オンラインGD(グループディスカッション)突破のコツ|美容部員の就活対策

新型コロナにより、グループディスカッションも対面からオンラインに移行しています。

今回の記事では、オンライングループディスカッションを円滑に進めていくためのコツについて紹介していきます。

 

参加前の準備

 

・Wi-Fi環境は良い場所を確保する
・明るく、表情がハッキリ見せる
・名前を漢字フルネームで登録する

 

・Wi-Fi環境は良い場所を確保する

Wi-Fi環境が悪い場所でオンライン選考に参加すると、音声が途切れ途切れ、画質が悪い、カメラが作動しないなど、非常に不利な状況になります。

また、周囲もあなたの声を頑張って聞き取ろうとしてくれたり、Wi-Fiが改善するのを待ってくれたり、、、周囲のメンバーにも迷惑をかけてしまうことになるので、オンラインの選考は必ずWi-Fi環境の良い場所で参加するようにしましょう。

 

・明るく、表情がハッキリ見せる

オンライン面接やグループディスカッションで選考を突破している学生さんの多くは、部屋を明るくしたり、照明を使って表情をハッキリ見せるなど、画面越しの印象の重要性をしっかり認識しています。

簡単な照明などは100円ショップでも売っています。それを使うだけでも、印象はグッとよくなります。

・名前を漢字フルネームで登録すること

zoomなどのオンライン会議に参加したら、まずは自分の名前をチェックしましょう。たまにローマ字で登録されている方がいますので、その場合は、漢字フルネームに変更しましょう。

また、苗字と名前の間にはスペースを開けましょう。難しい漢字の苗字の方は、()でふりがなを入れて、周囲に配慮しましょう。

 

GDが始まったら役割を明確すること

一般的にグループディスカッションでは、議論するお題(テーマ)と制限時間が与えられます。また、ディスカション終了後には、チームで話し合った結果をまとめて発表することになります。

そのため、以下の役割に分かれてグループディスカションを進めていくと、比較的スムーズに議論を進めることができます。

 
・司会:議論を進めていく、意見をまとめる
・タイムキーパー:時間を管理する
・書記:議論の重要な点をメモしていく
 

ただし、これらは議論をスムーズに進めるための役割です。本来のGDのゴールは。チームでしっかり議論して、チームメンバーが納得する結論を出すことです。

だから、役割に囚われすぎないようにしましょう。特に書記は注意が必要です。メモすることに必死になって、発言するタイミングを逃したり、議論の発展に貢献できないと、いくら書記を頑張ったところで、良い結果には繋がりません。

大事なことはメモしながら、基本的には顔をしっかりあげて、他の役割と同様に積極的に議論に参加することが大事です。

 

抽象度の高いテーマでは「前提条件」の定義が重要

グループディスカッションでは、一般的に抽象度の高いテーマが設定されているケースが多いです。テーマが具体的すぎると、そのテーマに詳しい人が有利になってしまったり、発想の自由度が低くなってしまったりするからです。

ただし、抽象的なテーマのまま議論に入ると、自由度が高すぎて、意見が散らばり議論が深まらず、まとめることが難しくなります。

そのため、抽象度の高いテーマを議論する上で、とっても重要なことは「前提条件」を定義することです。

 

事例研究:POLAの21年度新卒採用のGDについて

POLA(ポーラ)の21年度新卒採用のGDのテーマを例に考えてみましょう。

<GDのテーマ>
・カウンセリングする上で聞くべきこととは?

この場合、メンバー全員がなんとなく「カウンセリング=スキンケア」と解釈して、「肌質」「普段使っているスキンケアアイテム」「生活習慣」といった意見が出てきます。

しかし、カウンセリングする対象のアイテムがスキンケアではなく、ポイントメイクだった場合は、聞くべきことは全く違ってきます。

また、お客様の年齢が20代と60代では、こちらも聞くべきことは変わってくる可能性があります。

つまり、このような抽象度の高いテーマでは、

 

「何のアイテムのカウンセリングなのか」
「どのようなお客様をカウンセリングするのか」

 

この2点について、前提条件をハッキリさせる必要があります。

「POLAさんは、スキンケアがメインの会社だからスキンケアのカウンセリングとして考えましょう。」

「POLAさんは、高級化粧品を扱っているから、お客様の年齢層は高めと想定して50代の女性と考えて議論しませんか?」

といった会話がGDの最初にできていると、全員の前提条件が揃った状態で議論がスタートできるので、議論がズレることも少なく、非常にスムーズに深めることができます。

 

地頭の良さをアピールするには「結論→理由」を話す

GDで地頭の良さをアピールするには、結論とその理由(根拠)の順番に話すようにしましょう。

多くの学生は、

 

「私は○○だと思います」

 

という、意見の発信だけで終わってしまいます。このケースでは「なぜそうなのか」の根拠が曖昧なため、納得感を得ることができません。

 

「私は○○だと思います。理由は、お客様の年齢層が50代ということで、50代の女性にもっとも多い悩みが乾燥だからです。

 

といった形で、意見とセットで根拠も話すようにしましょう。

 

まとめ

オンラインGDを突破するためには、まずオンラインの画面越しで自分が魅力的に見えるように準備をしっかり行いましょう。

また、GDの目的は「チームで議論を深めてメンバー全員が納得できる結論を出す」ことです。

チームの議論を円滑に進めるための手段として、「役割分担」と「前提条件の整理」が重要になります。

そして、考える力があることをアピールするためにも、「結論→理由」のセットで発言するようにしましょう。

この記事をかいた人

大学卒業後、大手人材会社パーソルキャリア入社。その後、@cosmeを運営するアイスタイルに入社、人事部、社長室、メディア事業部、子会社社長を経て、2018年に美容業界専門の新卒対策メディアを運営する「ビューティーツリー」を創業。