資生堂やディオールも導入!面接官の印象に残る動画ES(エントリーシート)を作るコツ

資生堂やディオールも導入!面接官の印象に残る動画ES(エントリーシート)を制作するコツ

こんにちは。ビューティーツリー編集長の辻堂です。

最近、美容部員志望の学生さんから「動画ES」の相談が急増しています。なぜなら、資生堂が2020年度のビューティーコンサルタントの新卒採用でESに動画を導入したからです。またコレクションブランドの「ディオール(Dior)も昨年のビューティストの新卒採用から、エントリー時に自己PRの動画提出が必須となっております。

これまではテキストベースだったESは、今後、一気に動画に変わっていくでしょう。「これまでのESと何か変えなければいけないの?」「動画ESで気を付けるべきポイントは?」このような悩みを持っている方も多いのではないでしょうか。

今回は、動画ESの対策について紹介します。

 

なぜ企業は動画ESを導入し始めたのか?

昨年から動画ESを開始したディオールに続き、今年は資生堂が導入しました。来年はもっと多くの企業が導入してくると思われます。

なぜ、企業はESに動画を導入するのでしょうか。まずはその目的について説明します。

 

■企業が動画ESを導入する目的

そもそも企業がESを導入する目的は、一般的に採用基準に満たない又はエントリーはしているけど志望度の高くない学生を落とすために実施しています。なぜなら、すべての学生と会うほど人事は時間がないからです。だから、ESを使って効率的な採用を行いたいと考えています。

20年前、ESはもともと手書きでした。手書きのESは、作成するのに相当な労力がかかります。だから、学生は志望度が高くなければ、よほどのことがない限り、ESを書きませんでした。結果的に、ESは志望度を測るツールとして機能していました。

しかし、最近はWEBのESが主流になったため、学生は簡単にコピペできるようになり、ES提出数は飛躍的に増えました。結果、企業の採用担当は膨大なESを読み込む必要が生じました。そうなると、とにかく時間がかかります。また、ネットで情報が出回るので、ESの中身も似てきてしまい、合否をつけるのが非常に難しくなりました。

そのような中、動画ESが出てきました。動画なら30秒~1分見れば、面接に近い感覚で簡単に合否が判断できます。また、ESの中身だけでなく、応募者の髪型、表情、センス、メイク、肌状態など、声のトーン、話す速さ、服装など、短い時間でたくさんの判断材料を入手できるため、精度も上がります。

つまり、選考時間を短縮する、選考判断の精度を高める、この2つのために動画ESを導入したと考えます。

では、今後、動画ESが主流になると、就活生にはどのような影響があるのでしょうか。

動画ESが主流になれば企業の負担が減って学生の負担が増える

ESが動画になることで、学生にはどのような影響があるでしょうか。

シンプルに言うと、選考が複雑化して、労力もかかるようになるでしょう。これまでWEB上のテキストのみで判断されていたものが、ビジュアルや音声、センスといった要素が新たに加わり、かつ動画作成・編集という作業が加わるからです。しかも、企業によって動画のテーマや時間が変わるたびに、毎回編集しなければならず、負荷はかなり大きくなります。

現在はまだ動画を導入している企業が少ないため、学生側の負担は大きくなっていないが、21年卒の就活では動画ESが増えてくることが予想されるため、エントリーする会社を絞り込む必要が出てくるでしょう。

面接官に刺さる動画ESを作成するコツ

企業採用担当者、学生双方に動画選考のノウハウがまだまだ蓄積されていないことを考えると、奇抜なことは狙わず、オーソドックスなやり方で取り組むのがベターだと考えます。それを踏まえて、動画ESの作成で気を付けるべきことは、以下3点です。

 

1.メッセージの中身にこだわる
2.一貫性を持たせる
3.メッセージが伝わるように仕上げる

 

1.メッセージの中身にこだわる

これは手書き、WEB、動画に関わらず、ESを通じて伝えるメッセージは徹底的にこだわるべきです。また、動画の時間は30秒~1分が目安になるかと思うので、どんなテーマでも伝えるべきメッセージは1~2つに絞りましょう。

例えば、「志望動機」というテーマであれば、まずはテキストで作成してみて、WEBのESでも確実に通過できるくらいに仕上げましょう。WEBのESを書くコツについては、以下の記事で紹介していますので、あとで読んでおいてください。

・会いたくなるエントリーシートや履歴書を書くコツ

 

2.一貫性を持たせる

動画の場合、伝えたいメッセージの中身に加えて、表情、服装、メイク、髪型、撮影場所、話すトーン、話す速度など、判断材料となる要素は多岐にわたります。どれだけ中身が完璧でも、それ以外の要素がバラバラだと、メッセージは分散されてしまい、的確に伝わりません。

だから、一貫性を持たせる必要があります。そのためにコンセプトを1つ決めましょう。

 

■具体的な事例

例えば、志望動機で伝えたいメッセージが『お客様だけでなく、お客様の周りにいる人も笑顔にできる美容部員になりたい』とします。そして、お客様の周囲にいる人=お客様の家族とした場合、家族を笑顔にするにはお客様が帰宅後も家族に伝えたくなるくらいの感動体験が必要になるので、コンセプトは『小さな感動体験』とします。

コンセプトが決まれば、『小さな感動体験』をイメージさせる動画を作成しましょう。

具体的には、あなたのお母さんにメイクをしてビフォーアフターでお母さんが喜ぶシーンを撮影します。小さな感動のシーンですね。そして、その姿を見た父が笑顔になる。これも小さな感動シーン。そして、動画の最初と最後にあなたの志望動機を音声とテロップを挿入すれば、あなたの志望動機は面接官にしっかりと伝わるでしょう。

資生堂のようなドメスティックブランドは世代を超えたつながりをアピールすることが重要なので、祖父母、母、父など世代を超えた人物に出演してもらうと評価は高まるでしょう。当然、動画内に資生堂の商品を小さく映しておくなど、面接官にも『小さな感動』を届けることが大事です。

コンセプトが決まればアイデアは次から次へと生まれてきますので、最初にコンセプトをしっかり決めましょう。

 

3.メッセージが伝わるように仕上げる

最後に動画で伝えたい内容をしっかり相手に伝わるように、情報量と話す速度を意識しましょう。

プレゼンでは聞き手にとって最も聞きやすい文字量は1分間に最適な300文字と言われています。つまり30秒なら150文字。文字量が分かれば、設定された時間でその文章を確実に読み終えることができるペースが、ベストな速度ということになります。

あまりに遅いとスピード感に欠ける印象を与えかねないし、メッセージを詰め込みすぎてペースがやたら早いと理解が追いつかない可能性がありますので、上記の時間と文字数を参考に読み手にとって心地よい動画を作成しましょう。

 

おわりに

ES添削と同様、動画のES添削を依頼されるケースが急増しています。動画ESは導入されてからまだ日も浅く、誰も正解を持っていません。だからこそ、友人や知人、第三者の意見を聞いて、よりよい動画に仕上げある必要があります。

動画を作成するのはなかなか時間がかかり、骨の折れる作業ですが、周囲の力をうまく使って、面接官に刺さる動画ESの作成に頑張ってください。

・動画ESの相談、添削、レビューはビューティーツリーのLINE@からお気軽にどうぞ

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この記事をかいた人

美容部員専門の就職転職対策サイト「ビューティーツリー」編集長/元日本化粧品検定顧問/戸板女子短期大学非常勤講師/インテリジェンス元営業/アイスタイルキャリア元社長