倍数に分母をそろえるやり方です。5/15+3/15で答えが8/15となります。以上3つのルールを振り返りました。 早速、練習問題に取り組んでみてください。