ソフィーナは、1982年に花王が開発したスキンケアブランドで、ソフィーナのほか、プリマヴィスタ、オーブ(AUBE)を展開しています。
花王では、自社の研究員が年間3000人以上の肌と向き合い、肌のはたらきや機能を研究しています。店頭では美容部員が毎年100万人以上のお客様の肌解析を行っており、圧倒的な研究開発力とデータに基づいて優れた商品を開発しています。
ソフィーナの美容部員を採用・教育するソフィーナビューティカウンセリング株式会社は、毎年50名~100名程度の新卒社員を採用。
現在の社員数は2752名(2018年4月1日現在)となっており、ソフィーナブランド専門の化粧品販売会社です。
ソフィーナビューティカウンセリング株式会社の新卒採用HPや過去受験者の体験談などから、ソフィーナの求める人材像や選考のポイント、面接官に刺さるであろう志望動機について、考察していきます。
ソフィーナの美容部員として働く魅力
ソフィーナビューティカウンセリング株式会社の採用HPには、以下のようなキーメッセージが掲げられています。
ここで大事なのは、化粧品が人を美しくするのではなく、人が人を美しくするという考え方です。
つまり、化粧品は美しくなるきっかけの一つでしかなく『美容部員の接客がすべて』と考えているのでしょう。
また、以下のようなエピソードが続いています。
「メイクを教えてください」と緊張した表情でご来店された就職活動中のお客様は、今では立派な社会人として、メイクに、仕事に、日々磨きをかけているようです。ソフィーナビューティカウンセリングのビューティアドバイザーは、彼女たち一人ひとりが、お客様一人ひとりとまっすぐ向き合い、心と心を通い合わせることで、お客様の外見だけでなく、内面まで、健やかに美しくするお手伝いを目指しています。
化粧品を通じてお客様の人生が前向きに変わっていくためのサポートをすることがソフィーナの美容部員の役割であり、そこに喜びに感じる人材を求めていることが分かります。
最後に、以下のメッセージがつづられています。
ソフィーナでは、美容部員の接客がすべてと考えているので、当然、美容部員がモチベーション高く仕事ができるよう、環境整備を徹底しているということです。
以上をまとめると、
これがソフィーナで働く魅力です。
ソフィーナの求める人物像
ソフィーナで働く魅力で書きましたが、大前提として、
がソフィーナの美容部員に共通して求められることでしょう。
そして、採用HPには以下のようなコメントがあります。
つまり、技術や商品は使い方次第で効果は大きく変わるから、ソフィーナの美容部員は化粧品の効果を最大化するためのプロとしての幅広い知識を持つ必要があると言っています。
また、お客様の生活環境や心理状態によって、最適なアドバイスは変わってくるので、心の機微まで察知できる洞察力とコミュニケーション力が大事だということです。
以上をまとめると、、
・プロとして知識や技術を学ぶ主体性がある
・相手の気持ちや心の変化を読み取る洞察力とコミュニケーション力がある
これがソフィーナの求める人物像です。
ソフィーナの選考基準と内定の秘訣
ソフィーナの求める人物像をもとに選考基準は以下の3つと考えます。
評価項目 | 具体的な指標 |
---|---|
コミュニケーション力 | 表情は明るく、好感の持てる人物かどうか |
主体性 | 主体的に学んだり、物事に取り組んできたか |
他者への興味関心 | 他社に興味関心を持ち、他社を喜ばせたり感謝された体験があるか。 |
コミュニケーション力
相手の話に興味を持って聴くことができるか、相手が何を言いたいのか意図を理解する力です。
コミュニケーション力は、面接での会話を通じて有無を評価されます。
だから、面接では面接官が何を聞きたいのか、しっかり考えながら回答するように心がけましょう。
主体性
ソフィーナではプロとしての知識や技術を身につける必要があるので、受け身ではなく、主体的に取り組み学ぶ姿勢があるかどうか評価します。
ゼミやバイト、部活動などを通じて、自分から働きかけたり、主体的に行動したエピソードを見つけて、主体性をアピールしましょう。
他者への興味関心
ソフィーナでは、お客様の人生が前向きに変わっていくことに喜びややりがいを感じる人を求めていますので、他者に興味を持って積極的に関わり、喜ばれたり感謝された経験があるかどうかを判断します。
過去に人に感謝されたり喜んでもらった経験があれば、積極的にアピールしましょう。
また、集団面接やグループワークでは、他者の話をしっかり聞いているかどうかも評価対象になることがあるので、他者の話は意識して聞いておきましょう。
ソフィーナの内定の秘訣
ソフィーナは、化粧品以上に美容部員の存在に価値を置いています。
また、その価値とは、
にあると言っています。
つまり、面接では他者に感謝されたり喜んでもらったりするために発揮する『あなたの強み』をアピールすることが大事です。
例えば
・私はお客様に明るい気持ちになってもらうために『必ず気持ちの良い挨拶をする』ことを意識しています。
・家族や親せきの誕生日には『必ず手書きのメッセージを送る』ようにしています。
というように、あなたが他者に喜んでもらうために『取り組んでいること』を、あなたの強みとしてアピールしましょう。
ソフィーナを受けた学生の体験談
【選考形式】
・形式:集団面接
・時間:30分くらい
・学生:6人
・面接官:2人
・服装:スーツ
【面接の雰囲気】
・男性と女性の2人
・面接官はおふたりとも優しい方でとても話しやすかったです。
【質問内容】
・志望理由
・学生時代のアルバイトについて
・学生時代に頑張ったこと(エントリーシートをもとに質問される)
・逆質問
・他社の選考状況
【ポイント】
・緊張しましたが、笑顔で自分なりに落ち着いて伝えるようにしました。
・他の人が話しているときは聞く姿勢やうなづきをすることを大切にしました。
ソフィーナの面接では、志望動機やガクチカなど質問内容は一般的です。落ち着いて、『ソフィーナの選考基準と内定の秘訣』で書いたことをもとに、他者への興味関心とあなたの強みをアピールしましょう。
また、ソフィーナでは1次は集団面接なので、他者への興味関心をアピールするためにも、ほかの学生が話している時は、意識して聞くようにしましょう。(おおげさすぎるリアクションは必要ないので、普通にうなずく程度で反応するといいでしょう。)
【選考形式】
・形式:個人面接
・時間:20分
・学生:1人
・面接官:2人
・服装:スーツ
【面接の雰囲気】
・男性と女性の2名
・終始とても話しやすい雰囲気でした
【質問内容】
・自己紹介と志望動機
・学生時代に頑張ったこと
・アルバイトについて
・アレルギーなどの肌荒れはないか
・休みが土日じゃないけど大丈夫か
・社会人になったらどんなことを大切にしたいか
【ポイント】
・2次面接ではとにかく御社に入りたいという気持ちを伝えるようにしました。
・上手に伝わったかどうかわかりませんが、とにかく笑顔で話すように心がけました。
2次選考は個人面接で、志望度のアピールが重要になりそうです。
志望動機としては、人の人生に長く寄り添う仕事がしたい、そのための環境がソフィーナには整っていることを自分の言葉でしっかり伝えて志望度をアピールしましょう。
おわりに
ソフィーナは、他者を喜ばせることに自分の強みを発揮して、他者に感謝されることにやりがいを感じる人材を求めています。
もし、皆さんも人に感謝されることに喜びを感じて、そのために努力ができるなら、ソフィーナの美容部員はとても向いているでしょう。
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