ピアス(カバーマーク・アクセーヌ)の美容部員の選考対策│面接官に刺さる志望動機と内定の秘訣

ピアス(カバーマーク・アクセーヌ)の美容部員の選考対策│面接官に刺さる志望動機と内定の秘訣

ピアスは1947年創業の化粧品メーカーです。

具体的には、デパートブランドの『カバーマーク』『アクセーヌ』。若い女性に高い人気を誇る「OPERA」「dejavu」を展開する『イミュ』。メイクアップやまつげエクステのサービスを提供するブランド『ケサランパサラン』。

そのほかアイブロウやエステティックを提供する施術サービスまで展開しており、化粧品メーカーの枠を超えた「美容」の総合企業です。

 

カバーマークは、アザ、傷痕、皮膚の変色を自然に隠す化粧品から誕生したブランドで、優れたファンデーションを開発・展開しています。

アクセーヌは、1970年代、化粧品によるアレルギーが多くの女性の肌に深刻な影響を及ぼし、化粧をするという行為そのものが危険視された時代背景に生まれたブランドです。化粧品のアレルギーを2度と繰り返さないための理論を皮膚科専門医とともに共同研究したブランドで、低刺激で高機能の優れたスキンケアを開発・展開しています。

 

ピアスの採用HP、新卒採用面接を受けた学生や転職者の体験談をもとに、ピアスの美容部員として働く魅力やピアスの求める人物像、ピアスの選考基準と内定の秘訣について考察していきます。

 

ピアス(カバーマーク・アクセーヌ)の美容部員として働く魅力

ピアス(カバーマーク・アクセーヌ)の美容部員として働く魅力

ピアス株式会社に新卒採用で入社すると、カバーマーク・アクセーヌ・パウダーパレットのいずれかのブランドで働くことになります。

すべてのブランドに共通する魅力に以下3つあります。

・会社の安定基盤がある
・強い製品力
・キャリアパスの範囲が広い

会社の安定基盤がある

ピアスの2018年度の売上高は680億円を超えており、化粧品業界の中でも上位です。それだけユーザーに支持されるブランドを持っていると言えます。

 

知っている人はあまりいませんが、実はピアスはグループ会社で不動産事業を展開しています。一般的に不動産事業は利益率の高い事業であり、健全な利益体質があるからこそ、化粧品事業でも積極的な商品開発や店舗展開ができるのでしょう。

強い製品力

ピアスのHPには、以下のメッセージが掲載されています。

やみくもに流行を追いかけて新製品を増やすのではなく、
徹底的に思考を重ねてつくり上げた「強い製品」しか世に出さない。

ピアスでは短期的な成功よりも、時間をかけて長く愛される強い製品を開発することが大事だと考えているようです。

 

カバーマークはファンデーション、アクセーヌはスキンケアで高機能の商品力を持っています。そのほか、セルフブランドでもファイバーウィッグで有名なイミュや、まつげに特化したブランドのケサランパサランも多くの女性に支持されています。

強い製品力があるからこそ、美容部員は自信を持ってお客様に商品を提案できるし、それが働く魅力になるでしょう。

キャリアパスの範囲が広い

ピアスは美容領域で様々な事業を行っていることをご存知ですか?

以下、ピアスグループが展開するサービスの一部です。

ブランド 内容
カバーマーク デパートブランド|ファンデーション
アクセーヌ デパートブランド|スキンケア
イミュ セルフ|まつげ、アイプチ、化粧水など
パラドゥ セルフ|コンビニコスメ
パビリオ テレビ通販専門|エイジングケア・メイクアップなど
オリリー 美容室専売|スキンケア
ラフォーレ エステ専売|スキンケア
パウダーパレット 百貨店ブランド|ブランド横断型店舗
セルレ アウトレット化粧品専門店
カージュラジャ エステサロン
インフェイシャス まつげ、眉、ナイルケアなど複合サロン
ケサランパサラン まつげサロン
アナスタシア 眉毛専門サロン
ビューズ 低価格な眉毛サロン

上記のほか、予防歯科製品や美容皮膚科向けの製品など、メディカル・健康分野にも展開しています。これだけ事業領域が広いと、美容部員として入社した後のキャリアパスもかなり広がります。

 

スキンケアブランドで入社して、メイクアップスキルを高めたいと思ったら、パウダーパレットやケサランパサランへのキャリアパスも可能でしょう。また、エステティックへの興味関心が高まったなら、カージュラジャへのキャリアパスもいいでしょう。

 

これらの3つが、ピアスの美容部員として働く魅力だと考えます。

ピアス(カバーマーク、アクセーヌ)が求める人物像

ピアス(カバーマーク、アクセーヌ)が求める人物像

冒頭で説明した通り、カバーマークはもともとアザ、傷痕、皮膚の変色を自然に隠す化粧品。アクセーヌは、アレルギーに悩む女性に向けた低刺激のスキンケア。

 

