【美容部員の就活】資生堂やディオール、ロレアルも導入する美容部員の自己PR動画を上手に撮るコツを徹底攻略!

20年卒の新卒採用から、資生堂とクリスチャンディオールがエントリーシート(ES)に自己PR動画を導入しました。

21年度からは、資生堂、ディオールに加えて、日本ロレアル、エキップ、オルビスなども導入しました。これまでのESはテキストが中心でしたが、今後は多くのブランドで自己PR動画を導入していくでしょう。

今回は、自己PR動画の選考を経験した先輩の事例をもとに、自己PR動画で気を付けるべきポイントについて、紹介します。
 
・【動画】ラグジュアリーブランド内定者の動画ES事例

・【動画】自己PR動画を上手に撮るコツ
 

企業が自己PR動画を導入する理由

なぜ、資生堂やディオールのような世界を代表する人気企業が自己PR動画を導入したのでしょうか。また、今後も自己PR動画が増えていくのでしょうか。その目的について、まずは考えていきたいと思います。

 

ESの目的

そもそも企業がESを導入する目的は2つあります。

1.会う人を絞る

ESは自己PRや志望動機、その他の設問を設けて、応募してくる学生に色々と書かせます。ESを書くのはそれなりに手間がかかるので、志望度がそこまで高くない学生はESを提出しません。

そうやって、企業はESを導入することで志望度が高くない学生を排除して、会う人を志望度の高い学生に絞ります。これがES導入の目的の1つ目です。

2.面接を効率的に行うため

面接では、10-20分という短い時間で学生の性格や能力を見極める必要があります。そのためには、学生の強みや力を入れたことに的を絞って質問することが効率的なため、ESでは自己PR(強み)や学生時代に頑張ったことなどを書かせる企業が多いです。

なぜESは動画化していくのか?

もともとESは紙の手書きが主流でしたが、WEBになったことで、学生側の負担が減って、ESの応募数が増加しました。その結果、採用担当者はたくさんのESを読まなければならなくなり、ESの効率化がずっと課題でした。

そんな中、通信インフラも発達して、ほとんどの学生がスマホを持っていることを踏まえて、昨年から自己PR動画を導入する企業が出てきたという流れです。

動画なら文章を読み込む必要はなく、30秒あればブランドにマッチするかどうかの判断がつくので、面接官にとって便利です。しかも、写真に比べて動画なら、応募者の表情、肌状態、服装、声のトーン、会話した時の印象などもわかるため、合否判断の質も上がります。だから、今後はより多くの企業が自己PR動画を導入すると思われます。

では、自己PR動画を作成する上では、どんなことを意識すればいいのでしょうか。

自己PR動画は話す中身よりも印象が大事

面接官に刺さる自己PR動画を作成するコツ

自己PR動画には時間指定があります。

ディオールは30秒、資生堂は60秒でした。たった30秒〜60秒では自己PRや志望動機を詳しく説明している暇はありません。つまり、動画を見る面接官には、あなたの印象しか残らないということです。

話す中身よりも、印象で決まってしまうということです。だから、自己PR動画では短い時間でどれだけ良い印象を与えることができるかが重要です。

自己PR動画では、自己PRや志望動機の中身はそこまで重要ではありませんので、どれだけ良い印象を残すことができるかを考えましょう。

これを踏まえて、自己PR動画を作成する上で意識してほしいポイントは、以下の3つです。

1.清潔感のある服装・メイクで姿勢を正して撮影する
2.明るい場所で撮影する
3.話す量とスピードを意識する

 

1.清潔感のある服装、ヘアメイクで姿勢を正す

自己PR動画では印象が大事だと言いました。美容部員に不可欠な要素とは「清潔感」です。どれだけ納得感のある志望動機を語ったとしても、清潔感がなければほとんどのブランドで採用されることはありません。

だから、髪は後ろにまとめて、メイクは丁寧にナチュラルな感じで、シワやヨレがない服装で撮影しましょう。撮影日には、肌の調子が良い日を選ぶといいでしょう。

 

2.明るい場所で撮影する

おわりに

資生堂やディオールで自己PR動画を通過した学生のほとんどは、天気の良い日を選んで撮影しています。仮に光が差し込む場所がない場合でも、とにかく部屋を明るくして、撮影するようにしましょう。

明るい部屋で撮影すると、当然動画も明るくなり、ポジティブな印象を与えますが、暗い部屋で撮影すると明るい性格の人も暗い印象になってしまうので、明るい場所で撮影するのを意識しましょう。

 

3.話す量とスピードを意識する

聞き手が聞きやすい文字量は、1分間で300文字と言われています。つまり、30秒なら150文字。これを目安に動画で話すスピードを意識しましょう。30秒なのに300文字の文章を話そうとすると、相当早口になり、相手にはせっかちで落ち着きのない印象を与えてしまいます。

逆に動画時間が1分なのに150文字の文字量しかないと、話すスピードはかなりゆっくりに感じられて、相手によってはスピード感に欠ける印象を与えてしまう可能性があります。

美容部員の自己PR動画対策まとめ

繰り返しになりますが、自己PR動画の選考通過のポイントは「印象が全て」ということです。

自己PR動画のテーマは「自己PR」や「志望動機」など様々ありますが、ここで重要なのは中身よりも印象です。上記でご紹介した3つのポイントを意識して、面接官に刺さる動画ESの作成に頑張ってください。

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この記事をかいた人

大学卒業後、大手人材会社パーソルキャリア入社。その後、@cosmeを運営するアイスタイルに入社、人事部、社長室、メディア事業部、子会社社長を経て、2018年に美容業界専門の新卒対策メディアを運営する「ビューティーツリー」を創業。