人事インタビュー 【日本ロレアル】書類選考や面接で合格する人の特徴|人事インタビュー
2025/08/01 公開
421
Index
・Q1. 選考ではどのような点を見ていらっしゃいますか?
・Q2. エントリーシートや志望動機で大切なポイントは何ですか?
・Q3. ブランドの担当者が面接で見ているポイントを教えてください。
・Q.日本ロレアルを志望する学生には、どのような準備や姿勢を期待しますか?
Q1. 選考ではどのような点を見ていらっしゃいますか?
五十嵐様:まず見ているポイントは、応募者の方がご自身を客観的に見られているかどうかです。例えば、証明写真ひとつを取っても、見る人にどういう印象を与えるのかを考えられているか。また文章についても、自分本位ではなく、読む相手の立場を想像しながらきちんと書けているか、という点を見ています。 美容部員の仕事は、「お客様がどう感じているか」「お客様は何を求めているか」という視点が中心となります。コミュニケーションも、販売員が一方的に話すのではなく、まず相手の話をしっかり聞くことから始まります。だからこそ、“想像力”や“相手の目線”を持てるかどうかが重要です。 そういった意味で、物事を客観的に捉えられる能力は、美容部員として必要な力だと考えています。
Q2. エントリーシートや志望動機で大切なポイントは何ですか?
五十嵐様:すごく整ったきれいな文章というよりは、ご自身が実際に体験されたエピソード、その中で「自分の強みが美容部員としてこう活かせるんじゃないか」とつながる内容を、なるべく具体的に書いていただくのが良いと思います。なぜ自分がこの仕事、そしてこのブランドを選んだのか、ということも書いていただけると、とても良いですね。 例えば、「肌で悩んでいました。ロレアルの商品を使ったら良くなりました。」で終わるのではなく、「だから今度は自分が誰かのお客様にそれを伝えたい」「同じ悩みの人にも希望を届けたい」というところまで書けるかどうか、そこが大きな違いになると思います。
Q3. ブランドの担当者が面接で見ているポイントを教えてください。
五十嵐様:第一印象って本当に数秒で決まると言われますが、まさにその通りだと思っています。緊張される方がほとんどですが、緊張していても“自分らしさ”が伝われば、それがむしろ好印象になることもあります。 例えば「志望動機は?」と聞かれたときに、完璧すぎる文章——チャットGPTや教科書のような文章ではなく、自分の気持ちがきちんと込められているかどうかが大切です。 以前ランコムの面接で、黒のスーツではなく、ランコムをイメージした華やかなスーツで来られた方がいました。「素敵なスーツですね」と声をかけると、「ランコムはこういうブランドだと思っていて…」と語られたんです。その“自分の表現”がしっかり伝わり、実際に合格されました。そういう“自分らしさの表現”も大事だと思っています。
Q.日本ロレアルを志望する学生には、どのような準備や姿勢を期待しますか?
五十嵐様:意外と、美容部員という仕事の具体的なイメージを持たないまま面接に来られる方も多いんです。それが良い悪いということではないのですが、「実際の現場を見る・感じる」ということは未来の自分の姿を想像することにつながります。 ですので、志望ブランド以外でも構いません。いろいろな店舗に行って接客を受けてみて、ご自身がそこで接客する姿をイメージできるかどうか、ぜひ体感してみてほしいと思います。
この記事に関する企業
化粧品・ビューティー
日本ロレアル株式会社
shu uemura、PRADA BEAUTY、Aēsop、LANCOME、TAKAMI、Kiehls、Maison Margiela REPLICA Fragrances、YVES SAINT LAURENT
この記事を書いた人
株式会社ビューティーツリー
ビューティーツリー編集部
はじめまして。私たちは化粧品業界の人事経験者や人材業界のキャリアカウンセラー出身者のみで構成された、ビューティー業界の就職、転職を専門的にサポートする編集チームです。ビューティー業界を志望する学生や転職希望者の皆さんにとって、就職や転職に役立つ情報を発信してまいります。
Magaine
関連記事