両者に共通することは、来店されるお客様は深い悩みを持っているということです。

 

そのため、両ブランドの美容部員には、お客様の悩みに寄り添い、一緒に解決することにやりがいや喜びを感じる人材が適していると考えられます。

化粧品が大好き、美容の知識やスキルを身につけたい・活かしたい、メイクアップがしたい…美容部員を目指す理由はさまざまあると思いますが、それ以上に人の悩みを解決するお手伝いがしたいという気持ちが重要です。

 

ピアスの求める人物像とは、人の悩みに向き合って解決することに喜びを感じる人材だと考えます。

ピアス(カバーマーク、アクセーヌ)の選考基準と内定の秘訣

評価項目 具体的な指標
利他の精神 お客様やチームメンバーなど、他人をよくしてあげようという優しい思いやりがあるか
第一印象 明るく、笑顔で、好感の持てる人材か。
誠実さ 自分を必要以上によく見せようとしていないか

 

ピアスのホームページには、求める人物像として、以下3つをあげています。

・おもてなしの心→利他の精神
・チームワーク→利他の精神、誠実さ
・前向きで明るい対応ができる→第一印象

 

利他の精神

恐らく、ピアスではこの『利他の精神』が最も重要な評価項目になるでしょう。

家族、親族、友人、知人…など誰かのために行動して、感謝されて、それが自分のやりがいや喜びになったエピソードを用意して、面接でしっかりとアピールしましょう。

 

第一印象

カバーマークには、10代~90代のお客様が来店するようです。これだけ幅広い年代のお客様が来店するとなると、誰もが好感を持つ万人ウケするタイプがベストでしょう。

派手過ぎず、地味すぎず、嫌味のない明るさと笑顔で面接に臨むことが大事です。逆に言えば、華やかさや派手さを求める人にはピアスはマッチしないかも知れません。

 

誠実さ

第一印象と重複しますが、幅広い年代のお客様に信頼してもらうためには、知識や技術だけでなく、誠実な人間性も不可欠です。

必要以上に自分をよく見せようとせず、等身大の自分をしっかりと見せることがアピールになります。

 

内定の秘訣は『利他の精神』

ピアスの美容部員には、『利他の精神』が最も必要です。誰かのために行動したエピソードを必ず用意して面接にのぞむようにしましょう。それが祖父母や親族など皆さんと年齢が離れた人とのエピソードであればあるほどベストです。

なぜなら世代を超えても愛されるあなたの人間性をアピールできるからです。

 

ピアス(カバーマーク、アクセーヌ)の面接を受けた学生の体験談

ピアス(カバーマーク、アクセーヌ)の面接を受けた学生の体験談

ピアスの選考を受けた学生や転職者の体験談より、ピアスの採用面接でよく聞かれる質問をまとめました。

■応募者に対する質問
・なぜ美容部員になろうと思ったのですか?
・美容部員になったら、あなたのどんな強みが生かせますか?
・チームの中でいつもあなたはどんな役割が多いですか?
・チームで何かをする時にあなたが大切にしていることは何ですか?

■ピアスの志望度を判断する質問
・ピアスグループの店舗に行ったことはありますか?どこですか?どう感じましたか?
・どのブランドで働いてみたいですか?それはなぜですか?
・もしピアスに入社したら、将来どうなりたいですか?
・何か質問はありますか?

一般的にオーソドックスな質問内容ですので、バッチリ対策をしてから面接にのぞみましょう。

 

ピアスの場合は、複数のブランド(カバーマーク、アクセーヌ、パウダーパレット)を一括して採用するため、3つのブランドうちどれを希望しているのか、ブランドの志望動機が聞かれます。

 

事前に3つのブランドについて調べて、店頭にも訪問して、「なぜそのブランドで働きたいのか」を具体的に語れるようにしておきましょう。

 

ピアスの新卒採用は、採用説明会終了後、グループディスカッションと面接が合わせて3回程度あります。
また、選考とは別に人事との面談があるようですので、疑問や不安なことがあれば、人事の方に質問してみましょう。

 

 

おわりに

おわりに

ピアスのブランドには専門性と機能性の高い商品が多く、深い悩みを持つお客様が来店されます。悩みが深いからこそ、解決したときはとても感謝されますし、それが美容部員のやりがいにつながるはずです。

 

誰かのために何かしてあげたい、悩みを持っている人を助けてあげたい、利他の精神を持つ人にはピアスの美容部員が向いていると思います。

 

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この記事をかいた人

大学卒業後、大手人材会社パーソルキャリア入社。その後、@cosmeを運営するアイスタイルに入社、人事部、社長室、メディア事業部、子会社社長を経て、2018年に美容業界専門の新卒対策メディアを運営する「ビューティーツリー」を創業。